みなさんは、greenz.jpのキャッチフレーズを知っていますか?「ほしい未来は、つくろう」です。greenz.jpでは、そんなほしい未来をつくるソーシャルデザイナーを紹介しています。
彼ら/彼女らの中には、自分が抱く社会への疑問や「あったらいいな」を実現するマイプロジェクトとして活動をはじめた人が少なくありません。
グリーンズの学校では、そんなマイプロジェクトを自分もはじめたい人のために「マイプロジェクト&じぶんごとクラス」を用意しました。あなたも自分のほしい未来をつくるマイプロジェクトをはじめませんか?
原っぱ大学 塚越さんの「マイプロジェクト&じぶんごとクラス」がはじまります! この動画は、冬に撮影されたFIELDWORKの様子です(音声なし)。
目標はマイプロジェクトをはじめること
はじめまして、このクラスのファシリテーターを担当するgreenz.jpシニアライターの新井です。グリーンズの学校からは、これまで多くのマイプロジェクトが誕生してきました。
グリーンズの学校 卒業生 岩田拓真さんがはじめた「a.school」
▶高校生によるマイプロジェクトも次々と誕生!学びの場から復興リーダーを育てる「コラボ・スクール大槌臨学舎」(金森俊一さん)
▶立川の「子ども未来センター」で働くstudio-L落合祥子さんに聞く「”市民活動コーディネーター”ってどんな仕事?」
▶目指すのは“友だち経済”。リノベーションしながら暮らし方を更新するアズノタダフミさんの「メヂカラハウス」
勤め先で取り組む人から自分の仕事にできた人まで、グリーンズの学校を卒業後、マイプロジェクトをはじめた人はたくさんいます。今回、このクラスのメンターを担当する、原っぱ大学の塚越暁さんもその一人。
「マイプロジェクト&じぶんごとクラス」では、そんな塚越さんの経験とアドバイスに背中を押してもらいながら、卒業後、みんなが自分のマイプロジェクトをはじめるために学びます。
素朴な動機で生まれた塚越さんのマイプロジェクト
当時、塚越さんが通った「マイプロジェクト&じぶんごと学科」2期の募集ページ
ぼくと塚越さんは、グリーンズの学校の前身「green school Tokyo」の「マイプロジェクト&じぶんごと学科」第2期で知り合いました。当時、塚越さんは下記の案内文を読んで、この学校に通うことを決めました。
グリーンズではマイプロジェクトをこう考えています。
ジブン発信のプロジェクト=「マイプロジェクト」。
別の言い方をすれば、”誰かが頼んだわけでもないのに、自分で思い立って始めたプロジェクト”。
「マイプロジェクトが仕事だ!」という方もいらっしゃるでしょうし、敢えて仕事と切り離してできる範囲で行なっている方もいらっしゃるかと思います。またそのテーマも、世界の貧困のことや地域のまちづくり、ケータリングユニットでも育児でも、始めた本人がジブンらしく輝く瞬間がそこにあるなら何でもOK。
そういった自分のキモチにウソをつかないプロジェクトほど、始まりは”自分ゴト”としてちょうどいいサイズでありながら、いつのまにか共感とともに広がってムーヴメントになっていくのかもしれません。
マイプロジェクトを始める人がどんどん増えれば増えるほど、日本は明るく元気になる。そんなことを、ちょっと本気で考えています。
実際、塚越さんは会社勤めの傍ら、green school Tokyoに通ってマイプロジェクトを計画しました。
塚越さんのマイプロジェクト誕生秘話はgreenz.jpでも紹介
当時、塚越さんはある疑問を感じていました。それは二児の父として、山や海で子どもと一緒になって遊んでいる時「自分のほうが楽しんでいるのではないか?」というピュアな感覚でもありました。
塚越さん 小さい頃の感覚がよみがえってくる喜び、日常の凝り固まった頭がほぐれる感じ。五感が総動員されていく感覚。そして、かたわらでは目を輝かせて遊んでいる我が子。なんて楽しいんだろう、なんて素敵な時間なんだろうと思いました。(記事より)
そんな素朴な気づきをきっかけに、green school Tokyoで計画したマイプロジェクトが、原っぱ大学の前身「子ども原っぱ大学」でした。
子ども原っぱ大学スタート当時のウェブサイト。ウェブサイト制作ができなくても用意できるテンプレートではじめた
子ども原っぱ大学では、子どもと大人が一緒になって遊ぶイベントを実施しました。
段ボールでまちをつくる「秘密基地づくり学科」望遠鏡をつくる&夜空を見上げる「星空マイスター学科」塩ビ菅で水鉄砲をつくる&合戦する「水鉄砲ウォーズ学科」など、のちに原っぱ大学の主力コンテンツになる人気イベントばかりです。
「水鉄砲ウォーズ学科」は今でも大事な企画。原っぱ大学のHOMEWORKではご家庭で水鉄砲をつくる(こちらは教材動画。音声あり)
そんな子ども原っぱ大学も、最初はできることからスタートしました。一人じゃ無理だから友人たちと退社後にファミレスで集まって企画を考えたり、イベントの実施事例がなかったからイメージイラストを描いて記事をつくり、Facebookに投稿したり。
当時、塚越さんが描いたイメージイラスト。みんなでつくる秘密基地をクレヨンで表現し、ウェブサイトの記事にした
はじめて実施したイベントの秘密基地づくり学科をfacebookで告知した時、塚越さんはドキドキを隠せなかったと言います。
塚越さん そのときの僕は、会社で経営企画をしていて、facebookでつながっている会社の同僚たちに、マイプロジェクトを公開するのが怖かったんです。「あいつどうしたんだ?」って思われるんじゃないかと。自分の中にあった大事なものを差し出すから、否定されるのが怖かったんですね。(記事より)
2012年4月3日、塚越さんがfacebookに投稿した告知
そんなドキドキから勇気を振り絞って公開した投稿に、塚越さんの友人たちから共感の声が寄せられて、イベント参加者がたくさん集まりました。
塚越さん 自分の根っこにあるものを差し出して、いいねと言ってくれたことに、すごく励まされました。しかも、自分たちがゼロからつくった場に対して、人が喜んでお金を払ってくれて、うれしそうに帰っていく。
儲けはほとんどないけど、ぐるっとお金が動いて参加した人が喜んでくれているということが、とてもうれしかったんです。(記事より)
こうして誕生した子ども原っぱ大学は、2015年に原っぱ大学に生まれ変わり、今では塚越さんの本業になっています。
原っぱ大学のFIELDWORK。塚越さん自身が楽しんで働いている
「マイプロジェクト&じぶんごとクラス」のカリキュラムは、そんな塚越さんがマイプロジェクトを計画・実施した経験を元に組み立てました。クラスでは実際にどんなことをして子ども原っぱ大学が完成したのかも教えてもらえます。
とはいえ決して、塚越さんの真似をすればマイプロジェクトができる、とは言いません。なぜなら、あなたのほしい未来はあなた自身にしかわからないからです。
だからこそ、自分の意思で一歩踏み出すことが大事。一緒にマイプロジェクトをはじめましょう!
当クラスについて
日時
第1回 6/1 (水) 19:15 ~ 21:45
第2回 6/8 (水) 19:15 ~ 21:45 ※
第3回 6/15 (水) 19:15 ~ 21:45
第4回 6/26 (日) 11:00 ~ 16:00 フィールドワーク@逗子 ※
第5回 7/6 (水) 19:15 ~ 21:45
第6回 7/13 (水) 19:15 ~ 21:45 ※
第7回 7/20 (水) 19:15 ~ 21:45 ※
※の回に塚越さんが参加します。
※フィールドワークでは、現地集合、現地解散となり、交通費等は受講料に含まれておりません。あらかじめ、ご了承ください。
スタッフ
◎メンター
1978年神奈川県逗子市生まれ。10歳男子・7歳女子の2児の父。2002年より株式会社リクルートで編集、ECサイト運営、経営企画に携わる。2011年秋、グリーンズ主催のスクールgreen school Tokyoをきっかけに2012年4月立ち上げたマイプロジェクトを3年がかりで事業化。現在は逗子の山中のフィールドを中心に親子がホンキで遊ぶ機会を提供することを仕事にしている。http://harappa-daigaku.jp/
塚越さんのコメント
「お金のことは二の次でいい。とにかく自分の心が震えること、ワクワクすることを形にしてみよう」これは僕が参加した「マイプロ学科」で言われ続けたこと。そして、今も大切にしていること。自分が本当にワクワクすること、心震えることはそれがどんなに滑稽に見えても、共感してくれる人が必ずいます。このスクールがそんな、あなたらしいワクワクが止まらないマイプロジェクトが生まれるきっかけになったらと思います!
◎ファシリテーター
1983年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒、フリーライター。2011年「マイプロジェクト&じぶんごと学科 第2期」を受講、塚越さん含む3名と「子ども原っぱ大学」(現・原っぱ大学)の立ち上げに関わる。
会場
グリーンズのオフィス(東京都渋谷区神宮前2-19-5 アズマビル1階)
銀座線外苑前駅 3番出口より徒歩6分 / JR原宿駅 竹下通り口より徒歩8分
参加費
一般¥42,000
クラス委員割¥36,000
学生割¥36,000
遠方割¥30,000
※クラス委員/学生/遠方割はそれぞれ先着2名まで。クラス委員割の対象は「会場準備、講義記録などスタッフのお手伝いをしていただける方」、遠方割の対象は「現在、関東4都県(東京/神奈川/千葉/埼玉)以外にお住まいの方」です。
定員
12名
※最低開講人数は6名。申し込みは先着順です。開講の決定は初回授業の1週間前までにご連絡いたします。
申し込み方法
ピンク色の「申し込む」ボタンをクリックして、お申し込み後、決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。
※キャンセルについて
決済後〜開講1週間前までは全額返金、開講まで1週間以降のキャンセルは返金なしとなりますのでご了承ください。
※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。
※確認・開講のご案内メールが、迷惑メールに振分けられてしまうケースが多発しています。 迷惑メールフォルダをご確認いただくか、または greenzjp[at]gmail.com、school[at]greenz.jpからメールを受け取れるよう、受信設定をお願いいたします。
申し込み締切
5月25日(水)22:00
※定員に達し次第、受付を停止します。お早めにお申込み下さい。
カリキュラム
第1回「オリエンテーション:マイプロジェクト&じぶんごとってなんだろう?」
マイプロジェクトってなんだろう? 自分の言葉で話し、ほしい未来を見つける一歩を踏み出します。
第2回「レクチャー:塚越さんごととあなたごと」(※)
塚越さんが子ども原っぱ大学を立ち上げた経緯から、マイプロジェクトをはじめる方法を考えます。
第3回「ストーリーテリング:ルーツを振り返る」
マイプロジェクトのヒントは自分の経験にあります。他人の目を気にしないで、自分が体験してきたことを振り返ります。
第4回「フィールドワーク@逗子」(※)
塚越さんの活動エリアを訪れて、みんなでマイプロジェクトの原石を語り合います。
第5回「プランニング:嫌いなことに目を向ける」
マイプロジェクトをすると、どんな未来が訪れるのか。自分が嫌だと思うことをあえて考えて、ほしい未来を具体的にします。
第6回「ブラッシュアップ:マイプロジェクト&じぶんごとを企画する」(※)
第5回までに考えていたことをベースにマイプロジェクトを計画します。卒業後、マイプロジェクトをはじめるための準備をします。
第7回「プレゼンテーション:マイプロジェクト&じぶんごとを発表」(※)
みんなのマイプロジェクトを共有します。応援しあって、マイプロジェクトの実施を目指します。
※の回に塚越さんが参加します。