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生産者の思いを、カタログギフトにのせて届けよう。地域貢献型ギフトを手がける「地元カンパニー」がセールス担当を募集中 #仲間募集

こちらの募集のグリーンズジョブでのエントリー期間は2022年8月31日(水)〜2022年9月28日(水)までとなります。
募集要項は記事末をご覧ください。

グリーンズジョブではストーリー記事での求人紹介だけでなく、おすすめの活動の仲間募集を「この指とまれ!」の温度感でご紹介しています。

今回紹介するのは、地域のつくり手を応援する地域貢献型カタログギフト「地元のギフト」をつくる「株式会社地元カンパニー」です。

「地元のギフト」とは、全国各地の産品がラインナップされ、その地域ならではの産品や旬の生鮮品を選ぶことができるカタログギフト。商品ごとにつくり手を取材し、つくり手の想いや地域の魅力をストーリーとして掲載しているのが特徴です。

「当社のギフトを偶然にも受け取った方が、ギフトを通じて、故郷から野菜や果物が届いたときの温かく満たされるような気持ちを感じ、明日も頑張ろうと前を向く機会になれば…」と営業班マネージャーの渡邉真貴(わたなべ・まき)さんは言います。

そんな地元の力が満ち溢れる社会の実現を、ギフトを贈ることをきっかけに加速したいと考え、「地元のギフト」のセールス担当者を募集中です。どんな仕事なのか、渡邉さんに伺いました。

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何をしているか

「地元カンパニー」のオフィスは長野県上田市にあります。
上田駅までは、東京駅から新幹線で約90分。映画『サマーウォーズ』や大河ドラマ『真田丸』の舞台としても有名なまちですが、もともと代表の児玉光史(こだま・みつし)さんが上田市出身であることから、市内にオフィスを構えたそう。

事業のはじまりも、児玉さん自身が結婚式の引き物として、友人知人が関わる商品を集めたカタログギフトをつくり、それが好評で「地元のギフト」という商品が生まれたとか。(詳しく知りたい方は「地元カンパニー」のnoteをご覧ください)

長野県版からスタートし、現在は47都道府県に広がっています。さらに被災地の商品を集めた「復興支援のギフト」や、コロナの打撃を受けたつくり手の商品を集めた「みんなで乗り切るギフト」、SDGsの課題に真摯に向き合うつくり手の商品を集めた「SDGsのギフト」なども開発・販売しています。

カタログギフトというと引き出物や香典返しというイメージがありますが、「地元のギフト」の場合、個人利用は2割ほど。8割以上は、法人需要が占めていると言います。

たとえばシールを集めて応募する景品や、何かに契約した際にもらえる特典など、主にキャンペーンとして使われることが多いですね。また社内での福利厚生や、コロナで親睦会ができない代わりに社員へ贈られることもあります。

お話を伺った渡邉真貴さん

商品は食べ物が中心で、「北海道のギフト」なら十勝若牛のカレーや網走ビール、富良野のメロンなど。「四国のギフト」なら愛媛のみかんゼリー、鳴門金時の芋焼酎、小豆島の醤油など。その地域ならではの品々が集まっています。

背景にある思い

「地元のギフト」の特徴は、商品だけでなく、つくり手の思いや背景も紹介されているところ。ギフトを受け取った方はこうしたストーリーに触れたり選んだ商品を受け取ることで、故郷やその地域に思いを馳せたり、未来への活力を補充したりする機会を受け取ることができます。

私たちはそれを、“地元エナジー”と表現しています。
“地元エナジー”は定義された言葉ではないのですが、みなさんそれぞれ連想するものがあるのかと思います。

私にとっては、おばあちゃんの漬物を食べると子どものときにタイムスリップするような感覚になって、おばあちゃんの家の畳の匂いとか、みんなで集まっていた情景を思い出したり、そういうのも“地元エナジー”の一つかな、と思います。

いま、地元を感じる瞬間がないような人にも、「地元のギフト」を通じて“地元エナジー”を届けられたらいいなと思っています。

こんな仲間、この指とまれ!

現在、そんな思いを実現すべく、「地元のギフト」のセールス担当者を募集しています。

セールスは現在7人。主に「地元のギフト」を利用したい法人から問い合わせをいただいて相談を受け、提案し、受注を担っていく、というのが大きな流れです。ただ受注をするだけでなく、オンラインで商談を挟むことで、よりよい商品を提案できるようにしているそう。

仕事をするうえでは、「会社としてどう考えていこうか?」と案を求められることが多いと言います。

「どうしたい?」「どう考える?」と、真髄から出てくるような、自分なりの答えを出して、そこから方向性を見つけていくことが多いですね。

今年初めて新卒採用を受け入れたんですけど、1年目の社員も同じように常に問いを投げかけられるので、最初は大変だと思いますが強くなるだろうなと感じています。

この「どう考える?」を発言することは、会社の特色にも影響しているようです。

地元カンパニーは自分の考えを不確定ながらも口に出す人が多いです。

それは、自分の考えを出すことが許されている、よしとされている、自分が自分であることを認められているということ。

だから相手の考えも大事にするし、どう考えているのか問われる。年齢やキャリアなど関係なく、何かやろうと思ったときに弊害なくできると感じています。

実際に、やりたいと思ったことが形になる、という事例を教えてくれました。

「SDGsのギフト」はお客様の声から生まれたギフトなんです。「こういうのがあったらいいな」という意見をいただいて、チーム内でどうやったら実現できるか話し合って、関係各所に相談したりして、ようやく形になりました。

今もまさに若手メンバー主導で進んでいる取り組みもあります。

カタログの形式は、箱型、封筒型といくつかありますが、その中の一つ、コードタイプ(デジタルギフト)の推進です。「ここを強化したいです!」と声をあげ、顧客からヒアリングしたり、どう改善・強化したら良いのか奮闘していますね。

そうやって、できることはすぐやる、という文化はありますね。やってから考えることが推奨されているので、とりあえずやってみて、ダメだったらブラッシュアップしよう、と。

決まっていないこと、曖昧なことが多いので、そのたびに判断を迫られるのは大変ですが、やりがいでもありますね。

現在、社員は30名ほど。20代〜30代前半と若い世代が多く、マネージャーは渡邉さんのように子育て層が多いと言います。

私はいま16時までの時短勤務ですが、途中で帰ることに「すみません」という雰囲気はなく、ほかの社員も定時の18時になるとサーっと帰ります。残業禁止なんですよ。なので、限られた時間でどれだけパフォーマンスを上げるかが大事ですね。

そうなると、忙しくてピリピリした雰囲気なのでは…? と思いきや、昼休みにはみんなでバレーボールをしたり、モルック(木製の棒を投げるゲーム)をしたり、冬はダルマストーブの上でいろいろ炙ったりと、和気あいあいとしている様子。

とはいえ強制力はないので、やりたい人だけで集まり、無理に付き合わなくていい気楽さもあるとか。

残業禁止のため、定時の18時をすぎると一斉に帰宅するみなさん。

退勤後は近くの温泉に行く人もいるそうで、長野ならではのお楽しみを満喫できそうです。

オフィスは上田市内にありますが、近隣の小諸市や東御市から通っている人もいますし、移住してきた人も多いので、移住の相談にものってもらいやすいですよ。

いつかは地元に帰ろうと思っている人や、地元がない人でも、“地元エナジー”に未来を見てくれる人に来てもらえたらと思います。

なぜ私がこの活動を応援するのか

インタビュー冒頭、渡邉さんは「変な会社だな〜と思ったので入社しました」と話していたのですが、実は正直なところ、私もずっと「変な会社だな〜」と思っていました。

社長が東京の露店でアスパラを売っていたり、昼休みにみんなでバレーボールをしていたり、渋谷で創業したはずが上田の山奥に移転したり…。(現在のオフィスは上田市の市街地にあります)

なんとなく楽しそうな雰囲気は伝わっていましたが、渡邉さんのお話を聞いて、のびのびと、無理なく、過ごしたいように過ごせているからだと感じました。

そしてただ「楽しい」だけでなく、“地元エナジー”を受け取る人を増やそうと、それぞれができることを、やりたいことを、どんどん形にしていく。

渡邉さんも話していましたが、決まっていないことや曖昧なことが多いなかで、自分はどうしたいか? を考えながら仕事を進めることは、大変だと思います。でも、「それが面白い!やりがいがある!」と立ち向かえる人は、地元カンパニーに合っていると思います。

自分なら、どんなふうに“地元エナジー”を広めていけるだろう?
想像が膨らんだ方はぜひ、応募を検討してみてください。

ちなみに、セールス以外にも、システムエンジニアと経理担当者も募集中です。
システムエンジニアはプログラミング経験あれば実務経験問わず、もちろん経験者も歓迎とのこと。経理担当者は決算リーダーを担う予定です。詳しくはこちらを!