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電気はいりません。必要なのは、バケツふたつとトイレのスッポンだけ。洗濯機のつくり方

2016年8月11日に公開した記事を再編集してお届けします!

まだまだ猛暑日が続きますね。エアコンや扇風機が欠かせないという方が、きっと多いのではないでしょうか。

その一方で、電気代を節約したいという人にとっては、我慢大会のようになってしまう時期。それに、この気温では汗が止まらず、洗濯物が増えて困るのも夏の厄介なところですね。

今回はそんな電気代をついつい使ってしまいがちな季節に一役買いそうな、人力洗濯機のつくり方を見つけました! なんと洗濯するときに一切電気を必要としないだけでなく、予算10ドル(約1400円)でつくれてしまうというのです!

この洗濯機をつくるために必要となる道具はこちら!
・バケツ(2つ)
・ラバーカップ(すっぽん)
・ドリル(穴を開ける際に必要です)

まず、バケツをふたつ用意して、片方のバケツは側面や底に穴をたくさん開けます。

次に、穴の開いたバケツをもう一方のバケツの内側に重ねます。すると、さながら洗濯機のドラムのような構造に。あとはバケツのフタを用意して、中心に穴を開けたら、そこにラバーカップの持ち手の部分を通します。

ちなみに、ラバーカップの先端のゴムの部分にもいくつか穴を開けておくと、服が吸着しなくなるため、水が飛び散りにくいそうです。

これでひとまずは洗濯機の完成です! それでは、実際にこの洗濯機を使ってみましょう。

まず、バケツの中に洗濯物と水、そして洗剤を入れます。

そして、フタを取り付けたらラバーカップを上下に動かします。

すると、バケツの中でジャバジャバと、洋服が動き回され、洗濯できます。やがて洗濯が終われば、あとは内側のバケツを取り出せば、開いた穴から水が出ていくんです。

水が残っている場合は、穴の空いていないバケツを内側に重ねて押し込むと水を絞り出せるそう。フタを閉じてバケツの上に座ってしまうのも良いかも!

いかがでしょう? これぞ、費用を最低限に抑え、地球にもサイフにも優しい最高の洗濯ではないでしょうか?
 

こちらの動画では、実際にバケツ式洗濯機を製作している模様が紹介されています。

この動画を見て、さっそく実践した人も多いようで、

キャンプに持っていくと役立ちそうだね。

実際につくってみて、ひとつ気をつけてほしいのが、バケツにドリルで開けた穴の部分は鋭くなっていることがあるから薄い素材の衣類だと切れてしまうかもしれないから気をつけて!

手で洗った方が早い気がする。

など多くのコメントが届いています。

持続可能な生活を実践したい人や電気代を節約したい人はもちろん、洗濯機の置き場所がない人にとっても神器なのではと思ってしまう、このDIY洗濯機。

未だ電気が通っていない発展途上国に住む人々やホームレス状態にある人々、さらに自然災害が発生したときに、この洗濯機のアイデアがもたらされれば、衛生的な生活の実現にも役立ちそうです。

実際の洗濯に関しては人力なので、夏場では汗をかいて余計に洗濯物が増えてしまう予感もしますが、まず自分の手で生活をつくりだすきっかけになりそうで僕はワクワクさせられます。

このバケツ式洗濯機は、他にもいろいろなサイトでつくり方が説明されているので、安価ですし、まずは試しに真似してみませんか?

[via treehugger, lifehucker, before it’s news, survivopedia, dirtydiaperlaundry, wikihow]

(Text: 米津琢磨)
(編集: スズキコウタ)