「コンポスト」という言葉から、どんなことを想像しますか?
生ゴミを土に埋めて、堆肥化させる循環を実践している方もいるかもしれません。自宅のベランダでもできる商品が発売されたりと、身近に感じる機会が多くなった気がします。
greenz.jpでも、「人間もコンポストできる! 自然界の循環を活用して約30日間で土に還る。新しい葬儀の選択肢「堆肥葬」って?」や、「水に流すから、土に活かすへ。ドイツ発、都会でもキャンプ先でも、簡単に循環を体感できる携帯トイレ「Kildwick composting toilet」といった記事が多くの読者に読まれるようになりました。
生ゴミに限らず、「排せつ物」から「人間の身体そのもの」まで、無限大の可能性を秘めているコンポスト。自然界と人間の暮らしがうまく循環した持続可能なつながりを実感できるからこそ注目されているようです。
そんななか、実は、世界中では個性豊かなコンポストトイレがたくさん生まれています。
なにか手軽さと洗練さが加わったコンポストトイレって、できないの? そう思ってSNSを覗いていたら、お手軽なもの、個性的なデザインのもの、さまざまなアイデアをSNSで持ち寄られていることに気づきました! そこで私たちは、「くさそう」「使いにくそう」「面倒くさい」を覆してくれる、グリーンズおすすめのコンポストトイレを寄せ集め、こうして記事をつくることに。それでは、ひとつひとつ紹介していきましょう!
雑誌に載っていそうなおしゃれトイレ
まずは、一目見ただけではコンポストトイレと想像できないような、おしゃれなアイデアからご紹介。トイレだと感じさせないデザイン。まわりの小物づかいもとってもおしゃれ!
窓の外に広がる景色をみて、自然とのつながりを感じられるトイレ
白とナチュラルウッドの色合い、そして窓の外の景色にも癒されそう。こちらもおしゃれな雑誌に取り上げられても、不思議ではないですね!
[via Pinterest, tinyliving]
シンプルに仕上げた、コンポストDIYに最適そうなトイレ
次は、必要最低限の設備だけど、シンプルさが際立つアイデア。
あえて飾りすぎていない装飾を見ると、自宅にあるものを活用してつくることができそう!
[via Pinterest, Cabin Dweller’s Textbook]
裏庭に置いておける、コンパクトで簡単につくれそうなトイレ
これくらいのサイズなら、裏庭に置いておけるかも?「おがくずを2カップ」との説明書きも親切。
緊張してしまいそう…ド派手なトイレ
トイレの領域を飛び越えて、個性が大爆発したアイデアです! 落ち着けないだろうけど、人生で一度は使ってみたいかも。
[via Pinterest]
いい味が出ている、原始的なトイレ
あえて飾ることはせず、あえて昔ながらの雰囲気を醸し出しているアイデアです。 台所のような佇まい。案内されたら「ここでもいいの?」と思ってしまいそう。
これは上級者用!? サバイバル感満載のトイレ
どことなく感じるサバイバル感。なるべく夜には使いたくないかも。
[via Pinterest, sphotos-h.ak.fbcdn.net]
いかがでしたか?
自宅トイレの参考にしたくなるようなおしゃれなものから、目を疑うようなものまで、アイデア次第で可能性が広がるコンポストトイレ。水洗トイレと比べると、においや使い勝手は劣るかもしれませんが、好きなようにDIYできるのが魅力ではないでしょうか。
食べ物が消化されて、生まれ変わった堆肥から食べ物ができるという循環をいかして、なんと江戸時代の日本では排せつ物でできた堆肥を肥料として使っていたそう。コンポストトイレを使ってみることで、ふだん感じることが少ない自然界との循環を感じることができるかもしれません。
[via Pinterest]
(Text: 中鶴果林)
(編集: スズキコウタ)