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おしゃれの力で社会とつながる方法って? ナバホの装飾品とともに世界正義を。「Bioneers」エシカルファッションスナップ③

エシカルとは、英語で“倫理的な”、”道徳的に正しい“という意味。そしてエシカルなファッションとは、地球環境、労働状況、社会問題に配慮した装いのことです。

…え、それって具体的にどういうもののこと?

例えば
1. フェアトレードなどの生産者の賃金や労働環境を守る製品
2. 有毒農薬や化学薬品を使用しない環境に優しいオーガニック・コットンなどの素材を用いた製品
3. リサイクルやエネルギー問題に取り組む製品
などが含まれます。

とはいえ、かつてエシカルな世界とは真逆な生活を送り、毎シーズントレンド服を買いまくっていたワタクシ、土居彩。実際のイメージがよくつかめません。そこで地球や人に優しいオシャレのコツを探るべく、「Bioneers」参加者からエシカルファッションとは一体なにぞ? と学んで参りました。

土居彩
編集者、ライター。株式会社マガジンハウスに14年間勤務し、anan編集部、Hanako編集部で編集者として、広告部ではファッション誌Ginzaのマーケティング&広告営業を勤める。幸福心理学を学ぶために退職し、幼児用絵本から英語学習を開始。現在はカリフォルニア大学バークレー校心理学部BSI研究室で丁稚見習い中。
退職後の波乱万丈な毎日をリアルに綴ったananweb連載:『会社を辞めて、こうなった
Twitterアカウント: @AyaDoi1

ちなみに、取材時に私が着用していた「DOCKERS」のシャツは、「ドネーション・ボックス」でゲットしたもの。「ドネーション・ボックス」とは、不要になった衣類や小物などを寄付・共有し合うため、地域に設置された箱のこと。私も寄付したり、使わせてもらったりと活用中。焦げ染みがあった胸ポケットを取り、さらにお気に入りのデザインにチェンジ!

シリーズ第3回目の今回は、アメリカ先住民・スー族の最も偉大な戦士・呪術師とされた、シッティング・ブルの末裔であるマテンさんなどが登場です!

01.
クリスタルと物々交換で帽子をGET。

パンドラ・サダランドさん
(クリスタルショップオーナー)

「持続可能な生活を目指すコミュニティで生活しているんだけど、そこで暮らすみんなと来たの」というパンドラさん。

「ドレスはスリフトストアで10ドルもしなかったわ。お気に入りのキャップは、水晶と物々交換したの。世の中には物があふれているから欲しいものはなるべくリサイクルかトレードで手に入れてる」。コスメはナチュラル嗜好で、「髪の毛が絡まりやすいんだけど、絡まりもスタイルに活かすの。セットには、海水でつくったスプレーを使っているわ」。

北米を中心に発掘したクリスタルを販売するショップのオーナー、パンドラさん。「私にとって、石の力で心身を浄化することも装いのひとつで大切なこと」。

02.
ナバホの装飾品とともに社会正義を。

マテン・ストライクス・ファースト
(環境活動家、ユース・アクティビスト)

アメリカ先住民・スー族の最も偉大な戦士・呪術師とされた、シッティング・ブル末裔のマテンさん。

アメリカ先住民居住地「Standing Rock(スタンディング・ロック)」のすぐ近く、ノースダコタ州とイリノイ州を結ぶ石油パイプライン「Dakota Access Pipeline(ダコタ・アクセス・パイプライン)」の建設をめぐり、水源と聖地の保護を訴えている。

「“We rise, for water, for life”(水、そして生活のために立ち上がる)という曲を書きおろし、歌っています」。活動の一環で「Bioneers」には父、伯父と3人で来た。

イヤリングを身につけるのは「肉体は受け渡したとしても、精神はそうではない」という意志を表しているという。貝のイヤリングの場合は、「話を聞く準備はできている」という意味だとか。

03.
ファッションは
心と体をつなぐもの。

シータ・スターチャイルドさん
(社会正義活動家、詩人、映像作家)

「CozyBones Farmというパーマカルチャー農園の創設を手伝ったんだけど、その関係でBioneersのチケットをプレゼントされたの」とシータさん。参加は今回初めてだという。

インパクト大の虎柄プリントレギンスを履いていた理由は「タイガーは、私と深い関係にある動物・スピリットアニマルなの。個性的?(笑) でもファッションにおけるエシカルって、自分の本音とつながるということじゃないかしら。だって個性を大切にすることが健康的で幸せな心と体との関係を導いていくと思うから」。

守護動物だというタイガープリントのレギンスは、リサイクル素材製。お守り代わりにクリスタルを持ち歩き、「若い世代の社会正義活動家として働く自分を守ってくれるようにと願いを込めているのよ」。

04.
母から譲り受けた、
部族の手刺繍スカート。

ステファニー・マクドナルドさん(パーマカルチャー教育者)

鮮やかなブルーのスカートに柔らかいピンクのストールというコーディネート配色がステキなステファニーさんの着こなし。

若手活動家の広場で「とうもろこしや小麦、大豆など、遺伝子組み換えをしていないNon-GMOの原種を使って曼荼羅アートを描くプレゼンテーションをしているの」と、「Bioneers」に参加したのは今年で2回目。

「種はとても神聖なもの。私たちの食べ物であり、体のもとになる命。安全な種を守ることはとても大切なことだと思います」と訴える。

アメリカ先住民のマヤ族、グアテマラ・キチェン族出身のステファニーさん。「部族伝統のスカートは母から譲り受けました。ファッションとは、文化的アイデンティティを継承するもの」。

今回エシカルファッションスナップ@Bioneersにて、総勢11名のみなさんにご協力していただいたワケですが、ファッションとは単なる体の表面を覆う装いではなく、自己表現。何を手に取り、何を身につけるのかということは、その人の生き方そのものなのだと教わりました。

そこで、まず自分がどんな人間でありたいか、どのように周りの人たちや環境と関わっていきたいのか。
それを知ることがおしゃれへの第一歩なのかもしれません。

いつか洋服と自分自身が重なるような素敵な装いができますように…。

(写真: Hiromi Bower Ui)

– INFORMATION –

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