なんといっても10月は、編集長の菜央さんと僕が2週間以上のカリフォルニア出張へ出掛けたことが強烈な思い出です。毎日記事を発信し続けているgreenz.jp。その編集面のツートップが2週間も不在にするということを理解してくれたメンバーには、感謝しかありません。
カリフォルニアでは、「Bioneers」というカンファレンスに参加した他、Tokyo Urban Permacultureのソーヤー海さんと鈴木栄里さんが厳選した現地のアクティビストを訪ねたり、パーマカルチャーの拠点を視察して過ごしました。
そんなわけで現地では多くのインプットがありましたが、僕には
「自分を大事にできない人は、他人を大事にできないよ」
「何をするかも大事だけど、どういう自分でいたいかを考えてみよう」というメッセージが、今も響いています。
(1/12には、現地での体験をシェアしつつ、「アクティビズム(社会活動)って何だろう?」をテーマにしたgreen drinks Tokyoを開催します。ぜひ新年会として遊びに来てください!)
そんな10月の人気記事を振り返っていきましょう!
1番人気の記事
「タルマーリー」は“パン屋”じゃなくなった? 渡邉夫婦が移転の先に見つけた、あえて仕事と暮らしのバランスをとらない生き方。 by 諸岡若葉さん
2008年、千葉県いすみ市にて、渡邉格(イタル)さん・麻里子(マリ)さんが夫婦で営む小さなパン屋として始まった、「タルマーリー」。
現代のパンづくりでは当たり前に使われるイースト菌ではなく、あえて扱いが難しい天然酵母だけを使い、小麦粉も既製品を仕入れるだけでなく、農家から仕入れた小麦粒を自家製粉する、一見遠回りなパンづくりをしています。
2011年には、自分たちのパンづくりにより力を入れようと、岡山県・勝山に移転。古民家を自分たちの手で改修し、昔ながらの方法で麹菌を空気中から採取する独自のパンづくりを確立させます。
便利さを優先させるのでなく、自然に住む菌の声を聴いてつくる「タルマーリー」のパンは、私たちの“当たり前の経済”に対しても問いを投げかけてきました。
2015年には鳥取県智頭町に移転し、カフェの運営・ビールの醸造にも取り組んでいます。挑戦し続ける経営者であり、2人の子どもを持つ親でもある渡邉夫婦は、二度の移転という転機を経てどんな生き方を選んできたのでしょうか。(⇒ 続きを読む)
2番人気の記事
枠からはみ出したら楽に生きられた。独学でプロになり、世界中どこでも仕事をつくる“野良”デザイナー・市角壮玄さんインタビュー by 杉本恭子さん
みなさんは、自分の肩書きや職業をどんな言葉で表現していますか?
会社員、自営業、フリーター、あるいは企業名と職種名を掛け合わせる人もいるかもしれません。でも、改めて考えてみると、自分を説明するにはひとつの肩書きでは充分ではなく、「肩書き」の枠からはみ出してしまうものではないでしょうか。
今回、インタビューさせていただいた「hoxaigraphics」の市角壮玄さんの肩書きは「デザイナー」。ですが、他にも「占い師」「寿司職人」としても活動するなど、のびのびと肩書きの枠からはみ出し続けています。
誰に教わることなく、すべて独学でデザインを身につけてきた“野良デザイナー”を自認する市角さんが、どんなふうに枠からはみ出していったのか、インタビューで伺いました。(⇒ 続きを読む)
3番人気の記事
人口約1,520人の小さな山村なのに最先端!「西粟倉村」が地域の自立に向けてまちぐるみで森林事業を進めているのはなぜか? by 高橋真樹さん
西粟倉村といえば、これまでグリーンズでは、バイオマスの取り組みをすすめる井筒耕平さんの話を中心に何度か紹介されてきました。今回は、その井筒さんに加え、地域資源である森林とエネルギーを活かして地域づくりに挑む、西粟倉村のキーパーソンにお話を伺っています。
人口約1,520人の小さな山村で、地域の自立に向けてまちぐるみで事業が進んでいるのはなぜか? その秘訣を聞いてきました!(⇒ 続きを読む)
2016年10月の編集長・鈴木菜央のお気に入り記事
バリ島が社会起業家たちの楽園になっている! 先進的な方法で事業を興す人びとを訪ねる、“大人のスタディツアー”に参加してきました! by 上田洋平さん
菜央 視野が広がる旅日記、もっと読みたい!
出かける前のやりとりなど、ほんとに度に一緒に行っている感覚になれて、その後の出来事がより鮮やかになる。世界は広い。いろんなあり方、考え方に触れられて、とても面白かった。
世界中に、持続可能な世界に向けてポジティブな一歩を踏み出した人たちがたくさんいるんだなーと勇気をもらえました。
(⇒ 記事を読む)
みなさんのお気に入りはありましたか?
11月編もどうぞお楽しみに!
– INFORMATION –
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