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これからのメディアの使命は、人を中心とした知のネットワークづくり。「De Correspondent」・「greenz.jp」編集長対談(後編)

「ジャーナリズムを再定義する」というビジョンを掲げ、ジャーナリストと読者が協働してつくり上げる新しい報道スタイルを確立したオランダの新興メディア「De Correspondent(デ・コレスポンデント)」。

前回の記事では、その設立趣旨や経緯と共に、読者体験を第一にしたユニークなデザインや、読者が専門性を活かして”貢献”することでジャーナリストと共に共通のテーマを掘り下げる報道スタイルなどを紹介しました。

後編となる今回は、コレスポンデントの発起人であるロブ・ワインベルグさんヘラルド・ドュニンクさんと、「greenz.jp」の編集長・鈴木菜央との対談をお届けします。

オランダで瞬く間に注目を浴び、総額1億3,000万円もの支援を集めたクラウドファンディング、その成功の背景には、どのようなニーズや社会課題があったのか。一人ひとりのジャーナリストや読者が自分ごととしてテーマを追求できるコミュニティづくりの秘訣とは。コレスポンデントが描くこれからのジャーナリズムの未来。余すことなく語っていただきました。
 

ロブ・ワインベルグ(Rob Wijnberg)
1982年生まれ。『デ・コレスポンデント』の設立者であり編集長。オランダ全国紙である専門的経済紙『NRC Handelsblad』の朝刊「nrc.next」の編集長時代に、若い高学歴層を狙った戦略により購読者を80,000人獲得し、ヨーロッパで最も成功した新しい新聞の記録をつくった。

ヘラルド・ドュニンク(Harald Dunnink)
1981年生まれ。『デ・コレスポンデント』の共同設立者。ハイエンドでインタラクティブなプロジェクトを手がけることで知られるデジタル・クリエイティブ・エージェンシー『Momkai』の設立者でありクリエイティブ・ディレクター。

鈴木菜央
NPOグリーンズ代表/greenz.jp編集長 76年生まれ。月刊ソトコトを経て06年「ほしい未来は、つくろう」をテーマにしたWebマガジン「greenz.jp」創刊。千葉県いすみ市に家族4人で35㎡のタイニーハウス(車輪付き)に住む。著作に『「ほしい未来」は自分の手でつくる』。

コレスポンデントが求められたのはなぜ?
ニュース報道が本来満たすべきニーズとは

菜央 今日はよろしくお願いします。オランダでいま一番ホットなメディアとして、コレスポンデントの噂は日本にも伝わってきていました。今日こうして直接お話しができる日を楽しみにしていました。

ロブさん こちらこそ今日はよろしくお願いします。「greenz.jp」の資料もとても興味深く拝見しました。時間はたっぷりありますので、ぜひ色々とお話しましょう。

菜央 まずはコレスポンデント立ち上げの時期についての質問です。

立ち上げ資金を集めるためのクラウドファンディングでは、わずか8日間で1億3000万円もの支援が集まるという驚異的な成果でしたね。プロジェクトがこれほど多くの人に支持されたのは、いったいなぜだったのでしょう?

ロブさん 答えはシンプルで、人々がそれを渇望していたからです。そして、これまでのメディアは、人々の望みに応えられていなかったということです。
 

ロブさん 世の中のほとんどの人は、知的好奇心が旺盛であり、世の中への興味関心も強い人であるはずなのです。自分たちの身の回りで何が起こっているかを理解したいし、できることなら何か行動して変化を起こしたいと思っています。

ですが、これまでのニュース産業はどうでしょう。ほとんどは商業的で表層的な情報をセンセーショナルに流すことに終始し、物事を理解したいという、人々の当たり前で根源的なニーズと真逆の方向へ進んでいきました。

菜央 なるほど。人々の元々のニーズを既存のメディアが満たしてこなかったのが問題だったと。そこに真っ向から応えていこうというのが、コレスポンデントのビジョンだったわけですね。

ロブさん また、私たちのプロジェクトは、志あるジャーナリストたちに対して、新しい挑戦の機会を創出しようとするものでもありました。

私はこれまで、知人のジャーナリストたちから、「今の職場で求められている仕事に、自分は満足できない」という声を何度も聞いてきていました。既存のニュース産業の現場は、自分が重要だと思うテーマを追求するにはあまりにも慌ただしすぎるんです。

菜央 速報性や話題性が重要視される環境は、メディアの受け手だけでなく、発信する側のジャーナリストにとってもジレンマをもたらしていたんですね。

ロブさん これまでのニュース報道はまるでファストフードのようですよね。塩や砂糖をたっぷり使って刺激的な味付けにしているからついつい食べ続けてしまう。ですが、そこに自分の血肉となるような栄養はほとんど入っていません。しばらくするとどんなニュースを観たかも忘れてしまうし、またすぐ同じように刺激的な話題を求めてしまうのです。

菜央 ニュースをファストフードにたとえると…確かにその通りですね。

ロブさん ですが実際、ファストなニュースは注目を集めやすい。そしてほとんどのメディアはスポンサーの広告料によって運営されているから、視聴率や購読者数を稼ぐために刺激的な話題を発信し続けざるを得ないのが現実です。

こうした負のサイクルを断つために、コレスポンデントは企業広告を一切廃したモデルを取りました。また、ジャーナリストたちに対しても執筆本数などのノルマを課すことはなく、それぞれの専門性や関心にもとづいて、じっくりと1つのテーマを掘り下げて書いてもらうようにしています。

菜央 読者の知的好奇心に応えられるような質の高い記事をつくっていくには、大元のビジネスモデルやジャーナリストの働き方から変えていく必要があったのですね。

ジャーナリズムのあり方を変えるには、記者と読者の関係性からデザインし直さなければならない

菜央 人々の本来的な知的好奇心に応えるメディアを実現する手段として、コレスポンデントではデザインの力を非常に重視しているように思います。ヘラルドさんにとって、コレスポンデントのデザインはどのような挑戦だったのでしょう。

ヘラルドさん ジャーナリズムの分野でのデザインは今回が初めてでした。というのも、私はいつも、自分にとって未知の分野の仕事に取り組むようにしているからです。初めてだからこそ、先入観を持たずにその分野と向き合い、あるべき論からデザインを再定義することができるのです。

今回も、立ち上げの当初からロブとの議論を重ね、ジャーナリズムのあるべき姿を体現するためのデザインを模索していきました。
 

菜央 なるほど。僕も元々のバックグラウンドはデザインなんです。そこからグリーンズを立ち上げてメディアの領域に入っていったので、その感覚は分かる気がします。

ヘラルドさん たとえば、「ウェブメディア全盛の現代では、人はもう長文記事を読もうとしない」などと言われますが、ほとんどのウェブメディアは大量の広告バナーに画像、ハイパーリンクで埋め尽くされていて、そもそもが読者の注意集中を妨げるようにデザインされているんですね。

デザインは、人の動きを規定します。広告収入を最大化させるという目的に立てば、読者にいかに多くリンクをクリックさせ、サイトを彷徨わせるかというデザインになります。私たちが取る道はそうではない。ただ記事コンテンツだけが読者の注意関心を獲得できるよう、読者が記事の内容そのものに集中できる誌面デザインをつくっていきました。

菜央 関連記事のハイパーリンクをサイドバーに集約したり、折りたたみ式で補足情報をチェックできる「インフォカード」などの洗練されたデザインは、そうした問題意識から生まれたんですね。
 
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ハイパーリンクは本文から排除し、記事の右端に集約。読者がリンク先を読むかどうかを判断しやすくするため、短い概要説明が添えられています

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記事を理解する上での背景知識を簡単に確認できる「インフォカード」

ヘラルドさん デザインしたのは記事の読まれ方だけではありません。ジャーナリズムにおいて、記者と読者がどういう関係にあり、それぞれがどんな役割を担うべきかということも再定義していきました。

コレスポンデントでは、ジャーナリストは記事を執筆するだけでなく、読者に対して「問いを投げかける」役割を担っています。また、問いを受けた読者は、専門性を持った”コントリビューター”として、実名・肩書きを明らかにして議論に貢献することが求められるのです。

ここに集まっているのは様々な分野のプロフェッショナルであり、だからこそ深く本質的な議論をすることができるのだという認識と文化を浸透させていくこと、それがサービス全体をデザインしていく上で重要なポイントでした。
 
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読者は、実名・肩書付きの”コントリビューター”として議論に貢献。記事の発し手も受け手も共にプロフェッショナルとして議論を深めていくという文化づくりも、デザインの重要な役割。

菜央 それは大事な視点ですね。「greenz.jp」の場合は、読者が記事を読んだ後のアクションを促すような情報提供を意識している点で異なりますが、読者を単なる情報の受け手としてではなく、主体的なプレイヤーとして捉える点では共通しています。

ロブさん 最初に、読者は自分の身の回りのことを知りたいのだと言いましたが、それ以前に「自分が何を知りたいのかを知りたい」というニーズもあるのです。

ジャーナリストとの双方向のやり取りを続けるなかで、読者一人ひとりが、自分は何を重視し、何に最も関心があるのかを見出していく。またジャーナリストも、コメントの中から読者の関心の幅や大小を見極め、次の記事で重点的に掘り下げるポイントを定めていく。これは極めて民主主義的なプロセスです。

これまでのメディアにも記事にコメント欄を設けることは珍しくありませんでしたが、その多くは双方向のコミュニケーションに至らず、記者も読者もお互いに言いっ放しという状態に留まっていました。コレスポンデントでは、ジャーナリストが”カンバセーションリーダー”としての役割を担うことで、読者との深く双方向的な議論を実現することができるのです。

「ムーブメントを一緒につくる」という感覚が、読者の誇りと帰属意識を育む

菜央 これまで、コレスポンデントのビジョンやそれを体現するためのデザインについて話していただきました。ですが、クラウドファンディング実施時点では、これらはまだまだアイデア段階に留まっていたと聞きます。

具体的なサービスや機能が完全には明らかになっていない状況で、それでもなおこれだけ多くの人が支援をしたという事実には、他にも何か理由がありそうです。
 

ロブさん そうですね。彼らは、私たちがつくろうとしているものを、自分たちも一緒につくっているのだという、ある種の一体感(Integrity)を感じてくれていたのではないかと思います。

これまでも私たちに限らず様々なメディアが寄付や支援を人々に呼びかけてきました。ですがその多くは、「ジャーナリズムは危機に貧しています。みなさんの支援がなければ私たちは活動を続けることができません」といった、メディアの側の都合や希望をベースにした呼びかけが中心だったように思います。

私たちの場合は、「今まで存在しなかった新しいジャーナリズムをみなさんと一緒につくりたい」という、支援者自身にもたらされる”体験”をファンディングの価値として前面に押し出しました。

菜央 このクラウドファンディングに参加することで、新しいムーブメントを起こす一員になれる。そんな風に一人ひとりがプロジェクトを自分ごととして感じてくれたんですね。

ロブさん クラウドファンディングの支援者とは、私たちが実施するイベントをはじめ、様々な場面で実際に出会うことができました。その度、「私はファンディングメンバーになったことを誇りに思う」といった嬉しい言葉をかけてもらいます。そうやって、自らリスクを取ってプロジェクトを支援してくれた人たちの存在を誇りに思います。

菜央 それは本当に嬉しいですね。僕たちグリーンズも「greenz people」という寄付会員の制度を運営していますが、彼らもグリーンズが新しい挑戦をしていく上での大切な仲間です。

「greenz.jp」の記事は会員・非会員を問わず全て無料ですが、寄付を原資に本を出版するという活動もしています。これは、ウェブマガジンから始まったグリーンズが、紙の出版社にもなっていくという、1つの実験であり挑戦でもあります。「greenz people」のメンバーには、書籍へのアイデアや意見を寄せてもらうなど、実際の制作過程にも関わってもらっています。

ヘラルドさん 読者の生の声を集めながら本をつくり、届けていく。それはとても良い試みですね。
 

オンラインからオフラインへ、人を中心とした知識のネットワークをつくる

ヘラルドさん コレスポンデントでも今年初めて紙の書籍を英語で出版しました。まだ一冊目ですが、今後、オンラインプラットフォームの「その次」を目指す上で重要な取り組みです。
 

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コレスポンデントが発行した『Utopia for Realists』

菜央 「その次」というのは、オフラインも含めたプラットフォームということですか?

ロブさん そうですね。もう少し具体的に言うと、ジャーナリストの活動を360度全方位から支援できるようなプラットフォームをつくっていきたいのです。コレスポンデントでの取材・執筆活動が、そのまま各ジャーナリストのブランディングやステップアップにつながるようなプロセスを完成させたいと思っています。

今回の一冊目の書籍は、主にフルタイムの記者を中心に制作したものですが、今後は各ジャーナリストが、自分の設定したテーマに沿ってコレスポンデント上で記事を執筆していくことで、それがそのままテーマごとの小冊子のような形で出版・配布されるサイクルをイメージしています。

菜央 なるほど、1つのテーマを掘り下げた連載記事を編集すれば、すぐにちょっとした専門書や新書ができ上がりそうですね。専門性の高い記者と読者が集まるコレスポンデントだからこそ実現できそうな仕組みだと思います。

とはいえ、有料購読している読者はすでに同じ内容をオンライン上で読んでいるわけです。オフラインで新たに出版をする際のニーズはどの程度あると思いますか?

ヘラルドさん 紙の書籍で1つのテーマをまとめて読むことは、既存の読者にとっても思考をより深める機会にもなりますし、私たちにとっても新たな読者を獲得するチャンスにもなります。1冊目の書籍を出版した際も、それを自分で読むためだけでなく、周囲の友人に配るために複数冊注文した、という購読会員がしばしばいました。

菜央 なるほど、コレスポンデントに対して帰属意識の高い読者も多いでしょうから、彼らが自ら、プラットフォームを広げていくような役割を担ってくれるんですね。

ヘラルドさん ええ、実際私たちがつくりたいのは、単なる発信・出版のためのメディアではなく、人と人を介した「知識のネットワーク」なんです。

菜央 メディアではなく、知識のネットワーク。それほど大きな目的を掲げるなら、オンラインメディアという手段にこだわらず、オフラインを含めた人の交流を活性化させていくことにも納得がいきます。

ロブさん 出版の他にも、ジャーナリストが自らの知識や見解を世に広げていく手段をつくっています。コレスポンデント上では、読者がジャーナリストを指名して、イベントやシンポジウムなどにスピーカーとして招聘することができるようになっています。

招聘料のほとんどはジャーナリスト本人の収入となりますが、私たちも料金の一部を受け取り、イベントやスピーカーのアレンジ、その他ジャーナリストの活動をバックアップする費用に充てています。

これまでは、メディア上でジャーナリストが有名になっても、そこから先は出版社やイベントエージェンシーが持っていってしまうところ、ジャーナリストの執筆からブランディングまでを一貫して自分たちで支援していけるようにしていきたいと考えています。
 

菜央 それが先ほどおっしゃっていた「360度」のジャーナリスト支援ということなんですね。私たちグリーンズにも多分野のライターさんが関わってくれていますが、こうした仕組みは持っていないので、とても興味深いです。

ロブさん ただ、現状のリソースではまだ月に2回程度のペースでしかイベントを主催できておらず、今後より展開を広げていきたいところです。

菜央 私たちも「green drinks Tokyo」という、毎回ゲストを読んで食事やドリンクを楽しみながら語らうイベントを毎月実施しています。「green drinks」はロンドンではじまったイベント形式で、グリーンな話題をテーマに、オープンで非営利な目的であれば誰でも開催できるものです。

グリーンズが主催となる「green drinks Tokyo」はこれまで10年間続いていて、毎月約70人、累計6000人に参加してもらいました。また、全国にgreen drinksの輪が広がるよう自分の地域で「green drinks」を開催したいという各地の有志企画者を支援してもいます。

ロブさん なるほど、特定の要件さえ守れば誰でもイベントを主催できる。TEDを本家とするTEDxのようなイベント形式ですね。オフラインのプラットフォームを広げていく上で、とても参考になります。

ジャーナリスト一人ひとりが、自分の魂を賭けて挑戦できる環境をつくりたい

菜央 先ほど、メディアではなく「知識のネットワーク」をつくりたいともおっしゃっていました。これは、発起人のロブさんが哲学専攻だったことも影響していると思うのですが、お二人の話を聞いていると、コレスポンデントの背景には深い哲学的思考があるように思います。

最後に、お二人にとってコレスポンデントというプロジェクトは、どのような哲学的な挑戦であると言えるのか、考えを聞かせてもらえますか。

ロブさん それは、いい質問ですね……。私の考えでは、哲学というのは遍くどこにでも存在し、私たちの心の中にあるものです。あなたが世界を見るときにかけている眼鏡—その物の見方こそがあなたの哲学です。その意味で、あらゆる行為は哲学的な実験であると言えるでしょう。

ですが、そうした原則論に留まらず、コレスポンデントが明確に目指しているのは、ジャーナリズムにおける既存のスタンダードな物の見方を変革していくことです。

すなわち、私たちにとってニュース的価値のあるものは何か、私たちの生活に関係が深いものはいったい何か、私たちが知るべき最も重要なことは何か…こうした問いに対する既成観念を揺るがしていくことです。その意味で、コレスポンデントはその成り立ちからして、哲学的な挑戦であると言えるでしょう。

それから…コレスポンデントの挑戦は、哲学の問題であると同時に、ジャーナリズムにおけるモラル―道徳・倫理の問題でもあると言えます。

日々つくられ、発信される無数の記事。これらを書いた記者や編集者に、「この話題はあなたにとって本当に重要な問題か?」と問うと、ほとんどみんながNoと答えるのが現実です。私はこの状況を変えたい。他人に言われたから書くのではなく、ジャーナリスト個々人が、自分の魂を賭けられるテーマを追求できる環境をつくりたいんです。
 

ヘラルドさん それはジャーナリズムに限らず、デザインの仕事でも、パンを焼く仕事でも同じことです。クライアントに言われたからやる、ではなく、自分自身の内面にあるものを引き出すことにベストを尽くす。それこそが人間の仕事というものです。さもなければ、ほとんどの仕事はロボットがやっても同じことでしょう。
 

ロブさん その通りです。だから、代表である私にとって最も嬉しく、幸せな瞬間は、コレスポンデントのメンバーが、自分自身にとって本当に重要だと思うテーマを追求し、仕事に打ち込んでいる様子を見ているときなんです。みんな、自分の人生の大半を使って、私の挑戦に力を貸してくれているわけですから。

菜央 素晴らしいですね。哲学的な問いを中心に置きながらも、組織はあくまで人で成り立っています。一人ひとりのメンバーが活き活きと働けていることは、ビジョン実現に向けて不可欠な要素ですし、ロブさん・ヘラルドさんがチームのメンバーを本当に大事に思っていることが伝わってきました。

今日はありがとうございました。グリーンズや日本のメディアの未来を考える上でも、とても学びや気付きが多い対談でした。

ロブさん こちらこそありがとうございました。

ヘラルドさん ありがとうございました。オランダにもぜひ遊びに来てください。
 

(対談ここまで)

 

「De Correspodent」と「greenz.jp」、オランダと日本、2つの国のメディアの両編集長対談、いかがでしたか?

単なるメディアとしての役割を超えた、「知識のネットワークづくり」や「ジャーナリズムの再定義」といった壮大な目標、その背後にあるロブさん・ヘラルドさんの思いも含め、とても濃密な対談となりました。

また、機能や方向性は違えど、「ほしい未来をつくろう」というビジョンに向かって、オンライン・オフラインを問わず様々なアクションを続けているグリーンズにとっても、今後の運営の参考となるヒントがたくさんありました。

ちょうど「greenz.jp」もウェブサイトのリニューアルに向けて大詰めの時期。これからの進化を楽しみにしてくださいね。