フクヘンおのっち、発行人・鈴木菜央、編集長YOSH
グリーンズが毎月第2木曜日に開催している、グッドアイデアと出会う飲み会「green drinks Tokyo」。いつもはゲストを迎えていますが、今回は新年会ということでグリーンズのメンバー3人がホスト兼ゲストとして登場。
多くの参加者と一緒にじっくりと話し合ったのは、「2014年のグリーンズ」についてと、発行間近となった「green books」第2号こと。今回は、打ち合わせなしで行われた即興トークをレポートします。
「green books」の中身を先行公開!
新年会も会場は満員に!
グリーンズは、昨年からコミュニティサポート型のメディアを目指して、「greenz people」という寄付会員制度を始めました。その特典として、毎月1回の会員限定メールマガジンと、「green books」という会報誌を半年に1冊発行しています。その「green books」の第2号がようやく完成し、一部を先行で紹介しました。
ロゴはこんな感じ!
僕たちが講演をすると、よく「グリーンズってどうやって成り立ってるんですか?」と質問されることが多いんです。そこで、ぼくらの活動を分かりやすく伝えるために、「グリーンズのつくりかた」という本を制作することにしました。
メインコンテンツは、greenz people からの9個の質問と、それに対する僕たちの回答です。たとえば、「楽しく活動するための秘訣は?」とか、「持続可能性のあるコミュニティの作り方とは?」みたいな質問がありましたが、ひとつの説明にかなり長い時間をかけて、ガチで答えています。
と話すのは、「green books」の編集長を務めた、鈴木菜央さん。
鼎談のページ。3人の鼎談は、「HUB KYOTO」で行われました。
greenzの歴史年表も、3人のふりかえりトークとともに、掲載されています。
なつかしい、初期の頃の「green drinks Tokyo」の写真も!
手前味噌ではありますが、ソーシャルデザインに興味がある方、マイプロジェクトを始めたい方、グリーンズのファンの方々など、グリーンズに縁のある方にはとても魅力的な一冊になっていると思います。
「green books」の第2号は2月上旬発行予定なので、「欲しい!」という方はこの機会にぜひ「greenz people」会員になりませんか?(1月中にお申込みいただくと第1号『みんなのソーシャルデザイン宣言』もセットでお届けします)
「グリーンズ、今年どうするの?」
イベントの後半は、NPO法人グリーンズの理事3人で、2014年のグリーンズについての公開ブレストを行いました。2013年は、「わたしたち電力」や「リトルトーキョー」、「greenz global」などの新プロジェクトが多く生まれた一年でしたが、今年3人がやりたいことは、どのようなことなのでしょう?
ぼくは、2009年12月にグリーンズに入って、マネタイズや事業化を中心に推し進めてきました。今年は、「この4年間に培って来たものを、次の世代に受け継いでいく年にしたい」と思っています。次のひとにバトンを渡していくことで、業界そのものを広げてゆければ。
と話すのは、副編集長の小野さん。
一方で、発行人の菜央さんは、
今年は、暮らしをつくりたいですね。今まで、自分の暮らしは後回しにだったけれど、グリーンズもメディアとして成立しはじめたし、コミュニティも盛り上がって来たので、今年こそが暮らしをつくるタイミングだと思っています。トランジションタウンや里山に興味があるし、持続可能な暮らしの実践をして楽しみたいですね。
と、自身の暮らしとムーブメントをつなげていくことを目標にする様子。
最後にYOSH編集長は、
僕の大きな仕事のひとつは「空海とソーシャルデザイン」というテーマで本を書くことです。空海は、1200年前のひとなんですが、僕が『ソーシャルデザイン』と『日本をソーシャルデザインする』という2冊で書いたことと共通点が驚くくらい多くて。その気付きを連載して、高野山1200周年の機運を盛り上げて行ければ。
と、今年は編集”される”側での活動にも意欲を見せていました。
「空海とソーシャルデザイン」の発表スライド
ハッピー・バースデイ!
実はイベントの当日は、菜央さんの誕生日!トーク終了後には、サプライズでお祝いをしました。
同じく誕生日が近かった、YOSH編集長、副編集長の小野さん、アシスタントの絵里さんのバースデーケーキも勢揃いする、めでたい一日に!
次回の「green drinks Tokyo」は、2月13日(木)に開催予定です。今なお現在進行形のグリーンズの現場に、ぜひ遊びに来てください!
(Text: 鈴木康太、Photo: 宮本裕人)