インドのジャングルジム
ジャングルジムで遊んだり、砂場でお城をつくったり、公園というとたくさんの楽しい思い出がありますよね。よく考えてみると、多くの日本の遊具は、定番のものばかり。「世界にはどんな遊具があるんだろう?」と気になったあなたのために、世界の遊具を集めた公園をご紹介します。
場所は、デンマークの首都コペンハーゲンのNørrebro(ナアアブロー)というエリア。ここには移民の方も住んでいることもあり、みんなの遊び場となる公園のコンセプトとして打ち立てたのが、「お互いの文化に触れあうこと」でした。なんと50を超える国々の遊具が存在しているというのです!
イスラエルの下水溝、カタールやロシアのネオンサイン、そして日本のエリアには桜の木。それぞれの国や地域で特にユニークなものが置かれていて、子どもたちがそれぞれの文化について学ぶきっかけをつくっています。
日本はタコのような形のすべり台
タイのボクシングリング
モロッコの噴水
アラビア文字が書かれたイランのベンチ
この公園は「Superkilen」と呼ばれる大規模な都市型公園プロジェクトの一環としてつくられました。BIG Architects、Topotek1、そしてSuperflexという3組のアーティストが、それぞれリサーチや旅行を通して印象的だったものをチョイスしているそう。見せかけではなく、実際にその土地から運んでいるのもポイントです。
町の将来を考えたときに、各地の知恵とグローバルな経験を合わせて、異なる文化や国それぞれの良いものからなるグローカルな作品展示をつくろうと思いました。
とプロジェクト・リーダーのNanna Gyldholm Møllerは話しています。
地面がピンク色になっているところが「Superkilen City」
誰にとっても原風景としてずっと心に残る公園。小さいときからさまざまな国の文化に触れることで、お互いを尊重する気持ちが生まれるかもしれません。みなさんの周りにももしユニークな公園があったら、ぜひ教えて下さい!
(Text:鈴木真奈美)
[via psfk]