素敵なベンチ。ここも、もとは路上の駐車スペースだったところ。
毎年9月に世界中で一斉開催される「Park(ing) Day」から、新たなムーブメントが誕生しました。その名も「parklet(パークレット)」です。
Park(ing) Dayとは、こちらの記事で紹介しましたが、公共空間を取り戻し街に緑を増やすため、路上のパーキングをパーク(公園)にするイベントです。2005年に始まって以来、一年に一度アメリカやヨーロッパなど世界30ヶ国で行われてきました。その中で生まれた「パークレット」は、一日限定ではなく「毎日やってもいいのでは?」という発想から生まれた、道路の空いているスペースを有効活用した常設の憩いの場なのです。
「パーク」とひとくちに言ってもアイデアは様々。
子どもたちが遊べる場や
こんな素敵なガーデニングも
カフェのテラス席になったり
おしゃべりを楽しんだり。
町中にこんなパブリックスペースがあったら、ついつい立ち寄ってしまいそうです。実際に、パークレットがある通りは歩行者が増え、それに伴い近くのお店に入るお客さんも増加し、街の活性化につながるという効果もあったとか!
そのため、現在は通り沿いのお店やマンションに住む人たちが自らパークレットを置いていますが、今後は自治体も協力してアメリカ各地でパークレットが設置される予定だそうです。一日限定のイベントが、新しいあたりまえになっていく様子にワクワクします。
東京・新宿でも、違法駐車と放置自転車を解決する方法として今月から全国初となる常設オープンカフェが始まりますが、パークレットのように個人で自由に街をデザインできるとより地域の活性化が期待できそうです。何より、どんなものを置くか考えるだけでも楽しいですよね。
あなたなら、路上スペースを使ってどんなパークレットをつくりたいですか?ぜひアイデアを教えて下さい!
[via treehugger]
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