「働く」で社会を変える求人サイト「WORK for GOOD」

greenz people ロゴ

【お知らせ】この8月、グリーンズの学校「green school Tokyo」が舞台を「自由大学」に移し、“ソーシャルデザイン学”として開講します!

Some rights reserved by Jordi Payà
Some rights reserved by Jordi Payà

【お知らせ】
2011年6月からスタートしたグリーンズの学校「green school Tokyo」。2012年はその舞台を一部、IID 世田谷ものづくり学校を中心に行われている「自由大学」に移して開催していくことになりました。「自由大学」は、「学ぶということには、教える側と教わる側に隔たりはなく、自由に興味を持てる人と場さえあればいい」という、学びの原点に立ち戻った新たな学びの場です。(なお、こちらの記事は「自由大学」のウェブサイトに掲載されている文章を一部編集したものを掲載しています。)

こんにちは、グリーンズ(greenz.jp)副編集長の小野です!
僕たちの運営するグリーンズは「あなたの暮らしと世界を変えるグッドアイデア」を日本中、世界中から集め、厳選して毎日お届けしているウェブマガジンです。2006年からコツコツと続け、今では15万人の方たちに見ていただけるようになりました。

「ソーシャルデザイン学」って?

突然ですが、ここで2つ質問です。

Q1. 未来はもっと素敵になると思いますか?(YES / NO)
Q2. 自分の手で未来をもっと素敵にできると思いますか?(YES / NO)

この質問は、僕たちの初めての編著『ソーシャルデザイン — 社会をつくるグッドアイデア集』の冒頭でも読者のみなさんに投げかけた質問です。

この2つの質問に自信を持って「YES」と答えたあなたは、もう立派なソーシャルデザイナー(あるいはその卵)です。

どちらかだけに「YES」と答えたあなたは、最もこのクラスを受けるべき方かたもしれません。

どちらにも「NO」と答えたあなたは、僕たちのウェブマガジン「グリーンズ」を定期的にのぞきに来ませんか?未来にワクワクできるようなグッドアイデアや、その実行者の息吹に触れ、きっと1歩踏み出したくなるはずです。

グリーンズが考える「ソーシャルデザイン」

今回のテーマである「ソーシャルデザイン」とは何でしょうか?

グリーンズは「ソーシャルデザイン」を、「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくること」と定義しています。

「社会的な課題なんてなかなか縁遠いな」、そう思われるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。本当にそうでしょうか?

ここで言う「社会的な課題」は、地球の裏側で起こっている戦争や森林の減少など、想像もできないくらい大きな規模の問題のことだけを言っているのではありません。

僕たちは「社会的な課題」をこう捉えています。「僕のおばあちゃんの元気」は「高齢化社会」という社会問題につながっているはず。「いつか都会を離れて自分らしく暮らしてみたい私」は「地方の過疎化」という社会問題につながっているはず。「アジアの小さな国の友達の笑顔」は「貧困」という社会問題につながっているはず、と。

「自分ごと」が社会を変える?

そのとき大切なキーワードになるのは、「自分ごと」です。

最初は「自分ごと」として始まった小さなプロジェクトはどこかその人らしく、無理が無く、裏を返せばしっかりと差別化されて、サステナブル。そんなプロジェクトだからこそ、結果として共感とともに広がり、回り回って問題への新たなアプローチを提案していたり、価値を創出する画期的な仕組みにまでなっていったり。僕たちはウェブマガジンを日々運営しながら、そんな状況にたくさん出会ってきました。

「そんな状況は想像がつかないよ」という方にひとつだけ事例を。(グリーンズ読者のみんさんにはもうおなじみですね?)

フランスに「Golden Hook」という、オーダーメイドのニット帽やマフラーを注文できるかわいいサイトがあります。そのサイトを訪れたユーザーは、まずは編み方を選び、次に毛糸の色を選び、とっても簡単です。そして最後に「注文」となるわけですが、そのときこのサービスでは「どのおばあちゃんに編んで欲しいですか?」という質問が現れます。そう、注文者はお気に入りのおばあちゃんを選び、編んでもらうことができるのです(希望者には文通まで!)。

このサービスを作ったのは、フランスに住むデザイナーのジェレミーさん。ジェレミーさんはご自身のおばあさまをもっと元気してあげることはできないかと考え始めました。その結果、おばあさまに何かを「してあげる」のではなく、その本人の「できること」を通して元気にしてあげることはできないかと考え、生まれたのが「Golden Hook」です。この、フランスで始まった小さなサービスは、現在では英語圏や世界に広がり、世界のさまざまな賞を受賞したり、日本でも「メトロミニッツ」や「BRUTUS」に取り上げられるなど、広がりを見せています。

さあ、「ソーシャルデザイン」を始めてみよう!

今回の講義では、ソーシャルデザインの1歩目となる「自分ごと」から始まるプロジェクト「マイプロジェクト」を参加者のみなさんひとりひとりが考えることで、ソーシャルデザインのプロセスを体感し、結果としてみなさん自身がソーシャルデザイナーとしての1歩を歩み始めることをゴールにしたいと考えています。

ぜひ遊びにお越しください!



※「自由大学」ウェブサイト内の申し込みフォームに遷移します。
※「この講義に申し込む」からお申し込みください。


開催概要

【日程】
第1回 8/3(金)19:30-21:00
第2回 8/10(金)19:30-21:00
第3回 8/24(金)19:30-21:00
第4回 8/31(金)19:30-21:00
第5回 9/7(金)19:30-21:00

【開講決定日】
7/27(金)

【定員】
15名

【学費】
36,000円
『ソーシャルデザイン — 社会をつくるグッドアイデア集』1冊付き!

【ゲスト】
塚越暁さん(子ども原っぱ大学 / green school Tokyo卒業生
長山悦子さん(ヤドノマド / サイボウズLive
田中祐資さん(ファーマーズマーケットアソシエーション
中村健太さん(東京仕事百貨
内沼晋太郎さん(numabooks
ほか、グリーンズメンバーも登場予定!

【会場】
IID 世田谷ものづくり学校




※「自由大学」ウェブサイト内の申し込みフォームに遷移します。
※「この講義に申し込む」からお申し込みください。


カリキュラム

第1回 「ソーシャルデザイン」ってなに?
これから一緒に過ごすメンバーをお互いに知り合う時間をたっぷりとります。それぞれが何を期待してきているのか=「インテンション」をシェアしながら、それぞれのゴールへの道筋を見つけてゆきます。

ファシリテーター:小野裕之(greenz.jp副編集長)

第2回 「自分ごと」から始まるソーシャルデザイン
ソーシャルデザインの出発点は「自分ごと」。その「自分ごと」を、今までの自分をさまざまな視点で振り返ることを通して探していきます。

ファシリテーター:小野裕之(greenz.jp副編集長)

第3回 ソーシャルデザインの解像度を上げよう
ソーシャルデザインの1歩目となる「自分ごと」から始まるプロジェクト「マイプロジェクト」。先輩プロジェクトのストーリーを聴き、自分自身の考えと対比させることで、自らプロジェクトがはじまるより具体的なイメージを掴みます。

ゲスト:塚越暁さん(子ども原っぱ大学 / green school Tokyo卒業生
    長山悦子さん(ヤドノマド / サイボウズLive
    田中祐資さん(ファーマーズマーケットアソシエーション

第4回「ソーシャルデザインの半年計画」を立てよう
これから始めたい「マイプロジェクト」をご自身の言葉で語ります。また、その背景にある想いを共有することで、お互いのプロジェクトをブラッシュアップ。さらに、ゲストを招きブレストのパートナーとなってもらうことでブレイクスルーを得ます。

ゲスト:中村健太さん(東京仕事百貨
    内沼晋太郎さん(numabooks

第5回「ソーシャルデザインの半年計画」を発表しよう!

green school Tokyoとは


「green school Tokyo」は、暮らしと世界を素敵に変えるグッドアイデアのつくり方を学び、自ら主役となってカタチにしていく「これからの学校」です。

自分たちの手で自分たちの未来をつくる。そんな思いを背景に実際に行動を始めたい人たちが集まって、知恵を共有し、気づきを実現していく”行動の現場”が「green school Tokyo」です。自分発信のマイプロジェクトを始めてみたり、信頼できるマイコミュニティをデザインしたり、より多くの人に伝えるマイメディアを立ち上げたり、グリーンズならではの講師と一緒にさまざまなカリキュラムを展開しています。

「自分ごと」からはじめるソーシャルデザイン、グリーンズと一緒に仕掛けてみませんか?



※「自由大学」ウェブサイト内の申し込みフォームに遷移します。
※「この講義に申し込む」からお申し込みください。


グリーンズ一押しの“ソーシャルデザイン”を見てみよう!