福岡市は、4月27日より福岡市営地下鉄空港線の全駅、市役所本庁舎の1階ロビーと西広場、天神の観光案内所で無料WiFiサービス「Fukuoka City Wi-Fi」をスタートしました!日本の自治体が、地下鉄の駅での無料のWiFiサービスを提供するのは全国初です。
無料のWiFiサービスですから、誰でも使うことができます。使い方は、福岡市のWebサイトにもある通り、いたって簡単です。
1.スマートフォンなどの無線設定画面でSSID「Fukuoka_City_Wi-Fi」を選択
2.ブラウザを起動するとエントリーページを表示されるので、言語(日/英/韓/中)を選択
※ エントリーページが表示されない場合は、ブラウザで再読み込み(リロード)してください
3.利用規約に同意
4.氏名とメールアドレスを登録
5.セキュリティ警告に同意
実際に使ってみたところ、速度も十分で安定して快適に接続することができました。1回の接続時間は最長で15分までで、数分でもネットワークを使っていないとすぐに接続は切れますが、1日に何度でも利用できるので、引き続き使いたい場合は再接続すればOKです。
再接続する際は、セキュリティ警告は毎回同意を求められますが、氏名やメールアドレスの登録などは2回目以降は必要ありませんでした。
福岡市は、このような無料WiFiサービスを提供する目的として、海外からの観光客やビジネスマンなど「来街者の利便性の向上」、福岡市の魅力や市民に必要な情報を提供するための「情報発信力の強化」、緊急事態の情報発信や入手のための「災害時の活用」を挙げています。
このサービスは、2012年6月には福岡市営地下鉄箱崎線、七隈線、福岡市観光案内所(博多)にも順次拡大予定だそうです。現在福岡市内では、福岡市がサービスを提供する上記の場所以外にも、以下の場所で無料のWiFiサービスを利用できます。
・福岡空港
・博多港国際ターミナル
・天神地下街
・ベイサイドプレイス博多
・福岡国際会議場
・マリンメッセ福岡
・福岡国際センター
つまり、福岡市の都心部である天神地区にいる場合は、地下街や地下鉄など地下に行けばネットが使えると考えていいでしょう。観光客はもちろん、何かと話題のノマドワーカーも、ネットの使える場所を探してネット難民になることなく、地下に潜ればいつでも仕事ができるというすばらしい環境です。
※ただし、WEP等を用いた無線の暗号化はしておらず、一部VPNなどのサービスが利用できないこともあるので、本格的に仕事で使う場合は十分ご注意を。
これまで、ニューヨーク市には無料WiFiサービスが利用できる公園が何箇所もあったり、サンフランシスコ市には市内全域に無料WiFiを提供する計画があったりと、パブリックなWiFiサービスでは日本は海外の都市に遅れを取っていた感があります。
日本では、福岡市以外に広島市などでもすでに無料のWiFiサービスを実施していますが、さらに多くの自治体で同様のサービスが広まれば、日本中を旅しながらのノマドワークや、新しいビジネスやサービスの可能性ももっと広がりそうですね。
利用場所や利用時間など詳しい情報をチェック