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パリジェンヌ御用達!モードとチャリティを融合させたセレクトショップ「Merci」

パリにある「Merci」

パリのマレ地区にある人気セレクトショップ「Merci」

最新モードを取り入れたオシャレな生活を楽しみつつ、世の中のためになることもしたい!
世界中のオシャレを発信し続けている仏パリでは、モードとチャリティを融合させたセレクトショップ「Merci」が2009年にオープン。パリ市民はもとより、世界中から注目されています。

「Merci」は、「現代的なライフスタイルを楽しみながら、社会貢献に参加できる店」というコンセプトの下、高級子供服ブランドBonpoint(ボンポワン)のオーナーにより設立されました。

地上2階、地下1階の3フロアで構成される総面積1,500平方メートルの店内には、日用雑貨や家具、ファブリック、メンズ・レディスファッション、文房具など、様々なジャンルから、厳選されたオシャレなアイテムたちをディスプレイ。売上の一部は、貧困に苦しむ国地域や、経済的・社会的困難を抱える子どもたちの支援に充てられています。

吹き抜けでオープンな雰囲気の店内。

吹き抜けでオープンな雰囲気の店内。シック&シンプルな内装がオシャレな商品たちをより魅力的に

また、パリと日本という物理的な距離を超え、「Merci」は、日本ともつながりを持っています。このショップでは、紙食器「Wasara」や、なつかしの定番学習帳「アピカノート」和紙から生まれた雑貨ブランド「SIWA・紙和(しわ)」など、日本発ブランドの商品も積極的にセレクト。

また、東日本大震災からの復興支援活動として、宮城県石巻市のハンドメイドチーム「船越レディース」を中心とするプロジェクト「WA」とコラボレーションし、チャリティアクセサリー「WA × merci A medal of solidarity」を製作・販売しています。

エシカルファッションフェアトレード商品に代表されるように、見た目のカッコよさだけでなく地球環境や公正な社会との共存につながる商品を積極的に選ぶという消費スタイルが、欧米を中心に定着しつつありますが、フランス語で「ありがとう」を意味する「Merci」は、その名のとおり、ファッションや雑貨といったライフスタイルを豊かにする商品を通じて、生産者、販売者、消費者、そして社会を感謝の気持ちでつなぐショップといえるかもしれませんね。

「Merci」と石巻市「船越レディース」のコラボから生まれたチャリティアクセサリー「WA × merci A medal of solidarity」について調べてみよう。