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「病気ではない=健康」ではありません。病気の予備軍”未病”に気付くためのホリスティックセンター「THE SOARA」

greenz/グリーンズ soara

2011年12月、長崎のハウステンボス内に、全身温熱浴・ソアラを中心としたホリスティックなヘルスケアセンター「THE SOARA」が誕生しました。

全身温熱浴・ソアラとは何かご存知の人はいるでしょうか?「体温を1度上げる」という健康法を耳にしたことがある人もいるかもしれません。体温を上げるには、運動をする、白湯を飲む、腹巻きや靴下で体を冷やさないようにするなど色々な方法がありますが、実際には人間の体温は、病気でもない限り簡単に上がったり下がったりしないようになっています。ですから、体温が1度上がったとしても確認するのは面倒ですし、上がった体温を維持するのも難しいです。そのどちらもを叶えるのがソアラです。

greenz/グリーンズ soara

ソアラとは、0.1度単位で温度コントロールができるハイテクなお風呂のようなもので、約50分間の入浴中は、専任のソアラ技師が付いてお湯の温度を調整してくれます。これで何となく体温を上げた気になるのではなく、実際に体温を上げることができます。

では、体温を上げるとなぜ健康に良いのでしょう? 一般的に、体温を上げることで以下のような効果があると言われています。

自律神経系
体温を上げる時に交感神経を上げ、体温を下げる時に副交感神経も上げる。どちらも短時間で大きく上げることで揺さぶりをかけ、自然と自律神経のバランスと整える。

免疫系
発熱した時に出るヒートショックプロテインが放出され、白血球に免疫力を高めるように働きかける。

ホルモン系
脳の血流が良くなり、成長ホルモンが出る。体のアンチエイジングだけでなく、脳のアンチエイジング、うつやアルツハイマーなどにもいい影響が。

体温を1度上げるというのは、体の自然治癒力のスイッチを入れているようなものなのだそうです。弱っていた自然治癒力を呼び覚ますことで、後は自分自身の力で心身共に健康な状態に近付いていきます。

ホリスティックにケアするということ

西洋医学では、体の状態は「病気」か「健康」かの2つに区別されます。東洋医学では、病気と健康の間に「未病」という状態があります。「病気ではない=健康」ではないという考え方です。肩こり、腰痛、頭痛、不眠、じんましん…病気というほどではないけれど、体調が悪いことはあります。それがまさに「未病」の状態です。

THE SOARAでは、未病の段階で本人がいち早く気付き、病気になるのを未然に防ぎ、みずからの力で本来の健康な体へと戻すことを目的としています。病気になったら病院に行くけれど、未病の時に行くところがない、ならばそれを作ろうというコンセプトです。

アーユルヴェーダルーム

アーユルヴェーダルーム

ソアラだけでなく、インドの伝統健康法アーユルヴェーダやバリ島のアロマトリートメント、鍼灸、クラニオセイクラ(頭蓋仙骨)トリートメント、フラワーエッセンスなど、西洋と東洋と双方の健康法も取り入れて、あらゆるタイプの施術が受けられます。

また、ヨガ、瞑想、ノルディックウォーキング、カヤックなど、体を動かすアクティビティもあります。それから、地元の野菜を使った純菜食のヴィーガンや、ソフトベジタリアンメニューなど、目にも美しく体の中からも癒されるお食事も。ホリスティックセンターというので病院のような堅苦しい施設かと思いきや、レジャーや遊びも楽しめて、美味しいご飯までついてきて、まるで旅行にでも来たかのようです。

ヨーガスタジオ

ヨーガスタジオ

この「施術」「アクティビティ」「食事」の3本柱を組み合わせ、事前に記入したチェックシートを元に、専門家とカウンセラーがその人に合わせたプログラムを作成します。体と健康のためのコンシェルジュといった感じです。

実際に自分のために組まれたオリジナルプログラムを1泊2日でも体験すると、体と心、健康法的なものとスピリチュアルなもの、外的な施術と内的な対話など、全身にあらゆる方向からのアプローチがあり「ホリスティックにケアする」という言葉の意味を実感します。帰りには、ただマッサージや温泉に行ったのとも、病院に行ったのとも違う、部分的に細胞が入れ替わったような新鮮な感覚がありました。

病気になる前に「未病」に気付くメリット

日本人が生涯で支払う医療費の金額はなんと約2,300万円(厚生労働省2008年度推計生涯医療費)。しかも40代で糖尿病になって、週2回のインシュリン注射を30年間続ければ、この金額プラス約1,600万円かかります。

病気になると、当然ながら仕事は頑張れない(最悪の場合できない)、休日に趣味や余暇も楽しめない、その上お金もかかる…とまるで良いことなしです。だったら将来的な医療費と治療にかかる時間を、未病の段階で気付くことに使って、少しでも健康な状態を長く続けるようにした方が、人生をより有意義に過ごせるというものでしょう。

体の不調の原因は一つではありません。過酷な労働環境や精神的なストレスは、暴飲暴食、喫煙、睡眠不足など、悪い生活習慣を引き起こし、体だろうが心だろうが、その人の一番弱いところに病気のサインとして表れます。その未病の状態を放置すると、悪化してやがて病気となります。

一度病気になってしまったら、症状を和らげたり無くしたりするための対処から入らなければなりません。症状が消えたとしても、体は以前と同じ状態には二度と戻らないかもしれません。病気になる前に未病に気付くことができれば、ストレス要因に気付き、不調を癒し、本当の意味で健康な状態になれます。未病が、これからの時代の医療と健康の新しいキーワードになりそうです。

気になる不調がある人は、このGWは旅行気分でホリスティックセンターを楽しんでみてはいかがですか?

今度の連休はTHE SOARAに行ってみよう