子どもは何かに熱中しだすと、私たちには想像もつかないような発想で私たちを驚かすことがあります。そんな子ども力に注目が集まる中、わずか14歳でプリンターを作ってしまった男の子がいます。それもなんとレゴブロックで!
「PriNXT」と名付けられたこのレゴプリンターには3つのモーターが搭載されており、それぞれがペンを移動させる役割を担っています。また、モーター以外にもタッチセンサーが2つ、光センサー、色彩センサーの4つのセンサーが搭載されています。
実際に動いている映像を以下で見ることができます。
これらはレゴ マインドストームというレゴ社がMITと共同開発したロボティクス製品を応用して作られたもの。おもちゃを通じてプログラミングを学んでいるんですね。
プリントするには、印刷したい画像データをPaint.net(画像編集ソフト)にインポートします。そして、印刷可能なPBMファイル形式(白と黒の2値しかないファイル形式)として書き出します。そして、それらをNote Pad++(テキストエディター)にインポートし、編集を施した後、NXTソフトウェアといったレゴ社製のプログラミング言語にコードを書き出すと印刷が可能になる、という仕組みです。
作者である14歳のレオンくんはニューヨーク在住のオランダ人。彼のブログには「PriNXT」の作りはじめた頃の事や、完成後の解説などを記事に綴っています。ロボット工学だけでなく、写真やウェブデザインにも取り組み、とにかく好奇心旺盛!彼自身のワクワクやドキドキから一気に作り上げられた高揚感が文章から伝わってきますね。
レゴという遊び手に自由な想像を委ねてくれるおもちゃだからこそ、可能性は無限大なんですね。そんなもっと面白くしたい、もっとワクワクしたい、という個人的な興味や関心が、思わぬユニークな結果を生み出す事がある。そんなことをレオンくんから学ばせてもらった気がします。みなさんは最近、どんなことにワクワクしていますか?
(Text: Kazuki Ishikawa)
[via inhabitat]
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