コンテナは、もはや輸送だけのものではない!?
不要となったコンテナの活用法を示す事例が、スターバックス(Starbucks)から生まれました。
日本でもおなじみのコーヒーチェーン店「スターバックス(Starbucks)」は、2011年12月、ワシントン州タクウィラ(Tukwila)に、輸送コンテナを再利用したドライブスルー式のショップ「Reclamation Drive-Thru」をオープンしました。
スターバックスでは、輸送コンテナを使って、世界中からコーヒー豆や紅茶を仕入れていますが、「これらのコンテナを再利用できないか?」との課題感から、コンテナ型ショップを思いついたそう。米国の環境対策認証制度「LEEDグリーンビルティング基準」に準拠し、スターバックス社内の建築家によって設計されました。雨水を有効活用し、水の消費量を軽減できる、集水システムも備えられています。
コンテナをリユースしたスターバックスの店舗は、現時点では、このタクウィラの一店のみですが、もちろん、将来的には、他の地域への展開も検討されているよう。コンテナという資源を再利用し、環境負荷の低い店舗を作ることで、環境にやさしく、運営コストの軽減にもつなげることができます。
ニュージーランド・クライストチャーチのショッピングモール「Re:START」でも、コンテナが使われていますが、このような仮店舗だけでなく、スターバックスのように、恒久的なショップとしても、コンテナが活用できそうですね。
[via PSFK]