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地下鉄の駅でスマホからピピっとお買い物!?ソウルに近未来なスーパーが出現

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ソウルの地下鉄の駅に、近未来なスーパーが出現!
なんと、バーチャルな“商品棚”に向かってスマートフォンをかざすだけで、お買い物ができちゃうんです。

英大手スーパーTesco(テスコ)の韓国子会社「Home Plus」は、プロモーションの一環として、地下鉄のプラットフォームに、期間限定でバーチャルスーパーをオープンしました。電車との防護壁に飲み物などの商品が描かれ、各商品近くのQRコードをスマートフォンで読み込むと、オンライン上の「お買い物カート」に追加できる仕組み。一般的なオンラインショッピングと同様に、オンライン決済すると、自宅など、指定した場所に、購入した商品を配達してくれます。

韓国のビジネスパーソンは、とかく長時間労働になりがちな上、通勤時間が長いケースも多いとか。ゆえに、買い物はできるだけ効率的に済ませたいと考える消費者も少なくありません。実際、1万人以上がこのバーチャルスーパーを利用し、2010年11月から2011年1月で、「Home Plus」のオンラインショッピングでの売上が130%増加したそう。登録ユーザも76%増えたそうです。

日本でも、アマゾンドットコムが、書籍やCDだけでなく、食品や飲み物など、幅広いジャンルにわたって商品を取り扱いはじめる一方、西友ネットスーパーのように、大手スーパーもオンラインショッピング事業に進出しています。Tescoのこのバーチャルスーパーは、リアルなスーパーで買い物をしているかのような体験をしながら、オンラインショッピングするという、新しいショッピングスタイル。実用化に向けては、「買い物客と一般の乗客が、互いに邪魔にならないよう、どう動線を設計するか?」とか、「駆け込み乗車や転落事故が起こらないよう、安全をどのように確保するか?」など、課題はありますが、リアルとバーチャルを掛け合わせたショップ形態のひとつとして、今後、広がっていくかもしれませんね。

[via designboom]