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地域・社会のためになる仕事がしたい!先輩起業家と考える「起業する働き方」セミナーが10/15(土)開催

小川さん作業

“せっかくこの世に生まれたのなら、社会に役立つ仕事がしたい。”どんな職種であれ、誰もが心の隅にそんな思いを抱えているものではないでしょうか。仕事を通じて社会に還元しようとする起業家が集まり「起業という働き方」「復興」をテーマに話し合うイベントが10月15日に行われます。起業家といっても、今回登場するのは大企業の社長でも何億と稼ぐビジネスマンでもありません。日常生活や生産者との身近な関係から、少しでも自分の住む社会をよくしたいと事業を始めた方ばかり。将来起業を志す方だけでなく、漠然とでも何かしたいと思っている方に、新しいヒントが得られるチャンスです。

どんなイベント?

10月15日に開催される「地域・社会のためになる仕事がしたい!セミナー&ワークショップ」は、主に被災地での起業を応援する活動「復興応援キャラバン」の一環で行われるものです。

セミナーでは、農産物の加工業や、カフェの開設、子育て支援サロンなど、ここ1~2年の間に開業した若き起業家6人が登壇し、ファシリテーターに「東京仕事百貨」の中村健太さんを迎えて「起業について」「復興のためにできること」をテーマにトークセッションが行われます。また、今回招かれる6人は、宮城や福島を拠点に活躍する人ばかり。復興を目的に起業した人もいれば、その前から既に事業を始めていて、震災後に避けては通れない「復興」に向けて尽力される方など、様々な立場の方が集まります。
後半の分科会では、参加者の皆さんも10人ほどの小単位に分かれて、起業家が抱える課題を共に考える、実践ワークショップが行われます。

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また、セミナーの後に、起業家ひとりひとりの活動を現地取材し、ドキュメンタリー映像としてネット放映する企画も予定されており、セミナーに参加できない方でも、この映像を見ることができるのだとか。6人の方々の仕事ぶりや、現地の様子が見られます。

起業家のきっかけ、思い

冒頭にも書いたように、今回登壇する方々は、起業家といっても「今の世の中がもう少しこうなれば、こんなことが実現したら、、」という思いから事業を始めた人ばかり。起業のきっかけも、私たちの視点に近いものが多いことに気付きます。渡部哲也さんのように、既に開業した有機野菜のレストランが連日予約で満席になるほど軌道にのっている方もいれば、まだまだこれからのプロジェクトも。

作業風景

敢えて困難なことへの挑戦を、彼らはどうして始めたのか?彼らの事業の核となる動機はいったい何なのか?
ここでは、3名の方の起業に至ったきっかけを、一部ご紹介します。

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■木皿美奈子さん (秋田/38歳)
「にこにこカフェサポートサロン」

木皿さん

○事業内容:託児所を併設したコミュニティカフェ作り。地域の人、子育て世代が交流できる場所の提供と、働きたい女性の就労支援を目的とした助成金に頼らない事業。

○起業したキッカケ:地域、友人、働きたいという女性。震災後私の回りに集まってきた人すべての問題を一つ一つ解決しようと考えたのがきっかけ。「今何が必要なのか。子どもたちの笑顔のためにどうしたらよいか。そして、子育て支援を立ち上げた場所で何ができるか。」皆に喜ばれる場所を作りたいと強く願い起業に至った。

木皿さん2

○これまでの経歴:私自身が小学生、幼稚園の娘を持つ子育て中の母親であり、仙台市のファミリーサポート事業(すくすくサポート)の協力会員を経て家庭保育福祉員を目指していたが、より自分のしたい子育て支援を求めて、支援団体を立ち上げ、託児業務を行っていた。

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■小川未明(福島県/33歳)
「会津在来種 たべらんしょ」

小川さん

○事業内容:
喜多方市山都町内にある遊休農地で会津在来種(主に雑穀、豆類)を栽培し、モチやジャムに加工し、販売する事業。
会津在来種保存、遊休農地の有効利用、雇用創出と新規就農希望者の定住化の3つを大きな目的とする。

○起業したキッカケ:
パラグアイで先住民族支援活動をしていた時の村長の言葉と、生協職員時代に起きた千葉コープの冷凍餃子事件。その後豪雪地帯である実家で農業を何度も志し、挫折する中で6次産業化への道が見えてきた。

小川さん2

○これまでの経歴:
南米パラグアイで約4年間、野菜栽培指導(2年半)、先住民族研究(1年半)を行う。その間、環境保全団体(NPO法人アサザ基金)に関わり自然に関する勉強を積む。生協(常総生協)に勤務し、流通について学び、2年前(2009年3月)から実家で有機農業に従事。

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■阿部 幹郎(福島県/46歳)
「くだもの大国地域活性プロジェクト」

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○事業内容:
福島の農産物を加工品にし生産者へ返す、または委託販売をする事業。

○起業したキッカケ:
生産農家との日常的な交流の中で、流通されず処分される農産物があることを知ったこと。これらの農産物を使った加工業で女性受けする商品作りを目指す。

阿部さんカフェ

○これまでの経歴:
“グンゼ(株)で公共工事植栽などに使われる植木の流通業務をし、30歳でUターン。所有する山や農地を活用して、従来の森林利用とは違う活用を目指し、びっき沼周辺に遊歩道を作り水芭蕉の名所を作った。また、ブルーベリーを植栽。7年前より、自家農園や周辺農家から提供される野菜やブルーベリーを使ったスイーツが売りの「空cafe」を開業。
(※上記はアンケート取材で寄せられたコメントの中から抜粋してご紹介しています。)
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興味をそそられる部分があれば、ぜひセミナーで詳しい話を聞いてみてはいかがでしょう?

<イベント情報>

開催日時:10月15日(土)14:00~17:30
開催場所:早稲田大学 11号館 505教室
参加費:無料

「地域・社会のためになる仕事がしたい!
セミナー&ワークショップ @早稲田大学」

・トークセッション「地域での社会起業という働き方。復興へ向けて」
被災地で再起をかける起業家に学ぶ、生き方・働き方の授業。東京仕事百貨の中村健太さんによる公開インタビュー形式!
登壇:ふるさと起業家の方々 コーディネーター/シゴトヒト 中村健太さん
・どうやって資金を集める?「お金」の授業/助成金、ファンドレイジングセミナー
・起業家を応援!被災地起業の課題に挑む、実践型ワークショップ

定員:200名(※先着順)
共催:早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター

「地域・社会のためになる仕事がしたい!セミナー&ワークショップ」に参加する

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