以前にもgreenzでご紹介した、ハーバード大学の学生によって発明されたサッカーボール『SOccket 』。なんとこのボールでサッカーして遊ぶだけで、発電することができるんです。途上国の電力不足の解決を目指したプロダクトが、まもなく製品化されます!
世界初の自家発電型サッカーボール“SOccket”は、キックされたり、転がったりして生まれる衝撃をエネルギーに変換してしまいます。15分間のサッカーで、小型LEDランプ3時間分の電力が充電されます。
前回の記事でご紹介したときにはなかったですが、プロモーション動画が完成しております。ぜひこちらをご覧ください!
とある男の子が、外でおもいっきりサッカーをして遊んだあと、ボールに充電されたエネルギーで机を照らして勉強する様子が描かれています。
ハーバード大学の学生による開発チームは「世界のこどものうち、25%は電気をつかえない。でも、多くのこどもはサッカーをする」という点に目をつけ、SOccketの開発を進めてきました。
途上国では、まだまだ満足に電力が供給できていない地域があります。しかし、どんな地域でもサッカーならすることができます。この2つの事実を上手に結びつけたひとつの「答え」がこのサッカーボールです。「外で元気にサッカーすることで、家に電気を灯す」ありそうでなかった素敵なアイデアです!
現在は、スペイン、ハイチ、南アフリカ、ナイジェリアの国で実用テストを行っています。これらの国でのテストデータが開発に反映され、8〜9月には最終プロダクトとして世界に飛び出す予定です。しかも、この開発チームはバスケットボール版も開発を予定しているそうです。今後の展開から目が離せません。
動画の中に出てくる “Small step, big difference” (小さな一歩が、大きな変化を生み出す) というメッセージはとても心に残ります。ひとつのアイデアでも「カタチ」にすることで、社会を大きく変える可能性となる。彼らがこのプロダクトを通して、伝えたいメッセージです。
こんな自家発電もあるよ!