いよいよ今週末に開催となる『EARTHLING 2011 地球人大演説会』。greenz.jpのバナーで気になっていた方も多いのでは？様々な業界から集まった、今を生きるキーパーソンたちの演説を2日間に渡りたっぷりと堪能できる、またとないチャンス。今日は直前特集として、その見所をたっぷりとご紹介します。

「アースリング」って？

「アースリング＝地球人」。宇宙に生存する生物を「宇宙人」と呼ぶように、視点を宇宙に置いてみると、私たちは紛れもなく「地球人」です。ガガーリンが「地球は青かった」という言葉を発してからちょうど50年の今年、改めて地球人という視点でこれからの人間のあり方や可能性について考え直してみたい。『EARTHLING 2011 地球人大演説会』は、そんな想いから企画されたトークイベントです。

豪華な顔ぶれに注目！30名の登壇者たち

このイベントの見所は、なんといっても各分野で活躍する30名の「地球人」によるプレゼンテーション。ひとり15分という限られた時間内に「EARTHLING」というキーワードで、何がどのように語られるのか。まずは地球人たちの顔ぶれの一部をご紹介します。

茂木健一郎氏（脳科学者）／30日10:20〜アースリングトーク１

テレビでもお馴染み、「脳科学」という言葉を広く認知させた茂木氏が「アースリングトーク１」に登場！ Think the earthプロジェクト理事長の水野誠一氏と対談します。メディアでも切れ味のある語り口を見せる彼の口から、どんな言葉が飛び出すのでしょうか？イベントの皮切りとなる注目のトークです。

佐藤卓氏（グラフィックデザイナー）／30日12:30〜Session1

「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」「エスビー食品 SPICE＆HERB」など、機能性を追求しながらも遊び心をプラスしたデザインで多くのヒット商品を生み出す佐藤氏。今回は「ほしいも学校」という新プロジェクトについてのプレゼンテーションが予定されています。グラフィックデザイナーが手掛ける“人の営みと環境を考え、未来へと繋ぐプロジェクト”とは？佐藤氏の新たな一面が見られるかもしれません。

富野由悠季氏（アニメーション映画監督・原作者）／30日18:00〜スペシャルトーク

そしてご存知、「機動戦士ガンダム」の生みの親である富野氏も、初日の「スペシャルトーク」に登場します。日本を代表するアニメーション監督の一人が語る「EARTHLING」とは？ メディアでも歯に衣着せぬ発言でファンを魅了する富野氏のトークに期待が高まります。

その他にも、自然エネルギーの推進役として注目を集める飯田哲也氏、元日本代表監督で、日本サッカー協会理事 環境担当を務める岡田武史氏、「笑顔は世界共通のコミュニケーション」を合言葉に人と社会と地球を幸せにするソーシャルデザインの活動を展開するMERRY PROJECT代表・水谷孝次氏など、注目のプレゼンテーターが次々と登場します。

※greenz.jp発行人 鈴木菜央も30日「Session3」のMCとして登場予定です！

寄付先を選べるアクションチケット

さて、今回のイベントは、チケットにも参加者の行動につながる仕組みが導入されています。参加費の一部（1日あたり1,000円）は寄付となるのですが、その寄付先については、参加者自ら選ぶようになっているのです。会場受付で入場チケットと交換でもらえる10枚綴りの「アクションシール」を使って、会場に設置されたボックスに投票すればOK。寄付先は、東日本大震災の被災地で活動するNGO/NPOを応援する「Think the Earth基金」または、登壇者の社会貢献活動から選ぶことができます。

当日はじっくりと演説を聴いて考え、投票先を選んでみてください。ひとりひとりのアクションが、地球人たちの活動を支え、社会を支えることにつながります。

本当は4月に開催される予定でした。

実はこのイベント、当初は4月2日（土）〜3日（日）の日程で開催される予定でした。震災を受けて延期となり、今回の開催となったのですが、実はその4月2日、慶應義塾大学日吉キャンパスを会場に「Ustream中継 ほんとうの震災を知ろう わたしたちにできること」が開催されました。茂木健一郎氏と水野誠一氏（Think the Earthプロジェクト理事長）の対談や、復興の現場からの報告、飯田哲也氏を迎えたエネルギーシフトに関するトークなど、震災直後に行われたこのイベントの模様は、現在も「ソーシャルメディア」ページから視聴可能。こちらで予習してからイベントに参加するのもオススメです。

（対談）茂木健一郎×水野誠一

人間として、日本人として、地球人として。
ひとりひとりが主体となって考え、行動するきっかけを生み出すこのムーブメントに、あなたも参加してみませんか？ まずは地球人たちの声を聴きに、会場に足を運んでみてください。