メール、チャットから、ツイッター、フェイスブック(Facebook)などのソーシャルネットワークサービス(SNS)まで…。もはや、大人たちの世界で十分すぎるくらい広まったオンラインコミュニケーションツールを、子どもたちから完全に遮断することは難しいですね。とはいえ、誹謗中傷やいじめを誘発したり、犯罪に巻き込まれるなど、無防備な子どもたちにとって、インターネットには危険がいっぱい。そこで、米国で、子どものためのSNS「WhatsWhat.me」が生まれました。
「WhatsWhat.me」は、7~13歳の子ども限定のSNS。子どもたちは、友達同士でメッセージをやり取りしたり、コメントや画像を投稿しあったり、オンラインゲームで対戦したりと、楽しみながら、オンラインコミュニケーションの”いろは”を学ぶことができます。
このSNSは、親子同伴でのユーザ登録を義務付けられ、「みんなが楽しめる場にする」、「いじめはNG」、「投稿する前にじっくり考える」など、利用上のルールが明示されているほか、技術をうまく活用し、セキュリティ面に配慮されたプラットフォームを構築しているのも特徴的。たとえば、ユーザ登録時に、ウェブカメラで撮影した子どもの顔写真を登録し、毎回ログインするごとに、顔認識技術を用いて、ユーザの本人確認ができる仕組みとなっています。
また、このSNSは、デジタルな世界から子どもの安全を守りたいと願う親たちをサポートする役割も担っています。「PARENTS」コーナーでは、専門家からのアドバイスや、インターネットの安全を確保するためのコツ、子どものためのサイバーセイフティに関する情報などが掲載されていますよ。
「かわいい子には旅をさせろ」ということわざにもあるように、好奇心旺盛な子どもたちを健全に育成する上では、“一切禁止!”とすべてからシャットアウトしてしまうよりも、親の目が行き届きやすい、安全な場を使って、積極的に体験させ、そこから学ばせるのも一法かもしれませんね。
ちなみに、「WhatsWhat.me」は、月額3.95米ドル(年額29.95米ドル)の有償のソーシャルネットワークサービス。ウェブカメラが搭載されたパソコンが必要です。親子で参加してみたい方は、こちらの「JOIN NOW」ページからユーザ登録をどうぞ。
子どものためのSNS「WhatsWhat.me」に親子で参加してみよう。