いつも近くにあるもの。
お金を出せば買えるもの。
つい早くて安いのがいいと思ってしまうもの。
でも、本当は人間に一番必要なもの。
そう。それは、食べもの。
ちょっと考えてみましょう。
“いま口にしたそのその食べものは、どこから来た?”
先日のgreenz記事でもあったように10月16日は「世界食料デー」。これは世界中で起こっている食料問題を考えると日として、1945年に国連によって制定されました。食料問題と聞くとあまりなじみがないように思いますが、現に日本では約60%の食料を輸入し、その多くを廃棄しているというおかしなサイクルを生み出しています。そして、普段何気なく口にしているその食べものが、世界の環境問題、飢餓問題、貧困問題へつながっている事はあまり知られていません。
その食べものが、実は様々な世界の食料問題につながっているのです。
世界中に広がるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)である、Facebookを中心に広がるプロジェクト、“Face your Food”。ウェブサイトを見ると、画面には次から次へとモグモグする人たちの映像。“一体この人たち何なんでしょう?”と、じっくり見ていると、そのモグモグしていた口からは、次々と食べものが出てくる。実はこのビデオ、「食べる」という行為に注目を集めるために、逆回転ビデオの視覚効果をうまく使った面白いプロジェクトなのです。
その食べものに対する疑問を多くの人と共有する為に、面白い仕掛けが。サイトに自分の食べてるビデオをアップすると、自動的にスローで逆回転になり、Facebookの特性を生かし世界の人と共有出来るという凝ったトリックが考えられています。世界各地の人が参加するこのアクションにビデオで参加してみてはいかがでしょうか?
技術が発展し、新しい情報やモノに囲まれ、刺激的で忙しい毎日を過ごしていると、本当に必要なものや大切なものを二の次にしてしまいがちです。しかし、人間の本能に備わっている食べるという行為、また人間を形作る食べものをもう一度意識してみるのもいいかもしれません。
あれ?今さっき食べたバナナはどこからやって来たんだろう?
その問いかけが、次のアクションへつながる大きなステップです。
「みんなで食べる幸せ」を考えてみる!