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“タンスの肥やし”を地球と社会に生かす、大学発ファッション寄付プラットフォーム「Styleta」

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世界のチェンジメーカーがコラボする「OpenIDEO」やティーンの社会貢献を応援するウェブサイト「Do Something」など、オンラインプラットフォームを社会貢献に生かす取り組みが増えていますね。こちらでは、「ファッション」を切り口に、環境負荷の軽減と社会貢献活動の推進という2つのテーマを同時に実現しようというユニークなプラットフォームをご紹介しましょう。

「Styleta」は、米ハーバード大学(Harvard University)の学生Yifan Zhangさんらによって立ち上げられた社会貢献型オンラインプラットフォーム。“タンスの肥やし”となっているブランドファッションの寄付を募り、これらをオンラインサイトで販売。ここで得た収益を社会貢献活動の支援金として贈るという活動を行っています。不用品のリユースによって廃棄物の量を減らしながら、社会貢献に取り組む団体を資金面で支える、「エコロジー」と「チャリティ」を“合体”させた取り組みが特徴です。

具体的な仕組みとしては、家庭で不要になったヴィンテージ物の洋服や一流ブランドのファッション・雑貨、メーカー・小売店で在庫品となってしまった商品などを、「Styleta」の提携校であるハーバード大学・インディアナ大学(Indiana University)・ニューヨーク大学(New York University)に送ります。すると、「Styleta」のオンラインショッピングサイトでこれらが一般ユーザに販売され、収益金を「Volunteers of America」や「Dress for Success」などの社会貢献団体へ寄付するという流れ。今後は、提携校や支援先のネットワークをさらに広げていく方針だそうですよ。

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ちなみに、オンラインショッピングサイトでは、「Armani Exchange」(アルマーニエクスチェンジ)や「DKNY」、「BCBG」など、米国の若い女性たちに人気のブランド品が“陳列”。意外なお宝グッズや掘り出し物が見つかるかもしれませんね。

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寄付された不用品を販売し、収益金を社会貢献活動に生かすという取り組みとしては、英国内に店舗をいくつも有する英国Oxfam(オックスファム)が先駆けのひとつ。また、日本の「PASS THE BATON」でも、不用品を販売し、その売上の一部を寄付につなげるという活動を進めています。クローゼットやタンスで長年眠ったままの不用品に「第二の人生」の機会を与え、それがよりよい社会づくりにつながるなら、一石二鳥。日ごろ、「何か世の中に役立つことしたいな~」と感じていらっしゃる方は、まずは身近なファッションを通じて、具体的なアクションを一歩踏み出してみてはいかがでしょう。

「Styleta」のオンラインショッピングサイトを覗いてみよう。

「PASS THE BATON」のオンラインショッピングサイトを覗いてみよう。