社会貢献も大事だけど、難しく考えるより、まず“楽しい”という気持ちがなくちゃ!
そんなメッセージをカラフルなパンツで伝えてくれるアンダーウェアブランドがある。パンツで貧困撲滅を目指す、イギリス生まれの「Pants to Poverty」(パンツ・トゥ・ポバティ)。
まずは次の動画でその楽しさを体感してみよう!
カラフルなパンツ姿の人々が街で大騒ぎ。
「We Love Pants!」
「We Hate Poverty!」
“Poverty”つまり、貧困撲滅のメッセージを口にしている彼らが身につけているのが、「Pants to Poverty」のパンツだ。
まず目がいくのは、そのカラフルなラインナップ。履くだけで気分が盛り上がりそうなデザインとカラーは、それだけでも思わず“かわいい!!”と口にしてしまう人も多いかも。しかし、このパンツ、派手な顔して貧困撲滅に一役買っている、なかなかのスゴ腕なのだ。
「Pants to Poverty」のアンダーウェアは、インドで育ったオーガニックコットンを使用し、フェアトレードによって生産者をサポートしている商品。コットン製造現場ではよく見られる児童労働に関しても、一切していないと保証されている。また、カラフルな色合いではあるが、染色において人体の健康に害する染料をいっさい使用しておらず、さらに製造所における排水も90%以上をリサイクルするなど、徹底した環境配慮を実践している。
オーガニックコットンやフェアトレードというと、ナチュラル、またはエスニックな雰囲気の商品が多い中、こんなポップなデザインは珍しい。そこには、このブランドが発する“難しく考えないでOK!せっかく買うならかわいくて楽しいこれをチョイスしてみて!”というメッセージが込められている。
先ほどの動画で紹介した「PANTS TO BAYER」というデモ活動もそのメッセージのひとつ。昨年世界同時に16の国と地域で行われた、このデモを含む“Pants Party”は、先進国では販売禁止とされている劇薬指定の農薬を途上国の生産者に売りつけている企業に“BAD PANTS”(農薬など環境有害物質を使って作られたパンツ)を送りつける抗議活動のPRとして行われたものだ。パンツ姿の人々が一斉に街に集まるという目を疑うような光景は、世界中のメディアが取り上げ、大きな話題となった。そして、その企業は2010年までに当該農薬の使用を中止する宣言をするに至った。
この成果をもたらした秘訣は、なんといってもこの一見おバカなプロモーション手法だろう。参加者が徹底的におバカになって騒げるイベントは純粋に楽しく、多くの人を惹きつける。商品の根底に流れる真面目なメッセージの前に、まずは直感的に“楽しい!”と思うことから人々に参加を訴える“Pants Party”は、とりあえず大成功と言ってよいだろう。
さて、日本ではネットショップ「Leela SHOP」でのみ販売されているこのパンツ、本物を手に取ってみたい人に朗報!まもなく開催されるアースデイ東京のフェアトレードビレッジに、「Pants to Poverty」の出店が決定した(出店は「Iarch Crew」テント内)。ネットショップで人気の定番商品に加え、会場限定でお得なアウトレット商品も販売する予定とのことなので、これを逃す手はないだろう。
また、本日4月16日からネットショップに登場したのは、こちらのカワイ過ぎるキッズライン!
ボーイズ、ガールズ、それぞれ3枚セットでおしゃれなCDケースをリサイクルしたパッケージ入りで販売されるので、プレゼントにも最適だ。
このパンツを選ぶことで、自分の子供だけじゃなく、コットン栽培の現場ではまだ現実としてある児童労働から、世界の子供も守ることにもつながるのだが、まあ、まずは難しく考えず、このかわいくて履き心地のよいゴキゲンなパンツを、親子お揃いで楽しんでみてはいかが?
毎日身につけるパンツ。古くなって買い替えるとき、こんな選択肢があることを頭の片隅で覚えておこう。カラフルなパンツ効果で気分も上がり、世界ともつながることができる。まさに一石二鳥パンツ、ですよ!
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ユニークな動画でPants to Povertyを知る。