梅雨の晴れ間が広がった7月11日。東京のド真ん中にあるメリープロジェクトの屋上で、「MERRY GARDEN 屋上農園 収穫祭」が開催された。
4月にアースデイ東京2009にてMERRY GARDEN プランターを使用してミニトマトの苗を植えるワークショップに参加した子供たちに、一度のワークショップで終わらず、今度はそれを採って食べて楽しんでもらおうという夏の収穫祭。今日は、笑顔いっぱいの写真と共に、そのレポートをお届けしよう。
午前10時、元気いっぱいの子供とお母さんたちがメリープロジェクトの屋上に集合した。まずは代表の水谷さんから、これまでの観察日記の紹介と、今日の注意事項の説明。子供たちの目の前には今にもはじけてしまいそうなプリプリの実をつけたミニトマトのプランターが並んでいる。
説明が終わったら収穫開始!
自分で植えた苗の前で、次々にミニトマトを収穫する子供たち。苗の生長とともに、4月に撮影した写真より、ちょっとお姉ちゃんになった子もいるかな?
収穫したトマトはカゴの中へ。
オレンジや赤のつやつやのトマトがカゴいっぱいに収穫されていく。
「見て見て!こんなに採れたよ!」
にっこり笑顔でパチリ!
今度はキュウリに挑戦!
この大きさ、スーパーではまず出会えない。
ハーブはハサミで丁寧にカット。
慎重に、慎重に……。
こんなキュウリ見たことない!
採れた野菜に子供たちも興味津々。
“食べることも農業”と、水谷さん。
収穫の後は美味しいランチタイムへ突入。
採れたての野菜でサンドイッチ作りにチャレンジ!
自分で採った野菜は格別の味!
おいしさに笑顔もあふれる。
この日集まったのは約10組の親子のみなさん。アースデイ東京で苗を植えたお子さんに加え、その友達や兄弟姉妹も参加し、にぎやかな収穫祭となった。子供たちはもちろん、お母さん同志も和気あいあい。アースデイ東京のワークショップでの出会いからつながった夏の一日を子供たちに負けない笑顔で満喫していた。
植えて、育てて、食べるという農業のつながりを体験した子供たちは、何を感じただろうか?その場限りで終わらない数々のつながりを残して、また次のつながりへ。メリープロジェクトの屋上には、そのスペースに納まりきらないほどのエネルギーと笑顔が満ちあふれていた。
メリープロジェクトを訪問するたびに感じるのは、人の温かさとそこから生まれるつながりの強いチカラ。この日も、朝早くから料理や準備のお手伝いをされていたのはスタッフの方ではなく、展示会などで知り合ったそれぞれ仕事をお持ちの方々。聞くと、出会ってからこのオフィスにたびたび訪れ、空いた時間でプロジェクトのお手伝いをするようになったのだとか。また、やってきたお母様たちの手には大量の手料理の差し入れが!「田植えの時、ご馳走になってしまったので……」と、朝から手料理を準備してきてくれたのだという。
こういった人のつながりが支えるメリープロジェクトは、そのチカラをエネルギーに変え、MERRY IN ASIA、MERRY FARMINGなど、世界中に笑顔をつなげるプロジェクトを次々に展開中。その活動は、普段の生活で忘れかけた様々なつながりを、私たちに思い出させてくれることだろう。
これからもメリープロジェクトの活動に注目!
あなたもメリープロジェクトに参加してみる?