6月20日は「世界難民の日」
今週土曜日、6月20日は世界難民の日です。難民の保護と援助に対する世界的な関心を高めるために国連が制定しました。
日本では、国連UNHCR協会を中心に、日本中で関連イベントが開催されたり、最近では吹石一恵さん主演のNHKドラマ「風に舞いあがるビニールシート」や、WONDERFUL WORLD基金を展開中するゆずのケニア訪問ドキュメンタリーなんかも放送されているので、ご存じの方もいるかも知れませんね。
greenz.jpでも、5月のGreen Drinksを難民をテーマに開催したり、今年のキャンペーンを少しだけお手伝い。素敵なロゴやウェブサイトなどは、こんな心あるクリエーターのみなさまにご協力いただきました。ウェブサイトからは、難民とは何か、難民の声、わたしたちにできることなど、漠然とした”難民”をもっと知るための入り口になっています。
“難民問題”って何だか遠い?でも、希望ならきっとつながれそう。
どうやったら、難民問題がもっと身近になるだろう?戦争や紛争だけでなく、気候変動によって“環境”難民になっている人々も出始めているそうで、「常に明日は我が身だよなあ」といつも個人的に思いながら、いろいろ調べていました。そこで発見したのが、日本で活躍している難民たち!
例えば、東京のシンポジウムのゲストにも登場するファッションデザイナー渋谷ザニーさん。1985年ミャンマーで生まれ8歳で日本にたどり着いた彼は、モデルからデザイナーに転向し、カジュアルブランドEXRを展開し、今ではファッション界の注目株に。他にも、北海道で酪農の博士号を取得したソマリア難民のスグレ・アブカル・ハッサンさん、反政府バンドで活動しているミャンマーの難民など、それぞれの状況を受け入れて、思いをクリエイティブに実現している人も少なくないんです。
そこで、今年のテーマはキャンペーンのテーマは「NO HOME YES HOPE」。まだ帰る場所はないけど、希望がある。ストレート、直球勝負です(笑)
ぜひみなさんに知って欲しいのは、そんな希望に溢れた難民の声。「大統領になって、戦争をやめさせたい!」「オフィスマネージャーになって、女性の働く環境をつくりたい!」過酷な難民キャンプの状況は、行ったこともない僕には想像を巡らすしかないけど、そんな夢そのものが当たり前のように生きるモチベーションになるんだなと、正直心が震えました。希望なら、もしかしたらつながれるのかもしれない。
そこでブログアクション!「みんなのHOPEでつながろうキャンペーン」
ということで今、「みんなのHOPEでつながろうキャンペーン」を展開中です。難民にとって「まだ帰る場所はないけど、希望がある」なら、あなたにとっての『NO ×× YES ○○ 』は何ですか?というお題で、トラックバックを送っていただくと、こちらのページやブログパーツにみんなのHOPEが集まっていきます。
「お金はない。でも、言葉がある。」「終電はない。でも、タクシーがある。」などなど。
というわけで、心あるブロガーのみなさん、世界難民の日に合わせて希望について書いてみませんか?ちょっと恥ずかしいかもしれないし、なかなか言葉にしずらいかもしれませんが、考えるだけでも結構元気が出てくるお題だと思います。
※もちろん「時間がないよ!」という方は、ブログパーツを貼っていただくだけでも嬉しいです。
greenz.jpでも20日に向けて、何について書こうかな…と画策中。というわけで、ご協力の程、どうぞよろしくお願いします!
ブログアクションに参加してみよう。