太陽光発電は次世代のエネルギー資源の中でも、かなり期待の持てる現実的なクリーンエネルギーである。最近でこそ、太陽光発電を取り入れた施設や住宅も増えてきたが、さらに普及に拍車をかけてくれそうなグッドニュースが飛び込んできた。オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)が、オーストラリアの紙幣印刷機を使って太陽電池の試し刷りを行ったというのだ。
え、太陽電池って印刷できるの?と思った方は、まずはこちらを。以前ご紹介したのは、太陽電池が家庭用のインクジェットプリンターでも印刷できるようになるかもしれない、というニュース。
今回のニュースは、オープンリール式の印刷で、薄くて大きな太陽電池を、コスト効率良く大量生産できるかもしれない、というのがポイントである。
オーストラリア紙幣の素材は紙ではなく、薄いプラスチックのポリマー紙幣。ポリマー紙幣はオーストラリアが世界で最初に導入し、今では21カ国で採用されている。ポリマー印刷の技術は、オーストラリアが他の国々に技術提供しているか、受託印刷しているくらい、世界の最先端を行っているのだ。
その優れた印刷技術を生かして、今度は太陽電池を印刷しようというわけ。
今回の試し刷りが成功して、実用化されれば
テントに貼ればアウトドアでも簡単に電気が使えるようになるかも…
こんなソーラーパネルバッグももっと色んなデザインのものができそう…ピーチパラソルに貼って一日中ビーチでパソコン仕事ができたりして…
なんだか夢が膨らんでくる。
太陽電池の利用を爆発的に増やすことができれば、エネルギー世界のバランスも大きく変わってくるし、エネルギー問題もかなり解消されることだろう。
オーストラリアでは政府のバックアップもあり、この印刷技術の開発と完成を急いでいるという。コンペティティブな態度は行き過ぎるとちょっと困りものだけど、こういう技術競争だったら、色んな国でどんどん競い合って欲しい!
我が家に太陽光発電があったら…シミュレーション