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【速報】ティズニーランドが水素で動く!?合い言葉は「Hを燃やせ」

Creative Commons, Some Rights Reserved, Photo by West Zest

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(4月1日付速報)水素ハイウェー計画カリフォルニア州でさきほど発表されたばかりのニュースがとてもポジティブだったので速報!

子ども達に夢を与え続けているファンタジーワールド「ティズニーランド」が、ガソリンエンジンで動くアトラクションやメンテナンスに使う機械などのすべての動力燃料を、地球温暖化に寄与しないサステナブルなエネルギー源、水素にシフトすると発表しました!!

合い言葉は「Hを燃やせ」、それってどーゆーこと?以下、詳報。

「水素は今すぐ実現可能なエネルギー」CSOチューニー・ハル氏(通称ハルさん)

チーフ・サステナビリティ・オフィサーであるチューニー・ハル氏は、記者会見で熱っぽくこう述べています。

水さえあればどこでもつくれる水素(H2)は、今すぐ実現可能な地産地消のエネルギー源なんです。Hを燃やせば、何でも動かせるんですよ。

みなさんは石油とか天然ガスを地下から掘り起こすのに、どれくらいの隠れコストがかかっているかを知っていますか?レスター・ブラウン「プランB」によれば世界中の税金のうち年間1兆ドル以上ものお金が浪費されているんですよ。それほどのお金があれば、どれほど再生可能エネルギーの開発が進むことか!

ピークオイルとか叫ばれていますが、今でもなお解けつつある北極の氷の下でさえ、ロシアやノルウェーなどが天然資源を争っている現状です。NHKでこの前放映されていましたが、横浜にも既に北極から天然ガスが運ばれているんですよ。

そんな無駄が多くて持続可能ではないエネルギー源で、子ども達の夢を生み出すべきでしょうか。その決断の責任は、私たち事業者にあります。

持続可能な社会をつくるための技術も知恵もお金も、実はあるんです!後は、政治を動かす我われ一人ひとりの力の結集が、今求められているのです。 ティズニーランドの水素化は、その最初の一歩なのです。

なるほど、「Hを燃やせ!」とは、水素を燃やして動かす!ってことだったんですね。

greenzも注目する水素の可能性


greenzの関連会社h2-techが制作している水素発生装置(think the earth地球レポートより)

エネルギー源としての水素は、社会を変革するレバレッジポイントのひとつとしてgreenzも注目しています。水素については、僕がthink the earthの地球レポートに書いた持続可能な水素経済を目指すハワイ州の取り組みというコラムに詳しいですが、ポイントを一部抜粋すると以下のような感じです。

僕たちが興奮しているのは、「分散型電源と局所的かつ世界的なエネルギー・ウェブ」によって実現される双方向エネルギー共有の可能性です。

ちょっと小難しいですが、ここ数十年のインターネットと双方向コミュニケーションによる情報の共有という流れと結びつけるとわかりやすいでしょうか。一言で言えば、「エネルギーの民主化はいかに可能なのか、そしてそこから人類のマインドはどう進化(深化?)するのか」ということかもしれません。

「水素社会になれば、石油に起因する戦争はなくなる」という見方もありますが、社会構造がグローカルな分散ネットワーク型へと向かう中で、水素が未来のキープレイヤーであるのは間違いありません。


水素についてはgreenzとしても、関連ニュースを配信するだけでなく、ハワイの関連ハイテクカンパニーh2-techと一緒に、水素経済の実現のためいろいろプロジェクトを実は進行中です。(レポートにあるとおり、h2-techはACT221というハワイ州からかなりの税制優遇を受けていて、なかなか楽しみなポジションにあります)

最近では、カーエンジニアの方を巻き込んでのガソリン車や天然ガス車を水素内燃カーにコンバージョンするプロジェクトにメンバー一同興奮中。プロジェクトブログももうすぐ公開予定ですのでお楽しみに!


※ティズニーランドの件はジョークですが(ホンモノのみなさま、何卒ご勘弁!)、それ以外は本当のこと。greenzが仕掛ける水素プロジェクトに興味のある方はぜひwelcome[at]greenz.jpまでご一報ください!