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これが僕らの近未来都市、その名はマスダールシティ!

greenz/グリーンズ MasdarCity

カーボンニュートラル・廃棄物ゼロ・100%再生エネルギーの夢のような近未来都市「マスダールシティ」が、アラブ首長国連邦のアブダビで建設されている。マスダールシティのイメージビデオを見ると、正に子どもの頃に夢見た近未来都市の姿がそこにある。コードレスの携帯電話が実現したように、空想の世界だと思っていた近未来都市が、本当に実現する日がやって来た!

マスダールシティは、アブダビの政府機関であるアブダビ未来エネルギー公社(Abu Dhabi Future Energy Company)によって運営されており、オーナーはマスダール開発会社(Mubadala Development Company)である。アブダビ政府が、近未来エネルギーソリューションの開発と発展を加速させるため、長期的な戦略として注力している都市だ。総事業費は220億ドル(約2兆円)、2015年完成を目指している。

2009年1月20日、マスダールとGEは、マスダールシティに「エコマジネーションセンター」を設立することを発表した。エコマジネーションセンターは、エネルギー効率の良い製品の開発サポートと、省エネルギーに対する意識を向上させることを目的とした施設である。

エコマジネーション(ecomagination)は、「エコロジー」と「エコノミ ー」と「イマジネーション」を合わせて作られた言葉である。既存の言葉では表せないような、新しい夢のような技術が、開発され実現されていくのだろう。次世代スマートグリッド、浄水技術、省エネ家電、風力や太陽光、その他の再生エネルギーの製品など、次世代のワクワクするような最新技術のショーケースになるそうだ。

マスダールのCEOであるDr. Sultan Al Jaberは「マスダールとGEの今回の提携は、マスダールシティの発展において、ランドマーク的なパートナーシップになるだろう」と言っている。マスダールシティにクリーンテクノロジーのシリコンバレーを作りたいという夢が、GEとの提携によってグッと現実味を帯びたということだろう。日本企業もエネルギー系企業を中心に、東京電力(株)、ジャパン石油開発(株)、三菱商事(株)、三井物産(株)などが参画している。

このマスダールシティ、70,000の職場が作られ、40,000人が住むことができるらしい。こんな都市なら移住したくなる人も多いのでは。完成予定まであと6年、移住の計画はお早めに!

とにかくもっとマスダールシティが知りたい!

移住に向けてアラビア語を勉強してみる