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人力と自然エネルギーで電力を自給。電力会社とおさらばする日も近い?

greenz/グリーンズ OHMチャージャー
画面右の黒い装置がエコチャージャー「OHM」

ケータイ電話やiPod。現代人の生活には電子機器が欠かせない。「エコに生きたいとは思うものの、ケータイやiPodを手放す勇気はちょっとない」という方に朗報だ。あなたがサイクリストならなおさら。自転車を漕ぐだけでで充電できるチャージャー「OHM」がお目見えとなった。

「OHM」では、自転車の車輪が回る仕組みと磁石の力を使って電気が作られる。作られた電気は内部のバッテリーに蓄えられ、必要に応じて電子機器の充電に使えるという代物だ。45分から1時間くらい自転車を漕げばケータイをフル充電できるという。電力会社に頼ることなく、人力発電であなたのデジタルライフをサポートする。

人力発電と言えば、こんな実験もある。東京駅渋谷ハチ公前広場で行われた発電床の実証実験だ。こちらはもう少し大がかり。東京駅では1日の総発電量を一般家庭約100世帯分の電力消費量に相当する1,400キロワットと見込んでいる。

greenz/グリーンズ eneloop_bike

今度は自転車つながりで一つ。電動アシスト自転車なるものがあるけれど、これが自転車を漕ぎながら人力で充電できるようになったという。まさに人にも環境にも優しい未来の乗り物だ。その名も「eneloop bike」。充電池「eneloop」で有名なSANYOが、遂に電動自転車まで作ってしまった、という訳だ(2009年2月発売予定)。詳しくはこちらの記事で。

greenz/グリーンズ eneloop
Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by herrner

ちなみに、「eneloop」には、こんなラインナップもある。太陽光で「eneloop」を充電する「eneloop solar charger」と充電とライトアップの機能を有する「eneloop solar light」だ。自転車を漕ぐのも、床を踏むのも出来ないときは、太陽の力を借りるのも悪くない。

人力にせよ、自然エネルギーにせよ、電力を自給できるというのは痛快だ。まだまだ規模は小さいが、技術革新が進めば、白物家電やAV機器の電力を賄えるようになる日も来るだろう。そうすれば、電力会社から電気を買う生活ともおさらばできる。

夢物語だって?いえいえ、

人が想像できることは必ず人が実現できる

(ジュール・ヴェルヌ鹿島建設のCFコピー)、はず。