印刷媒体を対象とした「プレスライオン」では、
お金の使われ方についてのシリーズが
ブロンズを受賞しています。
広告主は、ブラジルの新聞社です。
●EURO
●YEN
自然破壊や戦争といった
痛々しい人間の活動で飾られた紙幣を用いて、
「Understand the real value of money.」
(お金の本当の価値を理解しろ!)という
メッセージを伝えるこのシリーズ。
お金の使い方には敏感でも、
お金の使われ方には無頓着な
多くの人に見て欲しいですね。
今回新設された「デザインライオン」では、
ユニークなカレンダーが受賞していました。
いずれもブロンズです。
まず日本の広告会社、
読売広告社のカレンダー「MOTTAINAI」。
カレンダーのビジュアル自体が
ミカンの皮や卵の殻など、使いようによっては
再利用できる物で作られています。
そして、カレンダーを使い終わったあとは
ミシン目で切るとメモとして使えるようになっています。
見て、使って、「もったいない」の精神を
理解させるようになっているんですね。
SURFRIDER FOUNDATIONの
「CALENDAR SURFRIDER」は、
一見海をバックにきれいなねーちゃんが
座っている写真なのですが、
よく見ると油やゴミにまみれていたりします。
毎日眺めるにはキツいカレンダーですが、
これも現実、なんですね。
限られた期間にメッセージ届けるのではなく、
継続的に何かを考えさせる。
日常にあるいろんなもののデザインに
メッセージを込めてみることで、
他にもいろいろできることがあるのかも知れませんね。