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【カンヌ広告祭2008から(5)】毎日目にするものからのメッセージ

印刷媒体を対象とした「プレスライオン」では、
お金の使われ方についてのシリーズが
ブロンズを受賞しています。
広告主は、ブラジルの新聞社です。

●DOLLAR
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EURO
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YEN
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自然破壊や戦争といった
痛々しい人間の活動で飾られた紙幣を用いて、
「Understand the real value of money.」
(お金の本当の価値を理解しろ!)
という
メッセージを伝えるこのシリーズ。

お金の使い方には敏感でも、
お金の使われ方には無頓着な
多くの人に見て欲しいですね。

今回新設された「デザインライオン」では、
ユニークなカレンダーが受賞していました。
いずれもブロンズです。

まず日本の広告会社、
読売広告社のカレンダー「MOTTAINAI」。

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カレンダーのビジュアル自体が
ミカンの皮や卵の殻など、使いようによっては
再利用できる物で作られています。

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そして、カレンダーを使い終わったあとは
ミシン目で切るとメモとして使えるようになっています。
見て、使って、「もったいない」の精神を
理解させるようになっているんですね。

SURFRIDER FOUNDATIONの
CALENDAR SURFRIDER」は、
一見海をバックにきれいなねーちゃんが
座っている写真なのですが、
よく見ると油やゴミにまみれていたりします。
毎日眺めるにはキツいカレンダーですが、
これも現実、なんですね。

限られた期間にメッセージ届けるのではなく、
継続的に何かを考えさせる。
日常にあるいろんなもののデザインに
メッセージを込めてみることで、
他にもいろいろできることがあるのかも知れませんね。