もはや日本人にとってもっとも身近な飲み物となった、コーヒー。しかし今のコーヒーは、ほとんどがコーヒー豆をつくる人たちに正当な対価が支払われていないのだそう。そこで有機栽培でコーヒー豆を育てる生産者に適正なお金を支払った、安全でおいしい、そしてコーヒー豆農家の人々にも優しいというフェアトレードコーヒーや有機栽培コーヒーが、今多くの場所で販売されはじめている。
まずは世界最大のコーヒー店チェーン、スターバックス コーヒー。フェアトレードラベル国際組織が認定したブレンドコーヒー豆を販売している。また、独自のラインで小規模農家になりがちなコーヒー豆農家の支援と適正な取引にも携わっている。またタリーズコーヒーでも、フェアトレードラベル国際組織が認定したコーヒー豆を販売しているほか、有機JAS、レインフォレストアライアンスなどの認証を受けたコーヒー豆を数種類販売中だ。そして、牛丼レストランチェーンのすき家でも、NPOピース ウィンズ・ジャパンが生産を支援し、輸入・販売しているフェアトレードコーヒーを、店内で販売している。これは1杯ずつパックされ、お湯をそそいで飲むドリップ式。テイクアウトが主だが、店内で飲める店舗もある。
大切に作られたコーヒーをおいしく楽しく飲めるしくみづくりが、日本中ではじまっています!