日産自動車のコンパクトカーである「マーチ」に追加された特別仕様車『コレット』を買うと、1年分の走行量のCO2排出権がついてくる！

このマーチ・コレットは「シンプルアンドエコ」をコンセプトにしたモデル。そのコンセプトである「シンプル」は装備を簡略化することで低価格化を実現したことを示す。そして「エコ」についてが注目。クルマでエコというとどうせ省燃費でしょ！　と思うのはアマい！　マーチ・コレットは、なんと『販売台数1台につき1ｔぶんのCO2排出権を取得』するというカーボンオフセット付きなのだ。

1tぶんのCO2といえば、マーチでいうと走行8000kmに相当する量。一般的な使用であれば1年ぶんのCO2排出量に匹敵する。この「クルマを買ってカーボンオフセット」というのは、国内では初めてのこと。ニッサン・グリーンプログラム2010の一環というが、この排出権付きの新車販売というアイデアに他の自動車メーカーも追随してくれればクルマに乗ることの罪悪感が少しは緩和されるかも？

なおCO2排出権の取得および日本政府への届出は日本カーボンオフセット(COJ)が委託を受けて行っている。