今、自然エネルギーを取り出す手段として「凧(たこ)」が盛り上がっている。かたや「海のハイブリッド車」、かたや発電……。未来の空は、凧だらけになるかも?!
風力のエネルギーを上手に取り出す手段として「凧」が見直されている。ドイツの運送会社Beluga Shippingは、SkySails社が制作した、船を動かす専用の凧を使って、処女航海を実施した。風だけでは船は動かないが、凧と併用することで、燃料の消費量を50%程度、排気ガスは10%から35%程度、減らすことができるという。下記は、航海の様子を映したもの。
またイタリアでは、凧力発電(略してタコパツ?!)を研究中。多数の凧が空を舞い、地上の発電機をぐるぐる回すという、一見単純な原理で、しかしその出力は原発に匹敵する1GW! しかも発電コストは現行の1/30ですむという。
凧は高い上空を飛ぶので、気流が強く安定しており、動力として効率的であるとのこと。自然エネルギーを効率的に引き出してくれる「凧」。これからも注目が集まりそうです!