この映像は、今、ネットで環境問題について考える人々の間で話題になっているものだ。12歳の少女が、大勢の大人の前で演説をしているこの6分間あまりのスピーチは「伝説のスピーチ」と呼ばれている。政治家などの前で「どうやって直すのかわからないものを、これ以上こわすのはやめてください」と訴えた言葉は、多くの人々の胸にしみわたった。
1992年6月。ブラジルのリオ・デジャネイロで「環境と開発に関する国連会議(環境サミット)」が行われた。その中、大人たちに「自分にもスピーチをさせてくれ」と訴え続ける少女が居た。その少女の名は、セヴァン・スズキ。9歳で子ども環境NGOを立ち上げ「環境サミット」には、自分たちで旅費を集めてやってきた。やっとのことで許可を得た彼女は、ひと晩で原稿を書き上げた……。そのスピーチは15年経った今もなお、人々の心に強く刻み込まれている。
この少女セヴァン・スズキが、今年2007年日本にやってきて、全国講演ツアー「ハチドリキャンペーン2007」を行う。今年27歳になるセヴァン・スズキは何を語るのか……? 乞うご期待。