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アジア初!クマの国際会議開催

クマに関する最新の情報を共有する場として、研究者や行政担当者、NGOなど、すべての人に開かれた国際会議「第17回国際クマ会議(英語通称:IBA2006)」のが日本で開催される。これはアジア初! 世界各国から約400名の参加が期待されるという。

 

第17回国際クマ会議のロゴマーク

開催地である軽井沢は、浅間山山麓をはじめとする野生生物の良好な生息環境が保たれており、ツキノワグマをはじめとして、カモシカ、サル、さらにおよそ80種の野鳥など様々な野生生物が生息している。クマを科学的・計画的に保護管理しつつ、人との賢明な共存の道を探る地域として有名なことが、今回選ばれた理由だ。

 

アジア地域では、多くの野生生物の生息地が、社会経済活動によって減少しており、その存続が危ぶまれる野生生物種が増大。適切な保護活動の必要性は高まるばかりで、クマもその例にもれない。だが、保護活動の前提となる生息状況に関する情報がアジア地域のクマ類については不足しているので、アジア地域で初めて国際クマ会議を開催するのは大きな意義がある。

専門化向けののワークショップが多いが、一般の方向けイベントもある。2日の「日本におけるヒトとクマの関係の歴史」。例えば、初日の「日本におけるヒトとクマの関係の歴史」や4日(水)の高木美保さん司会による一般の方向けイベント「クマに学ぶ世界の和ーわが町にすむクマと私たちの暮らしを考えようー」(3つの高校の生徒による発表)(参加費無料)など、楽しそうな企画が並ぶ。開催場所は環境への取り組みで有名な星野リゾート。軽井沢の自然を楽しみながら、クマのことを知る、なんていかがでしょう?

【開催概要】
第17回国際クマ会議(IBA2006)
期間:2006年10月2日〜6日 
場所:長野県軽井沢町 ホテルブレストンコート(星野リゾート内)
主催:国際クマ協会(International Association for Bear Research and
Management)

2006年国際クマ会議ウェブサイト
http://www.japanbear.org/iba/jp/
プレスリリースはこちら
http://www.wwf.or.jp/news/press/2006/p06080401.htm

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