ISSUE まちづくり

2 years ago - 2014.09.12

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“遊びに行ける発電所”で、電気をもっと身近に!スキー場への大胆リニューアルを目指す、美しきコペンハーゲンの発電所

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わたしたち電力」は、これまで“他人ごと”だった「再生可能エネルギー」を、みんなの“じぶんごと”にするプロジェクトです。エネルギーを減らしたりつくったりすることで生まれる幸せが広がって、「再生可能エネルギー」がみんなの“文化”になることを目指しています。

「あなたが住んでいる町に、発電所が建設されます」。

もしもこのように言われたら、みなさんはどのように感じますか? 騒がしくなりそう、空気が汚くなりそう、などネガティブな感想を持つ方も少なくないかもしれません。

今回は、そんな発電所をみんなの遊び場として開放することで、発電所との心の距離感を縮めてしまおうという取り組みをご紹介します。題して、「発電所スキー場化計画!」
 
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舞台はデンマークの首都、コペンハーゲン。アンデルセンの童話がつくられた美しい街の中心部に、40年以上稼働して、生活や産業を支えてきた火力発電所がありました。

その後、老朽化にともない、廃棄物利用エネルギー(Waste-to-Energy)を活用した新たな発電所として作り替えるコンペが開催されます。そこで入賞したのが、「Bjarke Ingels Group(以下、BIG)」という建設会社が提出した、「発電所の屋根にスキー場をつくろう!」という奇想天外なアイデアでした。

「単なる発電所以上のもの」という思いから生まれたこのアイデアは、雪は多いけれど、平らな土地ばかりというデンマークの特徴に着目して生まれたようです。”遊びに行ける発電所”として身近な存在になれば、生活と切り離されたところにある電力会社のイメージも変わりそうですね。
 
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夏場はハイキングも可能

他にもユニークなアイデアは盛りだくさん!例えば発電所の煙突からは、1トンの二酸化炭素が燃やされるごとに、輪っかが登場し、どれだけ排出されているかを確認できるようになっているのです。

「こんなに二酸化炭素を排出しているなら、無駄な電気を使わないように気をつけよう」と節電に対する意識も上がるかも?

発電所をはじめ多くの公共施設に、もっとアートの要素を取り入れることができると思います。建築はアートとしてビジョンを提示することもできますし、想像を現実のものにできる科学でもある。私たちは建築を通して、より多くの課題の解決を目指しています。

とビヤルケさんは語ります。発電所の完成は4年後の予定とのことで、完成したら遊びに行きたいですね!

建築は、単に建物を建てるだけでなく、街の誇りにもつながります。みなさんはどんな場所が遊び場になったら楽しいと思いますか?

[via Co.Exist,Dezeen,AB-ROAD]
(Text:大石真由)

コペンハーゲンでは、子どものためのこんな取り組みも!
街が、子どもを育てる。デンマークの首都につくられる子どものためのミニシティ

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大石 真由

大石 真由

greenz ジュニアライター 1993年北海道生まれの東京育ち。 2014年秋から1年間、イギリス・ブリストル大学に留学。 ライターインターン時代には、ブリストルで行われているソーシャルグッドな取り組みを、現地在住者ならではの目線でお届けしました。

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わたしたちエネルギーは、エネルギーを、じぶんごとにして楽しむプロジェクトです。エネルギーを減らしたり、つくることを楽しむ。つくったエネルギーで得られる楽しさ、幸せをみんなで共有する。エネルギーで地域が自立する。今、そんな試みが全国に広がっています。わたしたちは、greenz.jpの記事をつくること、グリーンズの学校で共に学ぶことなどを通してそんな動きをサポートし、そして共に歩みたいと思っています。 このプロジェクトは、経済産業省資源エネルギー庁GREEN POWER プロジェクトの一環で進めています。 ⇒ 特集「わたしたちエネルギー」FacebookページGREEN POWER プロジェクト WEBサイト

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