GOODが行なっている「Redesign the Report Card」というプロジェクトがあります。このプロジェクトは学期末に生徒に送られてくる成績表が、もっと生徒の達成度を反映した、ビジュアル的にも優れたものにできないか、ということを実験するプロジェクトです。
このプロジェクトでコンペを行なって、エントリーを受け付け、優秀賞に選ばれた作品の中から、さらに読者によって選ばれた作品を紹介します。
生徒の教育の上で重要な項目のひとつに、生徒と両親、そして教師の間の活発で、熱意のある関係が挙げられます。ソーシャルメディアとデータビジュアライゼーションを利用した、インタラクティブなレポートであれば、生徒と両親が、教師と快適な環境で話ができるようになるのではないか、というのがこのデザインを考えたPolly d’Avignonの狙いです。
これまでの四半期や、6週間に一度発行される成績表では、両親は自分の子供について十分な情報を得ることができず、教育する上で十分な準備ができなかった、とPollyは考えました。その問題を解決するために、生徒の学習状況をより詳細に、最新情報を逐一得られるようにするために、このプラットフォームアイデアが生まれました。
このプラットフォームに両親も教師もログインした状態で、生徒の成績や学習状況などを見ながら教育についてのやりとりをすることが可能になります。
年に数回だけ発行されるこれまでの成績表のフォーマットから変更し、「生徒の成績を把握し、その教育方針について話をする」という成績表の本来の目的を達成するために生まれたこのデザインが実用化すれば、教育熱心な両親や教師が増えるかもしれませんね。
(via GOOD)
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