みなさんの家に、眠っているレコードはありませんか?
私のおじいちゃんの家にも、埃をかぶったレコードがたくさんあって、おじいちゃんはどんな曲を聞いていたんだろう?と気になったりするものです。
そんな何だか思い出がたくさん詰まっていて捨てられないレコードと一緒に、なんとサイクリングができてしまうという、画期的な自転車をご紹介します。
これまでグリーンズでは、たくさんの自転車にまつわるグッドアイデアをご紹介してきました。今回の自転車は、タイヤ部分に注目です!普通の自転車とどこが違うでしょうか?
そう、ホイールがレコードになっているのです!簡単に思いつきそうですが、本当にやってしまった行動力がスゴイですね。もちろんBPMは運転する人次第。ペダルを漕ぐスピードで再生速度も代わるので、心地良い音を奏でるにはちょっと練習が必要そうですね。
このFPMを手がけたのは、オランダのデザイナー3人組。
現在ではロンドンを始めとする様々な国の展示会を旅するようになったFPMですが、制作のきっかけはこんな一つの夢からだったそう。
“もしタイヤから流れる音楽を聴きながら、自転車で通勤できたらなあ”
こうした斬新な夢から始まったプロジェクトですが、使用された素材も実にユニーク!
ちなみにFPMの本体は、30年前のAlpina bike社製の年季が入った自転車で、レコードプレイヤーを改造して制作されています。
こうして単体だと廃材として捨てられてしまいそうなものを組み合わせることで、街に新しい風景をつくることができるんですね。みなさんも身の回りでそんなアイデアを生み出すヒントを探してみてはいかがでしょうか?
(Text: 小山薫)
[via inhabitat]
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