WEBマガジン「greenz.jp」でも何度もご紹介してきた宮城県石巻市雄勝町のこどもたちのための複合体験施設「MORIUMIUS(モリウミアス)」。東日本大震災により町の8割が壊滅してしまったこの地域で、2015年に廃校を再生し、こどもたちが森と海とつながりながら生きる力を育む学びの場として運営されています。
▼モリウミアスの取材記事はこちら
子どもたちと、まちの未来をつくる。それは自分自身の未来を切り開くこと、でもある。いま、石巻市雄勝町「モリウミアス」で働くということ。
オープンから8年目の今年、モリウミアスは新たな挑戦を始めます。津波被害のあった土地で、2023年度から公設民営の雄勝ガーデンパーク事業が開始。その事業の中でモリウミアスは元中学校跡地を活用しながら、2万平米の土地で地域資源と自然の力を活用したリジェネラティブ農業(環境再生型農業)を開始します。2024年にはワイン用のぶどうを栽培しながら、ワイン醸造まで行う「MORIUMIUS FARM」を目指します。
しかし、現時点で山土を敷き詰めた土地は、草一本生えていません。つまり、有機物や微生物がとても少ない状態の土地を、これから人が手を入れながら豊かな土壌に再生していきます。パーマカルチャーデザイナーの四井真治さんが監修しながら、地域内外の人が多く関わりながら一歩ずつ進んでいきます。
▼MORIUMIUS FARMに関する情報&取材記事はこちら
MORIUMIUS FARM
津波被害の大地を、人の営みにあふれる場所に。石巻市雄勝町で子どもたちとまちの未来をつくるモリウミアスがいま、リジェネラティブ農業に取り組む理由
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今回、2023年8月5日〜8月6日の1泊2日で「リジェネラティブツーリズム in MORIUMIUS FARM」を開催します。「MORIUMIUS」での体験宿泊に加えて、「MORIUMIUS FARM」の土壌再生のために緑肥のソルガムの種まきワークショップを行います。
困難な状況を乗り越えて再生していく雄勝の町、そしてモリウミアス。グリーンズとしても少しでも力になれればと思い、今回のツアーを企画することになりました。リジェネラティブな暮らしや農業のあり方を現地で学ばせてもらいながら、未来のために一緒に種を蒔きましょう!
今回のツアーで体験できること
①複合体験施設「MORIUMIUS」の見学&宿泊
「MORIUMIUS」に滞在しながら、自然の中での循環する暮らしを体験できます。自分たちで夕食を準備して、お風呂も薪で焚きます。雄勝半島の豊かな森と海の恵みをいただきましょう。
②雄勝町の「いまとこれから」を知る地域見学
震災から12年が経った雄勝町。2021年には道の駅も完成し、今年からは雄勝ガーデンパーク事業も本格始動。エリアを見学しながらこれまでの文脈を辿りつつ、これからの町の未来を見つけましょう。
③「MORIUMIUS FARM」での農作業・ソルガムの種まき
2万平米の土地を再生するために緑肥「ソルガム」の種まきを行います。ソルガムはイネ科の植物で生育が早く、すぐに人の背丈ほどまで成長します。育てたあとはすき込むことで、有機物を土壌に蓄えることができます。リジェネラティブ農業のひとつのアプローチである緑肥を体験しましょう。
こんな方におすすめ
リジェネラティブ農業(環境再生型農業)に興味がある方
サステナビリティを学ぶ体験宿泊施設に興味がある方
地域での循環型の暮らしに興味がある方
サステナブル・リジェネラティブツーリズムに興味がある方
ツアー概要
【スケジュール】
1日目:8/5(土)
9:20 仙台駅集合
9:30 チャーターバスで移動
11:30 モリウミアス着、ランチ(お弁当)
13:30 施設ツアー:モリウミアスの循環する暮らしを見学
15:00 まちのツアー:震災から12年、雄勝町の「いまとこれから」を見学
17:00 食事準備、風呂焚き・⼊浴
18:30 ⼣⾷
2日目:8/6(日)
7:00 朝食準備
8:00 朝⾷〜チェックアウト
9:00 MORIUMIUS FARMで土づくり(緑肥の種まき)
12:00 道の駅で各自昼食
13:00 チャーターバスで移動
15:00 仙台駅解散
※雨天決行、スケジュールは天候や現地状況に応じて一部変更になる可能性があります。
【開催&宿泊場所】
モリウミアス(宮城県石巻市雄勝町桑浜60)
【参加費】
大人:35,000円(税込)
子供(小中学生):20,000円(税込)
子供(6歳未満):15,000円(税込)
旅行代金に含まれるもの:仙台〜雄勝間のバス代、食事代(1日目 昼・夜、2日目 朝)、モリウミアス見学&体験料、宿泊代
旅行代金に含まれないもの:仙台駅までの交通費、2日目 道の駅での昼食、旅行保険代
【持ち物】
農作業ができる格好(軍手、長靴など)
夕食時にみんなとシェアしたいもの(お酒やおつまみ等)
【定員】
大人:7名
子供:6名
【申込締切】
6/30(金)
【注意事項】
国内旅行保険のご加入は各自のご判断でご加入ください。
【キャンセル規定】
ご出発21日以前の取り消し・・・・・・・・・無料
ご出発20日前~ご出発8日前の取り消し・・・ 旅行代金の20%又
ご出発7日前~ご出発2日前の取り消し・・・・旅行代金の30%又
ご出発前日の取り消し・・・・・・・・・・・旅行代金の40%又
ご出発日の取り消し・・・・・・旅行代金の50%又
ご出発当日無連絡不参加及び出発後の取り消し・・・旅行代金の100%
【申し込み】
※宿泊棟の部屋割りの都合で、参加人数を調整してもらう可能性がございます。その場合はご協力をいただけますと幸いです。
【現地コーディネート】
MORIUMIUSフィールドディレクター
1975年生まれ。アメリカで音楽やテレビの仕事を経て、キッザニアの創業メンバーとしてコンテンツの開発に取り組み、2006・09年に東京・甲子園にキッザニアをオープンさせる。2013年より宮城県石巻市雄勝町に残る廃校を自然の循環や土地の文化を体感する学び場として15年にMORIUMIUSがオープン。地域資源をいかしたこどもの教育を通じた町の新生を目指す。
2015年日経ビジネスが選ぶ次代を創る100人に選出。
【ツアーガイド&同行スタッフ】
NPO法人グリーンズ 共同代表
1988年4月仙台生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。新卒でSNSマーケティング会社に入社。2014年10月よりWEBマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズにスタッフとして参画。2021年4月より共同代表に就任し「いかしあう社会」を目指して健やかな事業と組織づくりに励む。同年5月に熊本県南阿蘇村に移住。釣りとスケボーと自給自足がしたい二児の父。
国立音楽大学卒業後、Web制作、広告制作、編集を経てフリーランスエディターとして活動。2017年に東京から長野県富士見町に移住。3児の母。家族5人、犬2匹、猫3匹とともに、あらゆる生活家電を手放して約9坪の小屋で暮らすミニマリスト。2020年に竹でつくったトイレットペーパーの定期便「BambooRoll」の販売を手掛ける、おかえり株式会社の共同創業者として取締役に就任。2023年4月、WEBマガジン『greenz.jp』編集長に就任。
春になると、どんな山野草が芽を出すか、庭を観察するのが日課。ミニヤギを飼いたいと考えている。
NPO法人グリーンズ 事務局長・会員事業担当
1985年生まれ。ガイドブック編集、旅行会社、NGOを経て、グリーンズへ。「もっと気楽に生きるには」をテーマに、気になった場所へ旅をしては、現地の暮らしを体感し、そこで得たエッセンスを、自分の暮らしや地域に取り入れるという探求をしています。
茅ヶ崎在住、2児の母。サーファーを夢見るカナヅチ。
フリーランスエディター/ライター。神奈川県茅ヶ崎市在住、ふたりの子どものお母さん。 想いに寄り添い、話を”ありのまま”にきくインタビューと、想いの根底にある話の”本質”を伝える執筆・編集をライフワークにしています。想い描くのは、「一人ひとりが、ありのまま、そのままの自分を肯定できる社会」。今日もありのままに、子どものとなりで、生きています。
フリーランス/百姓(見習い)
1997年横浜生まれ。東京農工大学卒。東京大学大学院中退。専門は環境教育/社会教育。
ライターとして各地を旅して社会課題やサステナビリティについて発信する傍ら、渥美半島(愛知県)で自給自足シェアハウスの運営や、農的暮らしの体験ツアーを開催する。目指すはなんでもできる令和の百姓!
南西旅行開発株式会社代表取締役。南西諸島を中心に島の自然や暮らしと触れ合う旅行商品の開発、販売、コーディネートに従事。2017年に株式会社余白探究集団を起業、島根県の離島の空き家を改修しコミュニティスペースとして再生したり、未活用の資源を活かした誘客プログラム作り・情報発信のサポートにあたる。島と関わり続ける中で、一見豊かな都市の暮らしが持続的でないと考えるようになり、都市の暮らしを持続可能に近づけるための事業を地元品川で展開すべく準備中。
【お問い合わせ】
ツアーに関するご質問などはこちらのメールアドレスにお願いいたします。
tourism@greenz.jp
(担当:南西旅行開発 内山貴之 + グリーンズ 鈴木さやか)
【旅行企画実施】
企画実施:南西旅行開発株式会社(※)
現地プログラム企画運営:NPO法人グリーンズ + 公益社団法人MORIUMIUS
※南西旅行開発株式会社
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-8-7 青山宮野ビル2階
東京都知事登録旅行業 第2-2824号
総合旅行業務取扱管理者 内山貴之