【20180210_申し込み受付2/19(月)までです。みなさんのご参加お待ちしてます】
こんにちは、勉強家で元greenz.jp編集長の兼松佳宏です。「BEの肩書き」探究クラスは、普段の仕事の肩書き=「DOの肩書き」ではなく、もっと深いところにある”あり方”の肩書き=「BEの肩書き」をじっくりと探求していくクラスです。
やっていることが多すぎてひとつに絞れない、いまの肩書きに何だかしっくりこない。いまの仕事や働き方に悩んでいる、子育てや移住などでターニングポイントを迎えている、そんな方々にもお届けしたい特別クラス。東京では初めての開催です!
トークゲストには、社員ひとりひとりの名刺に「BEの肩書き」を検討中という、株式会社ツクルバ 代表取締役・COOの中村真広さんをお招きし、フリーランスだけでなく組織に属するという生き方において「BEの肩書き」はどんな可能性を秘めているのか、探ってゆけたらと思います。
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「BEの肩書き」って?
「肩書き」って必要なのかな? 「肩書き」は自分を伝えるものだけど、それだけで自分という存在は伝わっているのかな? みなさんはそんなことを思ったことはありませんか?
そもそも肩書きの役割とは、自己と他者のあいだのコミュニケーションをより円滑にするために、「わたしのこと」を端的に知ってもらうための糸口を提供することです。とはいえ働き方も多様化し、複業やらパラレルキャリアやらが当たり前となってきた今、「肩書き」という概念そのものが面倒なもの、扱いにくいものへと変わってきているのかもしれません。
最近では「肩書きに囚われない生き方」というふうに、「私の肩書きは、私の名前」と宣言する方も少しずつ増えているように思います。僕自身も実のところ、「私の仕事は、兼松佳宏」だと本気で思っています。しかし、そう内向きに唱える分には問題なさそうですが、それを実際に外向きに名乗るとなると相手に「?」マークを浮かばせてしまうかもしれません。
やはり誰かとつながり、ともに何かをつくりだしていくには、何らかのヒントが必要です。そして時代から取り残されつつある「肩書き」に、もう一度新たないのちを吹き込もうという試みが、この「BEの肩書き」なのです。
「DO×BE」がその人の仕事の個性を決める
誰かと初めてお会いするとき、あるいは公の場で自己紹介をするとき、「何をやっているか」を説明するのが普通です。ほとんどの名刺に載っているのは「DOの肩書き」であって、わざわざ「どうあるか」という「BEの肩書き」を共有する機会はほとんどないといってもいいでしょう。
でも、当たり前のことではありますが、同じ「デザイナー」という職業であっても、ひとりひとりによって完成したデザインは何だか違います。仕事の進め方や普段の習慣においても、何らかの個性があります。それは、どうしてでしょうか?
その問いに対する僕の仮説が、想像力をかき立てる「詩人としてのデザイナー」と、的確に課題を解決する「医者としてのデザイナー」と、とにかく豪快な「冒険家としてのデザイナー」が違うように、「BE」としての「DO」、あるいは「DO×BE」が仕事の個性を決めているのではないか、ということです。
先日も京都でバスを乗っていたら、「お笑い芸人としての運転手さん」とめぐりあいました。その方は車内アナウンスでボケを連発するのですが(もちろん安全運転の範囲で)、終点までオンステージで、地元の人も観光客もクスクス笑いながら、車内に不思議な一体感が生まれていたのです。このとき僕は人生で初めて「この人の運転するバスに乗りたい」と思ったのですが、きっとこれは働き方研究家の西村佳哲さんのいう「そこにいる」感じだったのかもしれません。
「BEの肩書き」でできること
わざわざ肩書きをDOとBEに分けてみることで、どんなメリットがあるのでしょうか? ひとことでいえば、複数の社員をまとめるための企業にとっての「企業理念」のように、複数の自分をまとめるための「自分理念」を持つ、ということです。
例えば、今までの足跡を振り返る、いってみれば「(have)BEENの肩書き(ずっと○○だった人)」を通じて、かつての自分をリフレーミング(捉え直し)し、自分を起点に行動するための軸を持つことができます。また、学生であれば「(will)BEの肩書き(いつか○○である人)」を意識することで、今の勉強や活動と将来をよりリアルに結びつけることができるでしょう。
あるいは、「(can)BEの肩書き(○○の可能性がある人)」として、かつて描いた夢をBEの部分で叶えることができるかもしれません。例えば、かつて「小説家」に憧れながらまったく違う仕事をしているという人も、ある商品のブランドストーリーを一から考えたり、自分の子どものためにオリジナルの絵本をつくったりしていれれば、それは「小説家」というあり方そのものなのです。
どんな内容のクラスなの?
とはいえ、「BEの肩書き」を発見することは簡単ではありません。「自分のことは自分がいちばんよくわからない」と言われるように、自分を客観的に観てくれる他者の存在も不可欠です。そこで今回の「BEの肩書き」探求クラスでは、ゲストの「BEの肩書き」を学んだり、参加者同士でサポートしながら、時間をかけて「BEの肩書き」を探究してゆきます。
ワークショップでは「ホールシステム・アプローチ」や「ポジティブ心理学」、「マイプロジェクト」など、ソーシャルデザインの分野で注目されている科学的知見や手法を活用するので、そういうワークを自分でやってみたいという方にとっても、きっといい経験になると思います。
ゴールは、まったく新しい生き方へのシフトというよりも、本来の自分らしい生き方を自らデザインすること。もちろん「BEに根ざした新しい事業やプロジェクトをはじめてみたい」という方の挑戦もお待ちしています!
このスクールで学べること、得られること
・自分らしく生きるための軸を発見できる
・「自分らしくあること」にたっぷり向き合える
・「BEの肩書き」をともに探求する仲間ができる
・ポジティブ心理学、ホールシステム・アプローチを体感できる
こんなひとに参加してほしい!&オススメ!
・やりたいことがありすぎてひとつにしぼれない
・いまの肩書きが何だかしっくりこない
・現状の仕事や働き方に悩んでいる
・子育てや移住などでターニングポイントを迎えている
開催概要(全5回)
講座日程
第1回 2月23日(金)19:00 – 21:30
第2回 2月24日(土)10:00 – 13:00+ランチ!
第3回 3月5日(月)19:30 – 21:30
第4回 3月10日(土)11:00 – 15:00
第5回 3月26日(月)19:00 – 21:30
カリキュラム
第1回「”BEの肩書き”って何?」
前半には、そもそも「BEの肩書き」とは何かについて、「勉強家」という肩書きに至るまでのストーリーを交えながらレクチャーを行います。後半は「偏愛マップ」など、受講生同士が知り合える時間です。
第2回 「”わたしのBE”を探求する」
「BEの肩書き」の糸口を見つけるには、他者の視点が不可欠です。この回では「ユーダイモニア・ヒストリー」「ストーリーテリング」といった手法を通じて、「BEの肩書き」を贈り合うワークを行います。
第3回 「”あのひとのBE”を知る」
さまざまな分野で活躍する方々に「BEの肩書き」についてお話を伺います。今回は社員ひとりひとりの名刺に「BEの肩書き」を検討中という、株式会社ツクルバ 代表取締役・COOの中村真広さんをお招きします。
第4回 「”わたしのBE”を表現する」
この段階での「BEの肩書き」を発表し、その探求のプロセスを共有します。
第5回「“わたしのBE”からはじめる」
成果としての「DO×BE宣言」を発表し、お互いにメッセージカードを贈ります。また全5回を通じて学んだことや考え方の変化について、全員で振り返ります。
このクラスで得られること
・自分らしく生きるための軸を発見できる
・「自分らしくあること」にたっぷり向き合える
・「BEの肩書き」をともに探求する仲間ができる
・ポジティブ心理学、ホールシステム・アプローチを体感できる
こんなひとに参加してほしい!&オススメ!
・やりたいことがありすぎてひとつにしぼれない
・いまの肩書きが何だかしっくりこない
・現状の仕事や働き方に悩んでいる
・子育てや移住などでターニングポイントを迎えている
【スタッフ】
◎ 講師/ファシリテーター
兼松佳宏 (勉強家/京都精華大学人文学部 特任講師/「スタディホール」研究者 )
1979年生まれ。ウェブデザイナーとしてNPO支援に関わりながら、「デザインは世界を変えられる?」をテーマに世界中のデザイナーへのインタビューを連載。その後、ソーシャルデザインのためのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げに関わり、10年から15年まで編集長。 2016年、フリーランスの勉強家として独立し、著述家、京都精華大学人文学部特任講師、ひとりで/みんなで勉強する【co-study】のための空間づくりの手法「スタディホール」研究者として、教育分野を中心に活動中。 著書に『ソーシャルデザイン』、『日本をソーシャルデザインする』、連載に「空海とソーシャルデザイン」「学び方のレシピ」など。秋田県出身、京都府在住。一児の父。 http://studyhall.jp
【ゲスト】
中村真広さん(株式会社ツクルバ 代表取締役 CCO/エグゼクティブ・プロデューサー)
1984年生まれ。東京工業大学大学院建築学専攻修了。不動産ディベロッパー、展示デザイン業界を経て、2011年、実空間と情報空間を横断した場づくりを実践する、場の発明カンパニー「株式会社ツクルバ」を共同創業。デザイン・ビジネス・テクノロジーを掛け合わせた場のデザインを行っている。2015年4月から、建築とその周辺産業の発展に寄与するべく、一般社団法人HEAD研究会の理事に就任。昭和女子大学非常勤講師。著書に「場のデザインを仕事にする」(学芸出版社/2017)
会場
会場 グリーンズオフィス
東京都渋谷区神宮前2-9-15アズマビル1階
東京メトロ 千代田線 「明治神宮前」駅、銀座線「外苑前」駅、副都心線「北参道」駅、JR「原宿」駅からそれぞれ徒歩10分
参加費
一般 ¥48,000(先着10名)
グリーンズピープル割 ¥40,000(先着2名)
学割・遠方割 ¥40,000(先着2名)
※学生/遠方割はあわせて先着2名まで。遠方割の対象は「現在、関東4都県(東京/神奈川/千葉/埼玉)以外にお住まいの方」です。
※ピープル割は、greenz.jpを寄付でサポートしてくださる読者限定です。まだの方もこれ機にぜひ◎ 先着2名まで。→グリーンズの寄付読者制度「greenz people」
定員
12名
※最小催行人数8名
※申し込みは先着順です。定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。
※開講の決定は開催5日前までご連絡いたします。
申し込み方法
下記「申し込む」ボタンをクリック!申し込みページで決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。 ※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。
申し込み締切
2月19日(月)22:00
みなさんのお申込みをお待ちしています!
ご質問がある方は、school [at] greenz.jp まで!
※グリーンズの学校【よくある質問】まとめました!まずはこちらをご確認ください
グリーンズの学校・卒業生の活躍「マイプロジェクトの育て方」
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