副編集長のコウタです! greenz.jp編集部で働き始めて7年ぐらい経ちました。今日は、僕の新たな挑戦についてお話します。
グリーンズに入社してからこれまでの間、いろいろな取材先から「クラウドファンディングに挑戦するので、プロモーションになる記事を書いてください」という依頼を受けたことがありましたし、かつて虎ノ門にあった頃のリトルトーキョーのオープニングもクラウドファンディングで行いましたし、MotionGalleryの大高健志さんとは「クラウドファンディングのその後」という連載をしていたことも。
でも、実は、僕自身がクラウドファンディング実行チームの中心に立って活動し、伝えたいメッセージの可視化・編集だとか、各所との調整に取り組んだことって一度もなかったんです。そんななか、今回、この9月1日より初めてコアメンバーという形でクラウドファンディングに挑戦することになりました。活動のリーダーは、僕にとってゴッドファーザーのような存在の辻信一さんとソーヤー海さんのおふたり。
おふたりと何を訴求し、経済的協力を募るのかといいますと、それは一昨年から開催されている「しあわせの経済」国際フォーラム。辻信一さんとヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんが首謀者となって始まった、ローカリゼーションというムーブメントを日本から世界へ発信する国際会議の日本開催。NPO法人グリーンズも、実行委員会構成団体とメディアパートナーとして一昨年の第1回目から参加しています。
ローカリゼーションとは、大量消費・文化均質型のグローバリゼーションに対して、地域固有の文化を大事にし消費を煽ることなく自分たちのしあわせをKPIにした経済圏をつくろうという考え方です。この機会に学びたい方は、『幸せの経済学』というヘレナさんが監督をつとめ製作された映画をご覧ください。
今回は、このカンファレンスの実行資金を募ります。目標金額は300万円。クラウドファンディングの活動拠点は、いつもお世話になっていて、コレクターにもケアが行き届いているMotionGalleryでやることに決めました。2000円以上の寄付をいただけると、もれなく今年の11月9日〜10日に明治学院大学戸塚キャンパスで行われる国際フォーラムに参加いただけます。(遠方などで参加できない方向けのリターンもご用意しております。)
僕は、実はソーシャルデザインやグリーンズに出会う前から、ローカリゼーションに注目していました。この考え方や振る舞いは地域を変え、新たな経済圏をつくり、その結果新しくて市民が主導して幸せを追求できる社会が誕生することにつながるのでは、そう思っていたのです。なので、今回満を持して、ローカリゼーション運動に関わりたいという思いと、greenz.jpの編集者というアイデンティティが重なった感覚がありますね。非常にワクワクしています。
僕らに募金していただくか否かは置いておいて、ぜひ、まずこちらのMotionGalleryのページをご覧ください。そして感銘・共感を抱いたら、あなたもこの活動の輪にカモン!
– INFORMATION –
~グローバルからローカルへ。あたらしいストーリーを一緒に育てよう!
11月9、10日に「しあわせの経済」国際フォーラムを横浜で開催。国内外でローカリゼーションの好例を作り出している人々を集め「インターローカル」なネットワークを形成したい。また、記録映像を制作し、この潮流を全国に広めたい。
https://motion-gallery.net/projects/EoH2019/