旅行者が旅先の現地人の家に泊めてもらえるWebサービスCouchSurfingや、以前greenzでもご紹介した部屋を貸したい人と宿泊したい旅行者をマッチングするサービス「airbnb」など、新しい旅の仕方が広まっています。
CouchSurfingは世界各国で200万人以上がユーザー登録しているにもかかわらず、日本ではわずか5000人ほどの利用者しかおらず、世界で広まっている新しい旅のあり方は日本ではそれほど広まっていません。そんな流れを変えてくれるかもしれないサービスが本日リリースします。
roomstayで貸したいと泊まりたいをマッチング
「roomstay」は、日本版aribnbともいえるサービス。家を貸したいという人と、短期間での宿泊先を探している人とのマッチングを行います。宿泊先を探す人は、場所や宿泊を希望する期間を入力し、自分の条件にあった宿泊先を探し出します。予約をしたら、あとは実際に行って宿泊。宿泊可能なのは最大で10日間となっています。
部屋を貸し出すホスト側は、自分の部屋を登録します。このとき登録に料金はかかりません。料金や予約可能日はホスト側が自由に設定できます。料金に関しては最低料金が2000円となっているので、そこだけ注意が必要です。登録が完了したら、宿泊希望の連絡を待ちます。連絡が来たら、承認か拒否かを選択し、その後メッセージのやりとりをして連絡をとることができます。
部屋のホストとなる人は、Facebookのアカウントを登録し、部屋情報が載っているところにその情報も掲載されます。これによって、泊まりたいと考える人は、どんな人が部屋を貸してくれるのかがわかります。お互いにどんな人が事前にわかる、ということは安心して宿泊する上で大切なことですよね。
airbnbと旅が好きだった
roomstay運営会社の「みんなのマーケット株式会社」の浜野さんは、airbnbができた当初からおもしろいと思っており、airbnbの運営に個人的にメールを送るなどして関わりを持っていたそうです。ご自身も旅が好きで、実際にairbnbも利用されていたんだとか。
仕事で出張することも多く、せっかく遠くまで来ているのに、ビジネスホテルに泊まるのも楽しくないし、もったいないと考えていたそうです。どこに行ったのかよりも、そこで誰と会ったのか、それが大事だと考えていると、浜野さんは語ります。もともと旅好きな性分と、airbnbというサービスの仕組み自体が好きだったということがきっかけで、roomstayはスタートしました。
地方の民宿にも利用してもらいたい
都市圏だけではなく、地方でも利用できるようにしていきたいと考えているそうです。とくに、地方の民宿にはとてもいい宿なのに情報があまり表にでることがなく、人が訪れていない宿も存在します。そういった宿がroomstayに 情報を掲載することで、その宿に人が泊まりに行くようになるにしていくことを目指しroomstayはサービスを運営していきます。
そのために地方の民宿を運営している人々で、ネットリテラシーが高くない人でも、roomstayが利用できるよう、Facebookで地域をサポートするヤドノマドとの連携も考えているそうです。
新しいライフスタイルのきっかけに
みんなのマーケット株式会社では、個人でお金を稼いで食べていけるようにしてきたいという想いをもって、サービスを作っています。都市に暮らす人の出費の大きな部分を占めるのが、家賃。roomstayで部屋を貸し出すことで、家賃を削減できるようになれば、お金にも余裕ができて、より多くの時間を他のことに割くことができるのではないでしょうか。
旅先で誰かの家に泊めてもらう。部屋に余裕があるから、誰かに貸してあげる。これまでとは異なった人との接し方。生活の仕方をおこなってみることで、ライフスタイルが少しずつ変化していくかもしれません。宿泊してみたいという方、泊まりに来ていいよ!という方はぜひroomstayをチェックしてみてください。
airbnbについて調べてみよう。
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