今日はアムネスティがWEB上で実施した、世界の飢餓について考えさせるキャンペーンをご紹介します。このキャンペーンで使われたのはyoutubeの動画。ネットに親しんでいる世代は、手軽にエンターテイメントを楽しめるので、あまりガマンに慣れていませせん。でも世界には、わずかな食べ物を得るために、長い間待たなければいけない人たちがたくさんいます。そんな事実に気づかせるためにアムネスティが行ったのは…。
まず、youtube上に気になるタイトルの動画を25本アップしました。たとえば「Eメールの勉強をするサル」とか「エルトン・ジョンの歌を歌う鳥」といったタイトルの動画です。それらの動画は、再生をしはじめるとプツプツと途切れます。そして、こんなコピーが表示されます。「たった15秒なのに、もうイライラしちゃてるんですか。世界には15年も食糧を待っている人がいるんですよ。」
ちょっと動画が見られない自分が情けなく思えてきますよね。そして、自分が恵まれていること、世界には困っている人がたくさんいることを考えさせてくれます。見せないことで、考えさせる。地味ですが、けっこうブッ飛んだ表現の仕方だと思います。