みなさん、「奇跡のリンゴ」という本をご存知でしょうか。
日本で初めて無農薬・自然農でリンゴを育て、一躍注目を浴びた木村秋則さんの本ですね。
今回ご紹介するのは、同じく無農薬・自然農で育てた奈良県のお茶「大和茶」を原料とした、日本初の“ワイルドクラフトコスメ”「QUON(クオン)」です。
「ワイルドクラフトコスメ」って何?
そもそもみなさん「オーガニックコスメ」ってどんなものかご存知でしょうか。
オーガニック=「有機栽培」。有機栽培というのは、化学肥料を使わずに、また遺伝子操作をせずに作る農法です。無農薬で作られた植物を、 単に「オーガニック」ということは出来ますが、それを証明するためには、第三者機関の認定を受けなければなりません。
日本の有機野菜認定の基準は、 過去2年間、農薬も化学肥料も使用していない土壌で栽培されていること、 化学合成農薬や化学肥料は使用していないこと、遺伝子組み換え原料は使用していないこと、などの基準があります。
そうして有機栽培で作られた植物を使った化粧品を、 「オーガニックコスメ」と呼びます。
QUON(クオン)は、オーガニックを超える自然農法(しぜんのうほう)で作られた、新しいジャンル「ワイルドクラフトコスメ」の、日本初・日本発ブランドです。
自然農法とは、肥料や農薬を一切使わないばかりか、不耕起(耕さない)、不除草(除草しない)、不施肥(肥料を与えない)、無農薬(農薬を使用しない)を特徴とする農法。
奈良県大和高原で、自然農法で栽培された「大和茶」をはじめ、海外輸入に頼らない「国産の自然原料」を極めて高い比率で配合。「天然成分100%」「化学成分完全フリー」を実現しています。
使ってみると、香りも合成の刺激的なものではなく、日本的な、ゆったりとした自然な香り。
使い心地もやわらかで肌に馴染みやすく、使う人にとっての優しさも考えたコスメであることが分かります。
大学とのパートナーシップなど、ソーシャルな試みも凝縮!
しかも、QUONの新しい点は、ワイルドクラフトであるという点だけではありません。
日本に残された自然と共生しながら、次の世代のために利益を生み出すサスティナプルな取り組みを行おうとしています。
たとえば…
「農商工等連携事業計画」認定プロジェクト
原料の大和茶を仕入れているのは、奈良大和高原で年々拡大する大和茶の耕作放棄地を「自然農」で再生させる活動を行う健一自然農園。高齢化や継承者不足で年々増え続ける荒廃した農地を自然農の農地に変えることで、農地の回復や雇用の確保に一役買っています。
このため、QUONは農林水産省・経済産業省から「農商工等連携事業計画」認定を受けています。これは、農業と商工業が協力して新しいプロダクトやサービスを開発し、国内の地域や産業を活性化する取り組みに対して与えられるものです。
産学連携、効果を追い求めて大学の研究所とコラボ
効果を追い求め、近畿大学農学部「生物制御化学研究室」、静岡県立大学大学院「老化制御研究室」といった日本国内の大学研究機関とパートナーを組み、ワイルドクラフト原料の有効成分の分析や、抽出エキスの効果検証を行います。
これまでのオーガニックコスメは、自然に作られたというだけで効果のほどはいまいち不明瞭、というものが多かったのですが、少しでも効果を明らかにするという姿勢があるというのは頼もしいかぎり。
日本の美しい「未来」を見つめたソーシャルなプロダクト「QUON」。
化粧品選びから、製品の背景にあるソーシャルグッドな活動に貢献するのも良いかもしれませんね!
QUON(クオン)のウェブサイトでオーガニックコスメをもっと調べてみよう。