東日本大震災の被災地支援に向け、募金箱を抱えて「募金、お願いします!」と呼びかける人々…。”被災地の役に立ちたい”という熱い思いを胸に、積極的にアクションを起こしている人々の姿を見ると、なんだか自分まで励まされている気になる今日この頃ですが、こんなちょっとファニーな募金活動は、いかがでしょう?
ツルンとしたタマゴっぽいこちらのロボット「DON-8r」は、英ダンディー大学(University of Dundee)でプロダクトデザインを学ぶTim Pryde氏が開発したもの。公園や街の広場、ショッピングセンターなどに置くと、愛らしい音と動きで、人々を楽しませ、募金を呼びかけます。「ハロー、ハロー」と周りの人に話しかけ、後頭部にあるコイン口にお金を入れると、「サンキュー!」とお礼を言う仕掛け。キュートなしぐさに、子どもたちはもちろん、最初は遠巻きに見ていた大人までも、いつしか魅了され、「もうちょっと、コイン、入れちゃおうかな」なんてことになるようです。
ちなみに、以下の動画は、ダンディーのショッピングセンター「Overgate Shopping Centre」で実施した、試用実験を兼ねた“募金活動”の様子。この活動を通じて集まったお金は、「Dundee Science Center」に寄付されたそうですよ。
実際、このロボットを活用するにあたっては、いくつかクリアすべき課題もありそうですが、募金活動には、クリエイティビティを働かせ、ときには、人の好奇心や関心をくすぐる工夫も必要なのかもしれませんね。「募金すると、楽しい気分になる!」そんなカタチを示す一例といえそう!
[via PSFK]