3月11日に起きた震災の復興に向けて、現在、多くの人々により様々なアクションが行われています。多くのアクションが行われる中で、見えてきている課題があります。それは、”市民、NGO、企業などさまざまな団体が別々に行動してしまっていて、連携が十分に行われていないこと”。
被災地を支援しようとしている人々が”TAG(タッグ)”を組むように互いに連携し合い、被災地のためにできることをしよう。そんな考えから、中古車販売業などを行う株式会社ガリバーインターナショナルと、コラボレーションプラットフォーム、Blabo!は「Gulliver TAG PROJECT(ガリバータッグプロジェクト)」をスタートします!
被災地では多くの車が故障してしまい、交通手段がなく移動も、輸送もままならない状態となっています。ガリバーは、創業の地が福島県であり、東北地方にも店舗が多く存在するため、従業員やその家族の多くの方が被災されました。そのため「被災地のために、自分たちが持つ中古車というリソースを活かしてなにかしたい!」という想いがありました。
しかし、中古車を提供するといっても、どんな人たちが必要としているのか、どんな用途で使用したいのか、どのように提供したら、多くの人にとってメリットがあるのか。などなど、不明なことが多くあります。さらには刻々と状況が変化していく中、多くの人の知恵、アイデアが必要で、市民、NGO、企業の枠を超えた協力を行う必要があるとガリバーは考えました。そこで生まれたのがこの方針です。
「中古車100台の使い方を、あなたと決める。」
みなさんから情報、ニーズ、アイデアを投稿してもらい、オンライン上でブレストを行って、ガリバーが持っている中古車100台というリソースを、どのように被災地のために役立てることができるのか、というアイデアを募集します。
現地入りして、現地の救援、復興支援に関わっているNGO/NPOの方からの情報、ニーズ。実際に、被災地支援のために車両が必要な場合は、Blaboへ投稿お願い致します。
あわせて、メールアドレス[pr@glv.co.jp]へ、メインで使うエリア、団体名、担当者名、ご連絡先、使用予定期間を記載し、メールをお送りください。その際、件名を【ガリバーTAGプロジェクト】としてメールいただくようお願いいたします。
そして、すぐにできるかわからないけど、「こんなふうに使用できるといいんじゃないか」、または、「今必要としている」といったみなさまからのアイデア、情報をどんどん送ってください。
もしかしたら、あなたのアイデアで、お化粧品を詰め込んだコスメカーが生まれるとかそのような被災地を明るくできるような発想もお待ちしております。
それらをBlabo上で募集します!OLIVE PROJECT 代表の太刀川さんのお言葉を借りると、「知恵やアイデアによる支援だって、ありうる。」みなさんから投稿されるアイデアだって、支援となります!私たちに何が出来るのか、みんなで考えましょう!
最後に。
ガリバーが、こういったアクションをとるのには理由があります。ガリバーが、どのような想いで今回のプロジェクトをスタートさせたのか、その想いをご紹介します。
ガリバーの想い
株式会社ガリバーインターナショナルは、被災者の救済および被災地の復興に役立てていただくため、車両を合計1000台提供させていただきます。Blabo!経由では、100台を提供します。
福島県は当社の創業の地であり、また、東北地方にはガリバー店舗も数多くあり、多くの従業員およびその家族も被災しております。 一日も早い復興を心より祈念するとともに、ガリバーは全社をあげて支援してまいります。
現在、被災地に多くのNGO、市民ボランティアが駆けつけ不眠不休で救済支援をおこなっています。また、現場に入ることができない方々もボトムアップで義援金集め、行方不明者情報検索システムの立ち上げなど多くの動きが生まれています。
このような活動される方々と、どのように救済に貢献できるかを検討するうちに、ひとつの課題が見えてきました。それは、市民、NGO、行政、企業がさまざまな形で救済活動を行っているため、情報共有や、連携がなかなかうまくついてつかないこと。 ガリバーも同様に、どのように車両を使ったらいいのか、どの団体と連携したらよいのか、被災地はどのような状況なのかを把握しづらい状況にあります。
そこで、被災者、生活者、NGO、企業の垣根を越えて、いま自分たちができることをともに考え、ともに行動していくこととしました。みんなでひとりひとりができることを合わせ、タッグを組み、被災地救済という目標に向かう。
TAG(タッグ)を組む。 それが、いま我々にできることです。
ガリバーは、合計1000台の車両を提供します。Blabo!経由では、100台を提供します。 被災者の親族、生活者、NGO、行政の方々、いま被災地でどのように車が必要とされているか(ニーズ)、どんな使い方をしたら被災地に貢献できるのか(アイデア)、支援にあたっていて車が必要な団体を教えてください(情報)。
刻一刻と事態は変わり続けていますが、それに対応した支援をしたと考えています。 みなさんの情報、ニーズ、アイデアお待ちしています。 ともに手を組み、この被災に立ち向かっていきましょう。
株式会社ガリバーインターナショナル