YouTubeでは、ウェブ戦略サービス企業「See3」などと提携し、非営利組織による優れた動画を表彰するコンペティション「DoGooder Video Award」を開催。5回目となる「DoGooder Video Award 2010」の選考が、現在、進められています。
「DoGooder Video Award 2010」では、2011年2月4日から3月2日までの間、米国・英国・オーストラリアの非営利組織を対象に、社会貢献活動について紹介する動画を公募しました。組織の規模によって、小規模(Small)・中規模(Medium)・大規模(Large)の3つのカテゴリーに分けられているほか、今年から、500ドル以下で製作された動画のみを対象とする「BEST Thrifty video」賞を新設。受賞作品にはそれぞれ、「Case Foundation」から2,500ドルの助成金が提供され、2011年3月にはこれらの作品がYouTubeのホームページで紹介されます。
ちなみに、昨年のコンペティションでは、750以上もの投稿作品の中から、「Darius Goes West」による以下の動画が「BEST Small Organization Video」を受賞したほか、「BEST Large Organization Video」には、「Canadian Cancer Society」が受賞。17,000人の一般ユーザが投票に参加し、15万ビューを記録したそうです。
動画は、非営利組織にとって、ウェブサイトやツイッター、フェイスブックといったソーシャルネットワークと同様、自らのミッションやメッセージ、目標を広く共有するための強力なメディア。他のコミュニケーションツールと異なり、ビジュアルや音楽などを使った表現ができるのも利点です。greenz.jpでは以前、NPOのためのYouTubeチャンネル「VISO give」についてご紹介しましたが、このようなオンラインプラットフォームが整備されると同時に、「DoGooder Video Award」のような公募型のコンペティションを定期的に開催されることによって、非営利団体における動画メディアの活用を推し進めることができそうですね。
「DoGooder Video Award 2010」では、3月7日から、ファイナリスト16作品に対する一般ユーザからの投票がスタート。こちらのYouTubeチャンネルにアクセスし、「これいい!」と思う動画を選んで、投票に参加してみましょう。
[via Mashable]
「DoGooder Video Award 2010」について調べてみよう。