米ハーバード大学在籍時にマーク・ザッカーバーグ氏(Mark Zuckerberg)とともに「Facebook」を創設し、2008年米大統領選挙の「オバマ・キャンペーン」ではソーシャルメディア戦略を統括した、ソーシャルメディア界の”寵児”クリス・ヒュージ氏(Chris Hughes)が、社会変革のための画期的なソーシャルネットワークサービス「Jumo」を立ち上げました。
西アフリカ語で「together in concert(ともに協力し合おう)」という意味を持つ「Jumo」は、社会貢献に取り組むNPOや慈善団体と一般の人々をつなぐソーシャルネットワーク。創業者のヒュージ氏は、Facebookやオバマ・キャンペーンでの自身の経験から、「オンラインテクノロジーは、よりよい社会に変革するための強力なツールとなる」と考え、このサービスを開設しました。従来の社会貢献向けオンラインコミュニティは、NPO・慈善団体のファンドレイジングに重点を置くものがほとんどですが、「Jumo」は、一般ユーザとこれらの組織とが中長期にわたってコミュニケーションし続けられるオンラインプラットフォームを志向しています。
「Jumo」は、Facebook、ツイッター(Twitter)、アメリカの地域情報口コミサイト「Yelp」を“イイとこどり”したような仕組み。関心があるProject(非営利団体)やIssue(社会的課題)をフォローして、最新ニュースをニュースフィードで閲覧したり、気に入ったコンテンツをFacebookのような「Like」ボタンでチェックすることが可能。自分の居住地近くにあるNPOや慈善団体をオススメしてくれる機能もあります。また、「Jumo」のユーザ同士がフォローし合うこともできますよ。
このソーシャルネットワークサービスは、Facebookのアカウントを持っている人ならば、誰でもユーザ登録OK。ログインすると、以下のような画面が表示されます。インターフェイスはFacebookと似ていますね。
また、各Project(非営利団体)には、Facebookの「Fanページ」のような個別ページがあるので、特定のNPO・慈善団体の情報をまとめて知りたいときは便利。右上には、Projectをフォローしているユーザが表示されるので、自分と興味や関心のテーマが似たユーザさんとつながることもできます。
「Jumo」は、一般ユーザに、自分が関心を持てる社会的課題や社会貢献活動との出会いを提供してくれる一方、NPO・慈善団体にとっては、自分たちの活動や志をより多くの人々に知ってもらい、応援してくれる「ファン」と継続的につながることができるというメリットがあります。ちなみに、「Jumo」にはすでに3,500以上ものNPO・慈善団体が登録されているとか。アナタも、このソーシャルネットワークで、応援したいチェンジメーカーやじっくり考えてみたい社会的課題などを探してみてはいがか?
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