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共創ワーケーションは、「ワーク×トランスフォーメーション」の場!?グリーンズの「共創ワーケーション@沖縄県うるま市」体験記(後編)

この記事は「プロモーションうるま・OTSサービス経営研究所・ヒトカラメディア共同企業体」との共同企画で制作しています(PR)

前編に引き続き、NPO法人グリーンズの有志メンバーで沖縄県うるま市での「共創型ワーケーション」を体験した様子をお届け。沖縄の暖かさとおおらかな空気感にすっかりリラックスしたメンバー。後半では、さらなる地域の人たちとの出会いと、現地の方と一緒に考えた「いかしあうつながり」の資源ワークショップをレポートします。

ぜひみなさんも旅する気分で追体験してみてください。

※NPO法人グリーンズでは、体験取材を行った2021年11月19日〜22日、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されていないことやその時点での感染状況をふまえ、一般社団法人プロモーションうるまと協議の上、検温、マスク、アルコール消毒等の適切な感染症対策を実施し、現地を訪問しました。取材後、感染の報告が無かったことをご報告致します。

まずは頭をからっぽに。伊計島の小さな浜で静かに自分と向き合う

「1年先、10年先、そして100年先のうるまの未来を共につくろう」。このコンセプトを掲げる沖縄県うるま市のまちづくり会社「一般社団法人プロモーションうるま」

単に都会からリゾート地に来て、自分の仕事だけをする一般的な「ワーク+バケーションのワーケーション」とは違う、地域の人と一緒にまちと関わるきっかけづくりのための「共創型のワーケーションプログラム」を実施しています。

今回、そのテストケースとして、グリーンズのメンバーが参加するかたちで2泊3日の共創コアプログラムが組まれることになったのです。

プログラム初日、うるまの美しい海と、沖縄の人たちのおおらかなやさしさに触れ、すっかりリラックスしたグリーンズのメンバー。2日目午前は、うるま市島しょ部の島の中でも最奥にある伊計島(いけいじま)を訪問しました。

まずは島の漁港に車を置いて、集落を歩きながら小さなビーチへ。ベイカント(空白)プログラムとして、浜でゆっくりする時間を取りました。

伊計集落の道路沿いにある大きなガジュマルの木の下には、涼やかな風が吹いていて気持ちいい

前日の穏やかな海とは違って、ときおり強い風が吹いて波は少し荒れ模様でしたが、お天気は今日も最高。岩陰で物思いに耽ったり、砂浜でサンゴのかけらを集めたり…。各自思い思いの時間を過ごします。

少し波があるビーチで海を眺めたり、うとうとまどろんだり。魂を洗濯したみたいな時間

沖縄の伝統と知恵を農業にいかす自然循環農法の玉榮智仁さん

「命薬のあの土」は、伊計島の集落内にある古民家を改修してつくられた沖縄の伝統野菜の魅力と命薬(ぬちぐすい)を体感できる古民家ヴィーガンカフェ。

運営するのは、15年以上前から那覇で玄米菜食を提供するカフェを経営し、沖縄のロハススタイルを提唱・実践してきた一般社団法人LOHASヴィレッジプロジェクト上地正子(うえち・しょうこ)さんです。

こちらでランチを頂きながら、今回のワーケーションプログラムのプロデューサー、「じょりい」こと田中啓介(たなか・けいすけ)さん曰く「沖縄におけるオーガニックな取り組みの、超パイオニア的な存在!」という、上地さん、みなもと農光の玉榮智仁(たまえい・ともひと)さんのお2人にお話をうかがいます。

上地正子さんと玉榮智仁さん

まずご登場いただいたのはみなもと農光の玉榮さんです。玉榮さんは、30年以上前から沖縄の伝統農法の知恵を現代に応用した野菜の栽培に取り組む農家。

玉榮智仁さん

 

大学在学中は海洋学を学んだ玉榮さんですが、漁場の調査中に老齢の男性が発した「山の木を切りすぎるから魚が捕れない」という言葉に衝撃を受け、「海だけでなく山や森も知るべきだろう」と訪れたのが、偶然にも有機栽培を行う農家。そこでお手伝いをしたことで有機野菜栽培に目覚め、独自に農業をはじめました。

最初は「散々な結果」。自然は甘くないと痛感しながらも、どんどん農業にのめり込んでいったある時、ふと沖縄でおじいさんから聞いていた言葉を思い出します。

玉榮さん 祖父はよく「今日は満月だから種をまくんだ」とか言っていて。

旧暦が根ざしていた地域だったので、満月の前後になると「出血すると止まりにくいから刃物を触るな」といった話も当たり前のようにしていて、そうした旧暦の月のリズムを農業に取り入れようと思いついたんです。

農法の中に月齢を入れた方法なんていうのは、当時あまり参考になるものがなかったので、例えば、潮が満ちてきたときに大根や人参がぐっと成長するとか、この日にはさみを入れたら腐りにくいとか、テントを張って一昼夜観察することもありましたね。そういう経験を10年ぐらい積み重ねていきました。

植物の種類や個体によっても「その子の個性があってね」と愛おしそうに話す玉榮さん。そうして野菜の持つ本来の力と自然の知恵を取りこんで育てた野菜は、病気や環境に強く、元気でおいしい野菜に育ってくれるそうです。

熱心に野菜についての説明をする玉榮さん

長い年月をかけて少しずつ確立していった玉榮さん独自の自然循環農法ですが、ここ10年ほどは、より高度な、科学がつくり上げてきた知識も利用しながら自然の力を活用する、バランスの取れた「見た目も栄養価もよい作物」づくりを目指すようになりました。

この日のランチで使われた野菜たち。ぴかぴかしていてきれい!

玉榮さん 人工肥料を使わずオーガニックで、きれいで栄養価の高い野菜をどうしたらつくれるだろうか? という課題に対して、屁理屈を言わずにスーパーに並んでる形と見た目が同じものをしっかりつくる努力をしてね。

今はようやく買っていただく方に「いいね、綺麗だね、上等だね」って言っていただけるような技術レベルまで持ってこられるようになったかな。

勘や感性でやっていた時代もあったけども、今は土壌分析もきちんとメモに残して。それでも「今年は3勝16敗だった」なんてこともあるんですけど。

笑顔で「昔は頑固だったなぁ」と振り返る玉榮さんを前に、20年以上愚直に目の前の課題に取り組み続けたその力量や執念にも思えるパワーに圧倒されたわたしたち。「極めていかないと生きる道はないし、自分のやりたいことが表現できない。生活のために志を止めず、自分の研究を続けられたのは幸運だった」と謙虚に話してくださったのがとても印象的でした。

玉榮さんの深いお話に、質疑応答でも活発なやりとりが交わされました

お話後の質疑応答では、介護施設で働くメンバーから

「農園で培われた見えないものに気づく力はどのように養うのか?」
「養うために農園で修行するのもありなのか?」

といった実生活に即した質問も。

ちなみに玉榮さんの答えは「観察する人間の感性によって気づきのスピードは違うけれど、時間をかければ気づきの感度を上げることはできる」とのこと。他にも農業分野を超越した話題も出て、時間も大幅オーバーしてお開きとなりました。

玉榮さんのお話の後は、お待ちかねのランチをいただきます。登場したお重ランチは、野菜や雑穀などざっと30種類ほどが詰まっています。もちろん、玉榮さんの苦労と想いが詰まったお野菜もたくさん。デザートもついて、大満足!

「野菜だけではお腹いっぱいにならない」というイメージを持つ人でも十分満足できるようボリューム満点のお重形式のランチ

味が単調にならないよう調理法にも細かな工夫を凝らしているのがわかります

沖縄オーガニックブーム振興の立役者
「命薬のあの土」上地正子さん

続いて、わたしたちの昼食をつくってくださったカフェ「命薬のあの土」オーナーの上地正子さんに登場いただきました。

正子さんは、過去に大病を患ったことをきっかけに、現代医療の問題や食環境、地球環境問題を深く考えるようになり、「自分にはできない、自信がないとか言っている場合ではない。今自分にできる精一杯の努力をしよう!」と強く決意したことが、自らの活動の原点だと話します。

その後、「ロハス」という言葉をキーワードに、那覇市でオーガニックカフェを開業。県内で1万人単位の大規模イベントを開催するなど、多様な活動を精力的に続けてきました。

「自分にとって、玉榮さんは戦友みたいなもの」と話す正子さん。カフェ開業の際に偶然出会った玉榮さんの自然循環農法に感銘を受け、この農法を広めたいとカフェで玉榮さんの野菜を使ったメニューを提供してきました。

店内は琉球風水も取り入れ、気の流れをよくするなど細部にこだわりを持ったつくりのため、誰もがホッとする空間になっています

正子さん わたしは今より15年前、玉榮さんはそのさらに前から、オーガニックとか自然農法をやっていたので、周りからは「ちょっと変わった人」扱いをされてたんですよね。

「野菜だけでこんなにも美味しい!」って思ってもらえるように、「野菜と会話しながら調理してる」って真面目にみんなに言ってたら、みんな「???」って。最近になって、やっぱりわたしちょっと変わってたのかなあ、って認識するようになりました(笑)

正子さんは野菜の美味しさや自然とつながる大切さを伝えるために、カフェでの食事提供以外にも、農業体験ツアーなど、長年さまざまな工夫を凝らしたイベントを続けてきたそう。たとえば食事交流会は、毎回テーマを決めて、玉榮さんに野菜や農業の話をしてもらった後に、玉榮さんの農園でつくられたお野菜をいただく内容なのだとか。

カフェを始める際「菜食を商売にするだなんてもう絶対やめた方がいい、沖縄そばも出しなさいなんて家族に言われた」と、正子さんは笑いながら話してくれました

正子さん 沖縄って恵まれた環境で、1年中野菜もできる。沖縄の人は歴史的な問題との絡みもあって、どうしても外に目が行きがちだけど、実は自分たちの足元にたくさん宝物がある。沖縄から世界に発信するぐらい豊かな自然や文化があるのに。

那覇市内で沖縄のオーガニックな魅力を伝える活動を続けていた正子さんですが、2019年、縁がつながり伊計島と巡り合い、島に拠点を移しました。

正子さん どんどんリゾート化されていく沖縄の中で、このうるま市島しょ地域というところが、唯一と言っていいほど昔の沖縄の暮らしが色濃く残るところなんです。この大切にしていくべきものを、次世代にどうやってつなげていくか? やっぱりそれは、人と人をつなぐ「食」からだよね、と。

現在は、週3回のカフェ運営のほか、島の素材をいかした商品開発や子どもたちの遊び場づくりなどに注力中。今後のプランとしては、農業体験や島の暮らしが体験できるような宿泊施設としての整備も行いたい、と話してくださいました。

お二方とも先駆者ならではのご苦労がたくさんあったであろう、というお話でしたが、共通して感じたのは自然に対する敬愛の心。自然のリズムで生きることを何よりも大切にしてきた彼らの悠然とした佇まいに、都会の忙しさに翻弄されがちなわたしたちグリーンズメンバーは、うらやましい気持ちになるとともに、自らのあり方を内省したくなる時間となりました。

命薬のあの土の全景。以前は104歳になるおばあちゃんがひとり暮らしをしていた古民家だった。老朽化が激しかったが、沖縄の伝統を残しつつ大幅なリノベーションを施して再生した

伊計島共同売店「愛と希望の共同売店プロジェクト」小林未歩さん

この日、最後に訪問したのは、カフェから歩いてすぐのところにある「伊計島共同売店」。ここで「愛と希望の共同売店プロジェクト」を行っている小林未歩(こばやし・みほ)さんのお話を聞きました。

小林未歩さん

共同売店とは、小さな集落で生活をするために、互いに支え合う相互扶助の考えをもった共同体で、住民同士が資金を出し合ってみんなで運営するお店のこと。100年以上も前に沖縄で生まれた形態で、現在も県内各所で自治的に運営されています。

小林さんのお話と共同売店の魅力については、ここで書ききれないほど興味深く、読者のみなさんにぜひ深く知ってもらいたい!との声が大きかったため、ここでは写真だけ。別途記事でお届けします。

伊計島共同売店の全景

うるまの人と共に見つける
「いかしあうつながり・資源ワークショップ」

プログラムの最後は、場所を変えてうるま市のコミュニティセンター・いちゅい具志川じんぶん館へ。

うるまの資源とはいったい何か?
共創とは何か?

と考える前に、まずは沖縄を俯瞰する視野でものごとを捉えよう、と、じょりいさんが招いてくださった株式会社うむさんラボの比屋根隆(ひやね・たかし)さんのお話を伺います。

比屋根隆さんは「沖縄は世界を豊かにするヒントが詰まっている島」と語ります

比屋根さんは「沖縄から社会をより豊かにする人財や事業を創出する」というミッションを掲げ、沖縄に多いシングルマザーや子どもの教育環境改善にも取り組むなど広く活躍されています。「うるまは、沖縄が『世界のオキナワ』になるために必要な、地方の宝物のすべてが詰まっている場所」だと、共創の場を盛り上げるべく、熱くお話をしてくださいました。

比屋根さんの情熱のこもったお話で会場の空気も温まったところで、いよいよ「いかしあうつながりー資源ワークショップ」のスタートです。

資源探しワークショップ
「うるまで見つけた資源、自分の資源を可視化しよう」

ここからはgreenz people事業部の小倉奈緒子が講師となり、うるまの地域人材の方も交えて2日間の総括となる共創の場づくりをワークショップ形式で行いました。

まずは全員でくるま座になって地域人材との出会いを振り返った後、「うるまに来て気づいたこの地の資源と、新たに気づいた自分の資源は?」という問いを立て、振り返りながらメモに書きだす作業を2グループに分かれて行いました。

ここで言う資源とは、石油や自分の優れた能力といったわかりやすいものだけではありません。9種類の資源がよくみえる「資源メガネ」をかけたつもりで状況をみてみると、あらゆることが資源となり得ることに気づきます。

スライドJPG 9つの資本についてはこちらの記事ーしあわせのDIY、みんなで楽しくやっちゃおう! グリーンズが開発した「いかしあうつながりデザインカード」に詳しいので、よかったらぜひ読んでくださいね!

うるまが持つあらゆる資源(資本)と、自分の持つ資源がかけ合わさると、今まで気づかなかった多くの共創の可能性がありそうです。

今回のワーケーションプログラムのうるま側統括のじょりいさんは、グリーンズのモットーである「いかしあうつながり」の中でも「しあう」の部分が大切だと強調します。

じょりいさん 共創は、まさにギブアンドギブというか、お互いに対等で出し合う平等な関係性が大事。うるまの課題という見方でこの地を見ると、もちろんいろいろあるけれども、それらを来た人に解決してもらうという視点じゃなく、この2日間みなさんと一緒にいて「いいよね」って言って宝物を見つけるように、お互いが共感する部分をもとに共創が起こるのがいいと思っていて。

Aチーム 各チームともうるま在住の方も交えての意見交換を行いました

Bチーム「その発想はなかった」とお互いの付箋メモを見ながら話も弾みます

2チームの発表では、子どもたちが第2の田舎を持つことができる「デュアルスクール」や技術や遊びのアイデアを合宿形式でつくり上げる「ハッカソンワーケーション」、海を見ながら老後も通え、おじいやおばあの話が聞ける「共同宿店」のアイデアなど、限られた時間の中でもユニークな発想の共創プランが多く出されました。

Aチーム資源マップ WEBメディアとスクール事業を行うグリーンズならではの、「うるまのオウンドメディア」や「ライタースクール」など、もとの事業をいかして展開するアイデアも

Bチーム資源マップ 子どもがプログラム参加したことで教育関連のアイデアも多数

短い時間ではありましたが、うるまで生活する人と訪れたわたしたちが一緒になってさまざまなアイデアを考えたことで、確実にお互いの距離が縮まりました。また、うるまで次にやるべき課題や未来の様子が浮かんできたことで、「また来るぞ」という気持ちが高まるという効果もあったように思います。

最後に子どもたちからも沖縄滞在の感想発表のうれしいサプライズが!

プログラムは、共創へのスタートライン

うるま市を舞台に行われた共創ワーケーションのプログラム。取材チーム講師含む12名の参加メンバーのそれぞれが「思い切って仕事を片付けて来てよかった」「忘れられない時間になりそう」と口々に感想を話す、心に響く3日間となりました。

特に今回、コロナ禍の合間を縫っての開催とあって、同じ組織で働いていても実際に顔を合わせることがほぼなかった人たちが、感染症対策に気をつけつつも実際に会って話をしたこともあり、以前なら当たり前だった「集まって話す」ことそのものの素晴らしさを実感しました。

また、幼い子どもが一緒に家族でプログラムに参加したことで、子どもたちの視線の鋭さに驚いたことも。彼らなりに沖縄の良さを感じて表現してくれたことは、「今後のワーケーションプログラム運営にもすごく参考になった」とじょりいさんも太鼓判。
 
共創、つまり共に何かプロジェクトや事業を創っていくことは、そう簡単に実現するものではありません。お互いに知り合って、仲良くなって、信頼関係を築いて初めて成り立つもの。今回の2泊3日プログラムでは、その長い道のりの大きなきっかけづくりの第一歩を踏み出したばかりといったところでしょうか。

子どもたちも沖縄の自然と人のやさしさに触れて「また来たい!」

「ワーク×トランスフォーメーション」のワーケーションの可能性

共創型ワーケーションに参加するときの考え方は、「自分の仕事を現地でする、という意識ではなく、新たな仕事、働き方、生き方を紡ぐものとしてワーケーションを捉える」ことではないかと思います。今回参加したメンバーの感想で、このプログラムに参加し、さまざまな気づきを得たことで「何年もずっと封印していた想いを解放させるきっかけになった」と話す人もいました。

今までと違う働き方や行動を取ることで、自分の内面からの変化が起こることがある。そんな、今回のプログラムでの気づきを得て、じょりいさんは、次のように語ります。

じょりいさん 一般的に、ワーケーションは「ワーク×バケーション(work×vacation)」という意味だけど、今回の共創ワーケーションは「ワーク×コ・クリエーション(work×co-creation)」、つまり共創を生み出すことを意識して設計していて。

今回のプログラムを通して、さらにその先があるなぁと。自己変容を生み出す「ワーク×トランスフォーメーション(work×transformation)」が起きちゃうきっかけにもなる可能性を感じました。

来訪者だけでなく地域にも変容が起きていくと、まちがいなく本質的な「いかしあうつながり」になっていく。それを育むのが、うるまのワーケーションの未来像なんだと思いました。

また、現地の人を紹介し、つないでくれるコーディネーターの存在が非常に重要になってくるでしょう。共創ワーケーションは交通機関とWi-Fiの整ったデスクのある施設や宿だけを手配したら終わり、という旅ではありません。変容するきっかけの触媒となるような、地域の自然や文化を知り、地域に生きる人がいる。共創ワーケーションの成功の鍵は、じょりいさんのような地域コーディネーターの存在にこそあると強く思いました。

じょりいさんのような地元をよく知る地域コーディネーターがいる地域は強い!

うるまでの滞在全体を通して感じたのは、沖縄という土地ならではの、「ゆいまーる(助け合い)」の精神です。みんなで助け合ってたくましく生きてきたその歴史を、うるまで出会った人とたくさん話したことで感じることができました。それは、明らかに普通の旅行とは違う旅の感覚です。共創型ワーケーションを通して、大きな学びとうるまに対する愛着が大きく湧いた滞在となりました。

また会いに来たくなる人がいる。そうしてまたこの地を訪れて、次第に共創が生まれ、人生が変わってしまうような経験が起こる…。あなたも、そんな共創ワーケーションの旅をぜひ体験してみてください。

滞在中素晴らしい写真をたくさん撮影してくださった小さな島のフォトスタジオ 代表 星空カメラマンのアラカキヒロミツさん ありがとうございました!

– INFORMATION –

命薬のあの土
住所:沖縄県うるま市与那城伊計130番地
営業時間: 10:00-16:00(LO15:30)
営業日:土・日・月・祝日

Living anywhere commons うるま
島の暮らしと生き方の探究が混ざり合う、みんなの学び舎として、2022年5月、浜比嘉島に元中学校の校舎をリノベーションした宿泊滞在型の新しいワーケーション拠点施設がオープン予定!
住所:沖縄県うるま市与那城平安座427-1 2階

3/5(土)に、オンラインイベントを開催します!

グリーンズと一般社団法人プロモーションうるまは、3/5(土)13:30~15:30にオンラインイベント「“3rd Place”から“0th Place”へ!自分とつながる”マイ聖地”の見つけ方」を開催します。うるま市での共創ワーケーションに興味を持った方はぜひご参加ください!

イベントの詳細はこちら

(撮影: アラカキヒロミツ)

[sponsored by うるま市ワーケーション推進事業]